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[ 読書/BL小説 ]

夜光花『それが愛なのさ』

 たぶん作者はアホな話が書きたかったんだろうなあ、というのが第一印象というか。

 つまり、アホな話だなあと思ったってわけですが。後書きをみると、「どたばたもの」というおつもりらしい。まあそうなんだけど。

 高校時代に、野球部のクラスメイトを好きになり、けれど嫌われるのいやさに遠ざかってしまった受けリーマン。セフレのいたずらのせいで、セーラー服女装で新宿を歩いてたら、その元同級生に再会、なんか酔ったそのひとにいいよられ、ついつい暗がりで云々。その後自分だとバレてしまったものの、なんか責任とれとかいわれてつきあうことに。

 そのあとも、女装好きな元セフレとか、オカマバーのごっついママとか、攻めのこと好きなかわゆい従兄弟とか出てきて、いろいろすったもんだなお話。「お、俺やるよ! ママ! 藤崎をさらってくるよ!」とか、なんかアホな台詞や展開は、アホかわいいかアホか微妙なところだけど、まああたしは結構好きだ。攻めがそうイケメンではないらしいのもいい。
 攻めと受けのすれ違いっぷりとかは結構いらいらするし、CPにはあんまし萌えないかも。ていうか、よく見ると表紙が変というか…いまいちというか。内容にもあまりあってないかもだ。
 全般的に、アホな雰囲気をさらっと楽しむぶんにはいいと思う(ただ、あたしの印象には多少の作者補正がかかってるかもしれない。

 しかし、門地かおりの絵はほんとエロイな!

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