松岡なつき『FLESH&BLOOD』6、7
ロンドン編が終わり、スペイン編に入るまでのインタールード的な部分。このあたりはふたつのおおきなオイイィィ!(@シルバーソウル)と叫びたくなるポイントがあったように思います。
ひとつめはもちろん、七巻のリリィ登場ですよ!すっかり失念してましたが、タイムスリップものの醍醐味のひとつですよね、同士との邂逅って!なんかこの話は、カイトの現代人としての感想とかよく入るし、和哉のことを思い出したりするシーンとかも結構入るので、タイムスリップものの王道らしく書きたいんだろうなあとは思うんだけど、リリィは結構びっくりした。びっくりしたというか、リリィ自体ちょっと妙だなとは思っていたので、タイムスリップものだということを思い返すと、目からウロコという感じだった。
ふたつめももちろん、ナイジェルのガチ勝負で…むくわれそうもないのでせつないお…。冷静な航海長、真面目で人見知りで一度うけいれた人間にはとことん優しいナイジェルなんて、すっごいステキじゃないですか…。奔放で豪快なジェフリーもまあいいんですけど、なんかなんでカイトがジェフリーに惚れたのかいまいちよくわからないというのもあって、余計ナイジェルが不憫。
というか、ナイジェルがこんな不憫キャラになるんだったら、いっそジェフリー×カイトではなく、デュアル攻めCPにしてくれればよかったのに、と思うんですが…。