月村奎『眠り王子にキスを』
ゲイだけど恋はしないと決めてる受けがやっているお惣菜屋さんの常連になったノンケを好きになっちゃいそうで、しかもなんか料理教室にも通ってくることになって。
受けが家族にひどくされてて臆病でネガティブで、かわいそうではあるんだけどなんかかわいそう受けとは違うんだよなあ…。攻めのこと好きになっちゃいけない、友達として対応しなきゃ、という自分への言い聞かせが多すぎて、少し読んでて疲れた。攻めは明るくてちょっと抜けたところもあっていいやつなんだけど、あまり人間味を感じなかった。末っ子で無邪気な強引さとかあっていいと思うんだけど、なにかが足りない感じだった。