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[ 読書/BL小説 ]

池戸裕子『年下の男』

 オフィスのあるビルのエレベータで出会った年下リーマンに口説かれたのですが、彼は実はインターンの大学生で、インターン中に恋人をつくれるかどうか友人を賭をしていたのです!!

 こういう梗概だと、受けの年上美人はクールというか排他的なんではないかという先入観があったのですが、けっこう社交的で友達も多く、だから年下の友達も受け入れたのだというような感じでした。それはいいんですが、しかしあんまし社交的な印象は感じられず、かえってキャラがよくわからないというか、特に特徴のないキャラになってしまった気がする。

 攻めもとくに魅力がないというか…、ていうかそもそもこの設定なので、ネタがバレた後は受けが怒って攻めが必死にくいさがるわけなんですが、もうね、受けと友達のドライブに無理矢理押しかけたりとか、後半は読んでてきっついキャラになってしまった。こういう展開しかないだろうとは思うんだけど、それにしても受けの立場からも攻めの立場からもきっつい言動ばっかりで、最後のほうは流し読みしてしまった…。

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