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秋月こお『センシティブな暴君の愛し方』(その1)

 「盗撮事件」という言葉だけ見たときにはおいおいおいおいと思ったものだけれど、まあ別にどうってことはなかったよ。

4044346461センシティブな暴君の愛し方 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部
秋月 こお 後藤 星
角川書店 2005-11-30

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 なんか、全体的に前巻『弟子達』でふりまいた伏線を回収しつつ、それぞれを更に先へ延ばしてる感じ。これでは『弟子達』が薄かったのも仕方がないかな、と思えてしまった。『弟子達』と『暴君』を一冊でまとめてもよかった気がするけど…それでは濃すぎるか。

 なので、全体に散漫な気もしたけど、それが瑕疵とは感じなかったな。それぞれに面白かった。むしろ、薄くてもいろんな話が楽しめた感じ。飯田さんと話してて昔のバイオリンのこと思い出すところとかね。

 先に進めるっていう点では、飯田さんとのデュオとか、なんてオイシイ展開なんだ…!(笑。超楽しみ。圭は弟子を是非とってほしい。薫子と高嶺の共演というか邂逅も是非。ていうか、そろそろ高嶺は来日すればいいのに。弟子たちのほうも、数馬がそのうち一家ごと悠季にベタ懐きするんだろーな~と勝手に想像し、すっごく楽しみ(笑。杏奈くんの方も気になるけれどね。とりあえず、このあたりは是非回収して欲しい伏線だな…だって、どれもこれも楽しみなので。

 あと、作者があとがきでちょっと触れてたけど、わたしは「センシティブな暴君」は圭だと思っていた。なので、桐ノ院のベベっぽさがまた発揮されるのか~、とタイトルの時点で正直ちょっとうんざりしてたんだけど(笑、でも結局恐れていたような桐ノ院ご乱心展開はなくって、安心した。出来ればこれ以上桐ノ院にガッカリしたくないもの。
 ちなみに、でも実は雪中ご乱心はアリ派です。ティレニア海横断ご乱心はナシ派です。…我ながらなんでだ?音楽上の問題なら、別に構わないのかな。

 ところで、西王路さんに連絡をしなかったことで、ああやっちまったよ、って思ってるところとか、ああまたこういうこと別に書かなくてもいいのにい…と思った。別に、単純にそろそろ会いに行こうか~でいいじゃん。現実社会ではすべきことだったとしても、別に物語の中ではスルーしといていいじゃん。特に今回はそれほど非常識なことだとも思われなかったので、余計にそう思うのかも(あんまし非常識な主人公は、それはそれでいやだし。わたしのニガテな秋月こおの身もふたもなさって、こういうとこなんですよ。こういうのなんていうのか思い出した。言わぬが花って言うんだ。

 まあそんなことも若干ありつつ(上記の文句はほぼ言わぬが花と言いたかっただけだ、全体的に不満はほとんどなくって、楽しかった。面白かった。誤植、あった?わたしは気づかなかったよ…。
 あと、挿絵がいっこもなかったね。うわーん。これは不満というか不安。後藤さんの産休の影響なのか、作者の締め切り破りの影響なのか。

 とりあえず、初読の感想はそんなところで。たぶんまた追記します。

 あっそうだ、あの比喩はどうかと思ったよ!あはははは。

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