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[ 読書/BL小説 ]

高尾理一『あんまり好きにさせないで』

 中学からの同級生、唯我独尊ぶっきらぼう美形×友人の少ないかわい子ちゃん、ただし自分の魅力には無自覚。

 基本的に受けは攻めにめろめろでご奉仕、衣食住の面倒をすべて見て浮気は見ないふり、…が、破綻、家出。というわけで、前半はほとんど受けがいじらしいというか意地を張っているというかな様子。人としてどこか足りない攻めが、どのように成長して受けを再度迎え入れるのか、というのが後半。間に中学時代のエピソード。つまり落窪ものの話型ですな。一応最後はしやわせにまとまるし、そこそこ面白かったけど、何か一味足りない気もした。

 この作者的には、いかに攻めがダメでアホか、おかしいか、というところが見所…かも(笑

 どうもかんべあきらの絵はやはり表情が薄くてニガテだ。受けのおちょぼ口とかニガテだ…。

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