高尾理一『ソウル・ドライブ』
上のアフィは再版なので、出版社と絵師の違う版で読んだ。
大会社社長次男×牧場の一人息子。
大学時代につきあっていたものの、束縛したい攻めとかそんなかんじでうまくいかなくなって破局、受けがアメリカ留学から戻ってきたら牧場が破産寸前!攻めが助けてくれるというのだけれど云々。
処女作?なのかな。なんだかいまいちこなれていない感じはあった。文章もそうんだけど、設定とか、展開とか、いまいちぎごちなかったり、極端だったり。
キャラもなんかこなれてない感じ。攻めはいろいろとダメ男なんだけれど、特に学生時代は受けも攻めも子供だったんだねえ、という感じ。
しかしやはりどうも馬術部や競馬関連の話題にものすごく力が入っていて(笑、最後の辺りのダービーとか、ベタ展開というかビックリ展開というか、なんだけど、個人的にはキライではない。
総合的に、小説としてもBLとしてもあまり面白い!って感じではなかった。高尾理一の源泉ではある作品なんだろうなあとは思った。