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[ 読書/BL小説 ]

遠野春日『秘めた恋情を貴方に』

 皇太子かわいそう…(わたしは王子キャラが好きなのだ。

 少し年齢の離れた幼馴染の能役者×外務省。
 受けの接待するどこぞのヨーロッパのモテモテプリンスは本当にただのアテウマでかわいそう。
 受けの同僚の機械人形のような仕事の出来るメガネ通訳もなんだったんだ。意味がないではないか。
 主人公二人が自覚してくっつきましたー、はいいが仕事に私情を持ち込んでるように見えてなんとも…。まあそれについては皇太子も悪いんだけど。メガネ通訳は完全に被害者とゆう感じでかわいそうじゃないか。ちょっと能役者と喋っただけで受けは変調をきたすし(笑、そんな受けに能役者も皇太子もかかりきりだし(笑。
 それぞれには悪いキャラじゃないんだけど、活きてないなあという感じ。主人公カップルの恋愛以外の物語がちょっと弱いのではと思う。
 しかし後書きを読むと、この四人で続編を書くおつもりらしく、…どうだろう、それは。

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