水碕夢見『真夜中の吸血鬼』
近未来、吸血鬼というかアンデッドを退治する軍隊があって、指導の一環でペアくまされた少尉と新米上等兵。少尉はものすごい冷たく口が悪く、いつもいじめられるのですが、実は特異体質で云々。
受け=上等兵は孤児院出身で、軍隊に売られてきてあんまりやる気はなかったり。ちょっとすねた元気系受け…で、あんまり好きになれない。
攻め=少尉は中国系黒髪ロング、冷たいのはいいけど、なんかその冷たさもただ冷たいだけというか…あんまり魅力的なクールさはないし、受けをなぜ気に入ったのかもよくわかんなかった。お兄さんの話だけでは説明になんないというか、もうちょっと二人の関わりの中で説明してくれなくては物足りない。
お話もものすごくオーソドックスであまり面白みの無いファンタジーとしかいえないのだが、CPからなにから、ちょっと古くさい印象を受けた。花丸文庫って、なんだかあんまりよくない意味でレトロな印象があったんだけど、その印象どおりだったなあという感じ。
羽根田実の絵はやまねあやのに似ている気が…。