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[ 読書/BL小説 ]

松雪奈々『なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど』

 タイトルを見て、文章崩壊気味だったらどうしようと購入に二の足をふんだのだけれど、まっとうだった…。面白かった。タイトルのアホっぽさがむしろもったいない。というか、文章だけではなく内容もわりとまっとうな感じだった(笑

 そっけないキャラな研究者の受けは、ある日オッサン淫魔にとりつかれてしまい、自分が精気を吸い取っているので三日以内に男に抱かれなければ死んでしまうとか言われてしまう。仕方なしにゲイのウワサのある部下に、友人に男を紹介してやってくれとか無茶ぶりしたら、なんかウソがバレて部下といたすハメに。

 ノンケオッサン受けが仕方なしに男を誘いつつ、ほとんど無意識に部下に惹かれてくのはわりと自然でよかった。他のヤツはやなのに部下だけは大丈夫、とかいう確認の過程はなんか冗長だったので、ちょっと説明的すぎたかもしれない。
 部下攻めは受け(+淫魔)にふりまわされまくりで、カコイイいい奴っぽいんだけどもうちょっと描写がほしかった。
 あと、淫魔の示すあれこれの制約とか魔法がテキトウっぽいのが微妙だった。淫魔も自分も初めてのことでわからんとかいろいろ言い訳してるけど、もうちょっとファンタジー的な設定はしっかりつくってほしい。あとオッサンである必要はあったのか…まあ、ギャップはよかったかもしれないけど。
 あーあとネタバレですが、攻め以外ともいたしてしまうとこがあるので、若干微妙な気もしたし、ダメな人もいるだろうなあと思う。
 でも全体的に文章も構成もよい感じで、ただノンケに淫魔というのは飛び道具だと思うし、他の設定の次作も読んでみたい。

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