"読書/BL小説"のアーカイブへ


[ 読書/BL小説 ]

間之あまの『恋とうさぎ』

 クール美人と思われがちだけどほんとはぽやぽやな受けが、初彼女に浮気されてやけ酒していると、知り合いの社長秘書に恋をしたことがないのでお試し恋人になってほしいと言われて。
 申し訳ないのだが、こんなに読むのが苦痛な本は久々だった。初めての作者ではないので、この作品が自分にとって苦痛なんだろうと思う。別作品のスピンオフらしいけど、そういう問題ではないと思う。
 受けは恋愛をしてこなかったせいだけではないだろうけど、内面が子供っぽくて悪い子ではないけれどちぐはぐ。攻めが本当にキツくて、恋愛がしてみたいといいつつ今まで散々遊びまくっていたらしく、受けにもこんなの初めてとか今までの恋人にはどうこうとか常に過去の恋愛を引き合いに出すのがすごく萎える。受けはよく平気だな。やたら手慣れて愛の言葉をささやきまくりなのも本気に見えないし萎えるし、どこから受けが特別だったのかわからない。最初から特別だったのかもしれないけど、だったらお試しの意味はなんだ(このあたりは読み落としたのかもしれないけど。とにかく好きになれない攻めで、あらすじからは堅物秘書だと思ったのに…という落差が余計に苦痛を感じさせたのかもしれない。
 お話の展開も微妙だし、とにかく苦痛で途中で読むのをやめようかと思ったくらい。ざっと飛ばし読みした。

with Ajax Amazon

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mayoiga.s6.xrea.com/x/mt-tb.cgi/3471

with Ajax Amazon