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[ 読書/BL小説 ]

秋月こお『中世遊楽団アウラ・ペンナ』

 昔ヒカルの碁とゆう打ち切りマンガがあったのですが、所詮打ち切りマンガだし読み返す気がしないし、けど売ってもたいした金額にならないのでクロゼットにしまってあります。
 打ち切りマンガとはいへ途中までは神のように面白かったことを時折思い出しては再読しようかと思うのですが、あの最後を思い出すとゲンナリするのでいまだに読み返せません。

 デスノはいまだに二部読み終わっていません。

 なんだかなあ。

 中世フジミアウラペンナ。を、古書店でみつけたので読んでみました。
 予期してたよりもずっと同人誌てか二次創作っぽかった(笑。
 結構面白かった。

 二次創作としての話をしちゃうけど、フジミパラレル二次創作のキモのひとつは、タンホイザーか否かとゆうことだとわたしは思うんですが(笑。
 だってあれはやっぱりねえ。タンホイザーはねえ。純愛ロマンス的にきわどすぎる設定だし。
 まあフジミ原作における当否はさておくとして、パラレル二次創作だと、合意に持ち込む、とか、設定や展開や環境を工夫してタンホイザーでももうちょっと合意に近いかんじにする、とか、とにかくタンホイザーを回避できてしまうのが面白いし、どう回避するのか、回避することでどう関係性が動くのか、とかいろんなバランスが変わって面白い。ってか簡単に言ってしまえば圭の男っぷりが上がるとやはりうれしいわけで。
 アウラペンナはそういう意味でも面白かった。

 …タンホイザーはあんなことの代名詞として使っていいのかどうか。
 ワグネル先生がどう思うやらだ。

 テンプル騎士団はいまだによくわからないんだけれど、とりあえず、周囲の民間人がこうもテンプル騎士団スゴイ…!敬虔!とか盲目的に言ってしまえる状況ってのは違和感があるんだけどなあ。別にいいけどね。あと男色云々の話は書き込まれてたから、資料の違いの問題なのかも(わたしもそんなに知識ないし。しかしケインの服は…テンプル騎士団って青い服じゃなかったっけか。や、黒い騎士はカッコイイですけどね。

 名前はもうちょっとなんとかなんないのだろうか。ユーリスとかはまだしも。
 あと、後書きでは続編も書くらしいことが書かれているけど、どうなったんだろう。これから出るといいなあ。

 そんなわけで結構楽しみましたがしかし、フジミパロじゃなきゃ読まなかった若しくは読んで後悔しただろうなあ…という感もあり。うーん。

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コメント

 「碁」って打ち切りだったんですか???

>やくもさん
半分以上は皮肉です…。
思い出したらムカムカしてしまいまして…。

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