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[ 読書/BL小説 ]

しみず水都『夜伽家来販売員の性活』

 夜伽家来というセクサロイド×販売員。バイオロイドなんじゃないかと思うんですが、アンドロイドだそうです(わがままだとは思うんですが、SFトンデモ設定には正直同属嫌悪する部分もなくはないです…笑

 でもセクサロイドものって実は好きです。いや、別にポルノ的な好悪ではなく、面白い筋がつくれるジャンルだと思うからです。ただでさえロボットをつくる・つかう側の、あるいはロボット自身の倫理規範の問題とか、感情の問題とかいろいろあるのに、そこに性を持ち込むと問題系が一気に二倍になるので、お話を面白くできる工夫のしどころが満載だと思うんです。

 そんなわけで、これもちょっとトンデモすぎたけど、そして筋もベタであっさりしすぎてたけど、そこそこ楽しく読んだ。
 いや…うん、いろいろムチャクチャでしたけど。受けの名前が「シュニン」で、変な名前だなあ、と思ってたら、上司はセンムで、上司父はシャチョウだったりしたので、なんかもうSFどうこうとかではなくいろいろすごい。あ、あと、文章も結構すごい。ウェブ出身の作家さんなのかな…。

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 パール文庫は色物文庫なんですかね。それはいいんだけど、なんかめちゃくちゃ薄い(内容もだけど、とくに厚さが)のだけは気になる。もうちょっと安かったらいいんだけど。

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