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[ 読書/BL小説 ]

榊花月『地味カレ』

419900551X地味カレ (キャラ文庫)
榊花月 新藤まゆり
徳間書店 2009-12-19

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 地味な社長秘書×新入社員。
 社内広報の仕事で、メディアでももてはやされてるイケメン敏腕社長の取材をしたら、社長に口説かれたのですが、むしろ地味秘書が気になるスキになるエッジ。

 …なんだこれー。イケメンに惚れられてるのに地味男を選ぶとかいう梗概はベタですごい面白そうだったのになあ。

 まず、会社内でのどーでもいい描写が異常なほど長い。受けをいびるお局上司とか、社長秘書をねらう他部署のスイーツとか、いかにも新入社員な受けの仕事っぷりとか、丁寧というよりはむしろダラダラと書かれてる。その上にだ、受けの新入社員としての不安とか就活の後悔とか、学生時代の仲間と会うと学生ノリが抜けないとか、仲間のはじめたダイナーがどうのとか、ほんとになんだこれ。
 これは、新入社員の学生時代と会社員生活のはざまのゆれうごく状況がメインの話なんですかね?そういうの期待してなかったんですけど、なんでこれBLでやろうと思ったんですかね?しかも別にうまく書かれているわけでもないし、面白くないんですが…。

 じゃあイケメンより地味男を選ぶという筋が面白いかというと、まずそもそも上記にさかれるページが多くて恋愛話がうすい。更に、イケメンは受けを気に入ってはいるものの、酒癖がわるくてからかった程度のもので、地味男を選ぶという落差を感じさせるにはアテ馬として役者不足すぎ。
 地味男も最初の印象こそ地味だったものの、性格はけっこうおちゃめだったり反応に困って受けに冷たくしたりとぜんぜん普通の人で、地味男の醍醐味がまるでない。更に受けが学生時代の軽音仲間と出かけた新人バンドのライブにイケメン姿で登場とか…もうぜんぜんわかってない!わかってないよ!

 というわけで、いろいろな意味でガッカリでした。タイトルと梗概は面白そうだったので残念だ。梗概買いしちゃったので、ちょっとでも読んでから買えば良かったなあ。

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コメント

こんにちは~
私もこれ2日前に読んだところです。

“地味”男が登場するまで30ページも新入社員のどうのこうのが続き、くじけそうになりました。読んで楽しいことでも目新しいことでも本筋に関係あることでもないので、3ページで終わらせられると思うのです。
そして、あいた27ページを、社長の絡みやら、恋人になった後の“地味”男の豹変ぶりやらに割いて欲しかった。
なんとも“残念”な1作でしたね。

>きくさん
こんばんは、書き込みありがとうございますv
そして、

>読んで楽しいことでも目新しいことでも本筋に関係あることでもない

心の底から同感です…!!!
一体あの新社会人描写はどういうターゲットに狙いを定めているのかと、かなりハテナでした…。
設定自体は面白そうだし、本当に残念の一語です…。

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