榎田尤利『神さまに言っとけ』
これはちょっと前に読んだ。
ヤクザが死んだと思ったらなんかへんな大学生の身体に入っちゃってました。天使曰く、期限内にある人間とラブラブにならないと、ほんとに死んでしまうそうです…とかゆっても、その相手である花屋店員は鶏がらみたいで黒ブチメガネのもさい風体の男ですか、そうですか。
わたし好みのSF的設定で、この設定ならばうまく書いてくれれば相当面白いだろうなあ、とはいっても面白くするにはかなり力が要りそうだなあ、と思ったのだがとっても面白かった。期待通りのベタ王道展開で、最後のオチも少し物足りないような気もするものの、このリリカルなお話にはとってもよく合っていた。
天使の設定が甘いというかよくわかららなかったのはちょっと勿体無かった。まあ話の本筋には関わらないんだけど。