小川いら『ドクターの恋』
小川いら名義はたしか初めて読んだ…のだが、結論(?)からいうと、水原とほるの良くも悪くも淡々としたとこが前面に出てきてる感じで、ちょっとあたしには合わなかった感じ。しかしこの一冊だけではわからないので、もう少し読んでみたいと思う。
麻酔科医の受けはゲイで、アメリカ帰りのスゴ腕外科医はイケメンだなあと思っていたら、なんか食事にさそわれてあれよあれよという間にそういう関係になってしまいまして。でも攻めは受けのことを軽いやつだと思ってるっぽいし、なんかこの病院に長居する気はなさげだしなので、軽々しいゲイを演じてはみるものの、しんどくなってきて云々。
受けが勝手に悪い方へ考えてもんもんとする系なので、ちょっとしんどい。もうちょっと攻めと対話(話し合いではなくてもいいから対話)してほしい。
攻めはなんか過去の恋が強烈だし、この受けに惚れたきっかけとかどんなふうに好きなのかとか、攻め視点の続編があってもなお物足りないので、もうちょっと詳しく書いてほしかった。