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[ 読書/BL小説 ]

いつき朔夜『G1トライアングル』

 馬主×ジョッキー。
 あこがれの馬ラクシュミに乗せてほしくてなんかちょっとカンジわるい馬主に直訴したら体と引き換えだと言われまして云々。

 元気っ子受けに、受けにメロメロだけどちょっといじわるしたりもする攻めはキャラがそれぞれ立っており、物語の展開もそこそこ面白かった。受けのなかよしの厩務員がちょっと悪いこだったのが淋しい…のだが、彼がいるからこそトライアングルなのか…。なんかあんまり三角関係って印象は全体としては感じなかったけど。
 しかし競馬ものってどうも恋愛面での展開がいまいちしっくりこないことが多い気もする。魅力的なジョッキーに惹かれる馬主、というのはわかりやすいのだが、馬主(大抵金持ち)に惹かれるジョッキー、の心理面というのはよくわかりづらい気がしてしまう。この作品も受けが攻めに惹かれた理由はわかりづらい。
 ラクシュミの結末が淋しい…でも物語の展開としては面白かったので、仕方ないかな…。

 受けでしかも年下低身長なのに色黒なのはBLでは珍しいかも(全く無くはないけどね。しかもカラーイラストでもちゃんとその設定が活きてるし。
 というわけでホームラン拳は丁寧な仕事をするので好きだ。口絵とか超キレイv

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