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[ 読書/BL小説 ]

遠野春日『欲情の極華』

 組長の愛人をしてた受けは、愛人をやめてサラ金会社を起こし成功したのだけれど、ずっと気になってた若頭が組をおわれたのを知って、自分の秘書兼運転手兼愛人としてひろいに行く。元若頭はめっさ忠実なものの、受けは事務的に抱かれることがしんどくなったりなんだり。そんな中、元の組で元若頭を復帰させようという目論見が出てきたらしく。

 基本的なキャラとお話はそこそこ面白かったのだけれど、メインの二人がちょっとキャラがわかりづらい気もした。
 受けは性に奔放(に、なった?)で、商売の勘はよくって、素直でなくって、なのだけれど、エクリチュールは攻め大好きで淡々とした攻めの言動に振り回されどおしなので、弱い印象というか、受け自身のキャラの印象がよわいのかも。組長の愛人になろうとしたのもなんでだったのかよくわからん。結構テキトー人ということなのかもしれん。
 攻めは結構受けに一途らしいのだけれど、かなりラストまで事務的な表面を装ってるし、結構ズルいというか計算してる?のか、よくわからんというか受けへの気持ちがもうちょっと読みたかった。

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