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[ 読書/BL小説 ]

眉山さくら『官能と快楽の砂漠(ハーレム)』

 中学生の頃、建築家の父にくっついてアラブに来たら、父が火事で亡くなり天涯孤独に、火事から助けてくれた年下王子が口きいてくれて、王子のお世話係になって数年後そんな関係になり、王の逆鱗に触れ日本へ。さらに数年後、潜伏先の剣道場に王代行みたいになった王子が現れ拉致され、再びアラブへ。王子の変わらない執着に忘れようとがんばってたあれこれも無駄になり、こうなったら王子にきっちり仕えて妻を迎えるのを手伝おう、とか決心するのです。

 うーん、ベタだったね!
 王子の言葉遣いがなんか不安定な気がした。ときどき『姫君と不夜城の覇王』の攻めがかぶってたような…そういえばこれ、続編まだ読んでないや。それはさておき、浮気疑惑の説明はちょっと足りなかった気がする。
 受けはキャラづくりなのかなんなのか、ほとんど着物着せられどおしでなんかおかしかった。途中まで、なぜかやまねあやのの絵で想像してしまっていた…。や、小山田あみは大好きなんですけどね。
 王子の弟がなんかもうちょっと活きるのかと思ってた。受けに横恋慕とか、小国の姫とくっつくとか。

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