@今月のBE×BOY。
やばい、あまりにやばい。
貴種カップルが面白すぎる。
前半は灰頭の懐蟲話があまりにキモチワルくてうげ~、という感じだった。いくらなんでもエグすぎる…。あと、回想場面の灰頭と長持の性格とか雰囲気とかが現在と全く違うのはいまいち納得できない。長持は何を考えてるのかよくわかんないし、灰頭の荒れっぷりは治ったのかどうなのか。
しかししかしそんな難点も、最後のセスでもうオールオッケーだよ。なんだあれ(笑、反則だよ。ほんとやってくれるなぁ寿たらこは。セックスピストルズはかなり王道展開だと思うので、わたしはセスはこのまま灰頭を包容するおおらか攻めのままなんだと思っていたよ。それでも面白かったとは思うんだけど(待ち続けるセスに灰頭がやがてなびいて大団円)この展開のほうがダントツにいい。すごくいい。っても、やはり王道展開ではあるだろうという予測の元、セス×灰頭は愛情込みでくっついて大団円だろうと思えるから面白いんだけどね。
セスの誕生日の約束がどうなるのか、とか超楽しみだー。
しかしセックスピストルズの攻めというか、斑類の重種たちは人格がぶっ壊れている人ばかりだな(まくべあーがダントツでいい奴、というのがなんとも…まくべあーも普通の漫画だったらわがままオレ様攻めになれそうだもの…あ、あと英国もいちおう攻めか、パートナーがいないけど。これまでの作品から考えても作者がそういう攻めが好きなんだろうな。
あと、回想灰頭の友人に麻美にそっくりな人がいるなあ、と思ってたらほんとに麻美だった…。浅見兄弟は斑類だった、と言われるとなるほど、と思ってしまった。
ついでに、ジェ○ダーSF研究会みたいな話になっちゃうけど、ボーイズラブにおいてこういう生殖機能に関する設定をつくってる物語は論じるに面白いかもなとも思った。しかしやっぱ議論が単純になりすぎるかな。
![]() | だって愛じゃない!? 海老原 由里 マガジン・マガジン 2005-09-30 by G-Tools |
海老原由里はデキる男とアリュールの二冊を読んで、なんだか微妙な作家だもう一、二冊読んでみようか、とは思っていたんだけど、新刊が出るのを知って、でも今月金欠だしな~とぼんやり思っていた。タイトルに「!?」なんてついているのでおかしいなァとは思ってたけど、あんまり気にしていなかった。けれど、書店でこのあまりにあまりなというか、なんというかアホさ丸出しの表紙を見て、ついつい買ってしまった…。
内容もアホだった。
ヤクザの次男の闇金業者と、アホさ全開で親友にだまされ100万円という微妙な金額を闇金で借りてしまう大学生。この時点でんなアホな(というか『お金がないっ』以上に信じられない設定に思えてしまう…中途半端に現実的で…)なんだけど、次々に登場する悪徳整理屋や悪徳弁護士やヤクザの長男に次々とだまされ続ける受け(ほんとアホだ)に、なぜか受けがどこに居ても探し出して助けてくれる闇金(GPSでもついてんのか)と、なし崩し的にメロメロでエロエロな二人という、もうお約束を通り越したところに存在する物語世界がなんとも…。いやはや。
しかしこの作者はアリュールみたいなシリアスものより、こういう破天荒ギャグ(とご本人が思っているかはわからないが)のほうが向いているのかもしれないと思った。
併載の短編は保父さんものはいまいちだったけどホレっぽいリーマンものはちょっとよかった。どっちも内容はなかったけど。
あと絵がすごく東城麻美に似ていると思った。あまりにも似ている。なんで今迄気づかなかったんだろう…。
これからはほんのりBLは漫画一般のほうにも入れることにします。
![]() | がっこうのせんせい 3 (3) 松本 花 新書館 2005-09-30 by G-Tools |
はやく人間になりたーい動物たちのがっこうのせんせい。
本編も勿論楽しみではあったんだけど、でもでも何より裏表紙の「あの“野良”が登場する描き下ろし短編も収録」の言葉を見た時点で既に大興奮で、いやいやしかしこれで超期待して読み進めて、その書下ろしとやらがもしも野良と雪とがもう再会できない状況なんですよ、というような内容のもの(例えば経年後の野良話とかどちらかの没後話とか)だったらどうしよう、ショックで立ち直れないかもしれん、とアホなことを心配しつつ、こんな気分で本編を読むのもどうなんだ、とか思いつつ、先に書下ろしだけ読んでみたり。
…
……
……まだ可能性はあるよ?って感じですか!?
この気の持たせ方は非常にいけずだと思います!!!
前にも書いたように、野良と雪とを再会させてくれたなら、松本花にずっとついていくってば。だからお願い、いつかは必ず、などと思いつつ。
しかしこういう書下ろしがあったってことは、野良×雪についてはやっぱ読者からの反響が大きかったとか、作者がこの二匹を気に入ってるとか、そういう背景があるんだと思うので、ますます期待して今後を待ってます。
いやしかし、本題の感想にやっと入るけど、ほんと松本花は絵も画面処理も丁寧だし、お話も手抜きがない印象なので、いつも好感がもてます。今回も河童のデザインとかもかわいいし、二匹のりすの話が中心でありつつなんとなく群像劇っぽいというかインタールードっぽい感じだったけど、とても面白かった。あと、
「でも今度は自分の事も書くように」
って、やっぱり先生&銀のお話はカワイイィので好きだなぁ。銀が素直じゃないくせに↑なんて言われて赤くなってるのがカワイイィィ。なので、次回は銀&のんのお話ということで、ちょっとがっかり…いやきっと面白いんだろうけど。
首里と優一郎シリーズその2。
あんまり話が進んでなかったし、まだこれで終わらないというのは想定できたことだったのだけど、雑誌が廃刊になったので続きは同人誌、というのはびっくりした。
優一郎の中学生バージョンを見て気づいたのは、どうやら自分は大人の優一郎の髪型が気に食わないらしいということだった。なんかダサイんだ。中学生バージョンのほうがかわいくてよろしい。敵対勢力のボスになった虎の人(なんかこの辺は人も組織も名前全然覚えてないな…)はわかりやすいヘタレキャラだなと思った。あと、だんだん首里のバーテンという設定がどーでもよくなってきてる気がした。
併録の短編はふたつともいまいちだった。わかりづらい上にあまり面白くない。
あと、正直ちょっと絵が崩れ気味かなぁと思った…心配だ…。
どうでもいいけど、しゅりとタイプして修理は出るのに首里は出ないのか。
![]() | 誘惑の羊 前田 紅葉 心交社 2005-09-22 by G-Tools |
このひとししゃも歳三だったのかー。
貴族×神父様とゆうベタさにひかれて購入したものの、イマイチ突き抜けない。表題作以外も、ドイツ軍人×留学中の日本軍人とか、元幼馴染の海賊×海軍とか、設定はオイシイもののストーリーに面白みがなくキャラ描写にも突出したところが見られない。絵もイマイチ。受けがかわいすぎるし。
なんだろう。ベタ展開は予期してたというかむしろ期待してたんだけど、ベタながらびみょうにしっくりこないというか、ツボを外している&ベタにしても必要なオリジナリティがないのだろうか、いまいち面白くない。ううむしかし、王道展開とありきたりな展開ってどう違うんだろ。
それにしてもなんだかなぁ。ギルティというかショコラコミックスはハイソなイメージをめざしてるというだけあって、いつも神父とか弁護士とか軍服とかSPとか王子様とか音楽家とか医者とか内閣総理大臣とかいった設定漫画が多くて、いつもついつい買ってしまうのだけど、そして時々おぉっと思う漫画もあるけれど、失敗だったのも多いなぁ。作家の力不足な場合も多々ある気がする。
やはり雑誌コンセプトは好きなので頑張って欲しいのだけど。
![]() | 判事殿の愛の御作法 みさと 美夕稀 オークラ出版 2005-09-12 by G-Tools |
あるところでお堅い職業モノってことで薦められていたので前作『判事殿の恋愛事情』を読んだら、絵はダメだしお話もイマイチだしでがっかりしたんだけど、また別のところでこの作家の絵が進歩したという記述を見たのでこの二作目を買ってみた。
とりあえず竹緒さんがこの童顔で裁判長とか呼ばれてて受けというのがありえないなぁとか思いつつ(いや受けは関係ないだろう)、でも30代くらいの超エリートさんで(その年代で裁判長になれるのかは知らないがまぁその辺は漫画なので)超童顔、というキャラもまぁありかな、とか思って読み進めていたら、竹緒は四十路という記述があり、もうありえないとかいう話でなくって。何ですか。半端にリアリティ追究してどうすんですか。
ちなみに竹緒さんとは表紙画像の左側の人物だそうです。
結局ですね。多少は変わったかもだけどやっぱり絵はアレだったし、そして何より判事という設定がぜんぜん物語展開に活きてないし、ラブシーンもまったく前後とのつながりがない印象(人はそれをやおいというのよ)で、前作の内容は全く忘れてしまったのだが多分あまり進歩してないんでないの?と思った。あと、全体的にキャラづけがしっかりしてなくって、竹緒も綾小路もどんな性格でどんな社会的位置づけの人間として描きたいんだかよくわかんなかった。併録の短編も古い作品であるということを割り引いても読む価値はないものだったし。そんなこんなで全体に漫画としても物語としてもちょっと評価できるところがない感じ。
なんだか本仁戻も西田東もいないのよ。
いや本仁のうぐいすはどうせいつもちゃんと読んでないんだけど(だってモッタイナイ、コミックスまで待つ。
今市子の新連載がなにやらゲイ人口が普段より多めなような印象があり、ちょっと今までとは違う傾向が期待できるかも…えー何ですかこのペ・ヨンジュンは!と思ったら冒頭の人ですか!不思議すぎる。今市子はもともと書き分けがしっかりしている人ではないし、こんな違いすぎる外見のキャラを同一人物と言われてもちょっとしんどいなぁ。しかし主人公とヨンジュン(仮)が異父兄弟という設定がまたベタで意外で楽しみ。いやこのふたりがカップルになると想定した場合に。あとおじいちゃんとかカッコイイ。葬式にアルマーニのフォーマルで出るひいじいちゃんがカッコイイ。
ウルジャンは忍空がはじまってなんだか無性にうれしい。しかしそれでもやはりあとは皇国の守護者くらいしか読めてないけど。もっと読めるものが増えるといいなぁ。えんどコイチとか連載すればいいのにと思う。
先日来「千本木×あきら」で検索していらっしゃる方が多く、やっぱりみんなそう思ってるんだ!となんだかうれしいです(コンテンツがなくてすみません。しかしみんなってだれだ?
![]() | 騎士堂倶楽部 西村 しゅうこ コアマガジン 2005-09-17 by G-Tools |
手にとってみてその分厚さにまず仰天した。いつも薄めの花音コミックス三冊分くらいあるんでは?と思ったけど流石にそこまではなかった。しかしなんで分冊にしなかったんだろー。買う方は分けないほうが安いしうれしいけど。
内容は期待通りのベタベタさでよかった。優輝がペンダントを隠された後の解決策が超期待通りでつい声を出して笑ってしまった。そうか、表紙のアレはこういう経緯で…と思って。達哉との確執の原因とかもかなりのベタベタだし期待通りで、その一方並木のじいさんとかはこれやりすぎでしょ!ってかんじでよかった。
あと面白かったのが、ボーイズラブとしての物語といっしょに、武道ものとしての物語もやや軽めながら手抜きはなく語られていたことで、しかもその武道系のお話がかなり熱血展開だったので、なんだか不思議な感じだった。それに、ボーイズとしてもスポーツものとしても、優輝がある意味では勝利しきれないことと、ライバルを妙に認めていくところとかがこのベタな物語の中は破格っぽくてしかもうまく機能してて、そんなこともあって全体になかなか面白い漫画だと思った。
![]() | Breath 5 (5) 越智 千文 海王社 2005-09-10 by G-Tools |
なんだか探しても画像が見付からないしいいや。
最初はこのベタさが気に入って読み始めたシリーズだったんだけれど、そのベタ展開をきちんと活かせてないことに正直嫌気がさしてきて、そうするとこの上手いとは言いがたい絵も難点ばかりが目に付いて、なんだかなぁと思った。
前々から書いているようにわたしはベタな漫画はキライではない。で、breathがなんでダメなのかというと、すっごい単純にベタなだけというか、ベタの基準にまで達してないというか、きちんと書ききれていない印象があるのだ。天があやまって新を刺しちゃう、とか、そういうベタさは別にいいんだけど、だったらたとえばその後で新が天を赦して、でも受け入れられないと告げる場面とかはもっとドラマチックに書く必要があるし、天の事件を契機に新と柳がラブラブになるってのもしっかり書ききる必要があると思うのだ。もっと端的に具体的に言えば、ラストにラブシーンなしってどういうことよ?別にわたしはラブシーンが好きなわけではないけれど、この漫画の場合この展開のベタさを活かすにはどうしてもそれが必要だと思うのだ。
だからこそ、柳と新のラブラブ描けなかったなぁ、描くとしたら同人誌で、なんて、思っていても別にいいけどコミックスのあとがきには書かないで欲しい。番外編のワクもらってんだから、天メインにしないで、もしくは少なくとも天オンリーにしないで、新たちの話を描けばよかったじゃないか。天の話自体も薄かったし。
まぁそんなわけで、とりあえず終わったし次の松居はもう買わないぞ、と心に決めた。しかし、天使か…とかも読んだので、この作家にはかなり投資してしまったなぁ…正直悔しい。というか、天使か…などの他作品がイマイチだった時点で割り切れなかった自分のミスだな。
