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2009年11月11日

こいでみえこ『鎖でつないで』

4403662617鎖でつないで (ディアプラス・コミックス) (ディアプラスコミックス)
新書館 2009-10-30

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 電車の中でチンピラに注意する高校生に一目惚れして同じ高校同じバイトにはいったゲイ自覚してるかわゆい系受けっこ。飼ってた犬に似てるとかいいつつ先輩もかわいがってくれるので一か八かで告白したところあっさりふられ、犬のかわりだと思って!とか無茶ゆってかわらずなかよくしてもらうのですが、先輩は双子の弟がやたらと自分を敵視して、先輩の大事な人間を傷つけるわるいこなので、だれともかかわる気はないのです。

 最近のこいでみえこはなんとなくあたし好みな雰囲気がある気がする…のだが、この作品も、攻めに拒絶されてもがんばる受けというのは面白かったのだが、いろいろ不満も残った。

 けなげな受けっこはいいのだが、先輩をアニキ呼びの語尾が~っスというのはかなりキツかった。顔はかわいいヤンキー少年だ。
 先輩は、あとがきにも書かれていたが、弟の事情のためだけではなくすごい低温なキャラで、受けっことくっついても低温なままでなんかカタルシスがない。受けはかわいくて男子校でもモテモテな設定なので、いろいろふっきれた先輩には受けっこラブラブでになってほしいし、かわゆい受けっこを心配したり周囲にちょっと嫉妬めいてみたりしてほしい。

 先輩と弟の確執もなんか設定がきっちりしてないというか中途半端。弟は兄へのやっかみで、警察沙汰にまでなるようなことしでかして海外に留学させられてたとのことだけど、それで帰ってきた弟をまた兄と同居させようという家族の意図がよくわからん。ぜんぜんふつうに生活してる描写もあったし、わだかまりが全くないのがすごい。兄は一人で家を出ようとバイト三昧だというのに…。

2009年11月08日

時逆拾壱『あぶない執事』

4904468236あぶない執事(ジュネットコミックス ピアスシリーズ)
ジュネット 2009-10-31

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 イケメン系ドS執事×高校生の坊っちゃん×黒髪メガネドM執事、メガネ執事×坊っちゃんの場合もあり。
 坊っちゃんの両親が海外に行って心配だし、そろそろ坊っちゃんも大人になってほしいからと、祖父が二人の執事を坊っちゃんとこに送り、あれやこれや。

 絵がなあ。デッサンもだが、頭身にちょっと違和感がある。あと、裸体よりも着衣のほうがデッサンいまいちというのは一体どういうことなのだろうか。

 坊っちゃん高校生にしては外見も中身も子どもっぽすぎ。小学生くらいに見える。いくらなんでも、テーブルマナーだのなんだの全く身についてないで一から教えられるって、高校生としてもお金持ちの家の子としても違和感がありすぎる。
 執事らは坊っちゃん一筋じゃないのがなあ…坊っちゃんのことは好きらしいが、祖父にも奉仕してたりするし、坊っちゃんのいない間にドSはドMをいじるし、坊っちゃん一筋!という執事ものの醍醐味がない…。しかしあのぽやぽやな坊っちゃんでは、執事が一途になってくれても、一途になれる理由がわからんというか、あんまし説得力がないかもしれない…。
 しかしメガネ執事が基本受けというのは予想外でよかったし、まだシリーズは続いているようなので、続きも読んでみたい。

 他の短編は、高校の幼なじみ先輩後輩とか、海上自衛隊先輩後輩とか、特攻隊員と門付けの少年とか。海上自衛隊は、外部から先輩の兄弟が来て3P。

 とりあえず、絵がうまくなってくれたらいいなと思う。目とか色っぽくていいと思うので、このままでは勿体ない感じだ。

2009年11月04日

田亀源五郎『髭と肉体』

 レヴィ=ストロース氏の冥福をお祈りいたします。21世紀なんだ…。

477551427X髭と肉体 (オークラコミックス) (アクアコミックス)
オークラ出版 2009-09-12

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 流石に…この表紙は…なんというか、この絵でカラーで髪ツヤベタって、怖いよー。花井みたいな坊主のひとはカコイイのになあ。
 それはさておき、中身は珠玉の作品ばかりの短篇集で、よい意味で田亀センセイ幕の内という感じでした。
 あ、基本クマ受けです。

 イケメン若者ホームレス×ヒゲ専務はやや薄味で、可もなく不可もなく。
 稚児系青年×青年を守るはずだったのになぜかいろんな人から痴漢されまくりのクマ系先輩の話は、まあほのぼのというか、ライトで面白かった。
 以前別のコミクスで短編がのっていた、イケメン少佐×白髭中将@日露戦争の話が二編あったけれど、やはりさすがに白髭受けはキツい…(笑。でも話としては面白い。あと少佐がカコイイ。
 中世フランスの騎士団長が、冤罪で延々と拷問される話は、痛々しいしかわいそう…。
 薬の取引の潜入捜査に行ってダメになって戻ってきた警官の話=表紙の二人の話も、なんか救いがなかったなあ。そしてやはり、この黒髪長髪がなんだか清潔感がないというか、イマイチだ…。
 犯罪者更生施設の話は、あたしがアホで英単語の意味がわからなかったので、オチがすごく面白く読めた。BLとしては、特殊な嗜好の描写とかかなりキモいのだが、それを上回るくらいにお話が面白かった。
 コンビニ店員に露出を見つかって三人がかりでいじめまくられる話も、オチがよかった。これも暴力描写はかなりキツい。
 お坊さんが山に鬼退治に行ったらやられちゃいました、な話は唐突にファンタジックでなんかかわいくてよい。鬼がでかすぎてラオウみたいだが…でも優しい感じで、ちょっとおじいさんぽいので、もっと若々しい系だと萌えるのになあとは思った。

 あたしはこの作家が実は(実はでもないか)好きなんだよなあと改めて思いました。基本的に、絵(リベラシオンの一面をかざるくらいだものね)も漫画もかなり巧いんだよね。
 内容面でいえば、ゲイコミって、愛とハピーエンドが物足りないなあ、と思うことが多い(もちろんこれは単なるあたしの好みなので、だから批判したいというわけではない)のですが、田亀源五郎は他のゲイコミ作家さんにくらべると、そういう要素もわりと描いてくれる気がするのです。このコミクスでいうと、少佐×中将とかがそうかな。
 あと、あとがきとか見てて思ったのは、この作家は結構頭で考えてお話つくってるとこがあるんだな、ということで、論理的にお話組みたてつつ、ちゃんと萌えて描いてる、というのはたぶんすごくあたし好みな創作姿勢なのです。
 なんか、この田亀源五郎文法のままで、キャラ設定やお話の展開はもろBLぽい作品なんていうのはどうかなあと思った。読んでみたい。

2009年10月24日

松本いなき『巨漢ハンター』

4775514083巨漢ハンター (アクアコミックス)
オークラ出版 2009-08-12

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 怪盗×警備員。盗品の代わりに尻をよこせとガチムチ警備員にせまる美形怪盗。

 この作家は最初の縄師の話のころは絵も話も好みだったのだが…。
 なんだか、キャラ設定とかキャラ描写とかがあまいのか、キャラがよくわからずどうにもこうにも。美形怪盗×ガチムチという設定はいいと思うのだが、なんか消化し切れてない感じ。
 お話もいまいち。まあ、お題ありのガチムチアンソロの連載みたいだし、仕方がない面もあるのだろうけれど。
 あと、絵は巧いと思っていたのだけれど、なんか実はデッサン微妙なのかなあと。もしかしてガチムチ歴が浅いのか、それとも逆に書きぐせでずれちゃったのか、なんか肉体の書き方がときどき微妙。

2009年10月23日

古街キッカ『鉢植えの住人』

4813052134鉢植えの住人 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 32) (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 32)
大洋図書 2009-10-01

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 表題作は、やっぱ二人とも女とつきあうべきだと思うし~とかゆわれてふられた受けのもとに、ガジュマルの木に住む赤い髪の妖精キジムナーがやってくる話。最後がちょっと淋しい…やはり三角関係というか、当て馬がかわいそうな話は淋しい…。

 のんびりゲイカップルの話は、のんびりで結構重くもあってよかった。友だちの結婚できない女の子とか受け?の妊娠中の姉とかのキャラもよかった。

 こたつの高校生CP→大学に進学の話は、いじわる攻めが意外と…なオチで、かわいい。黒髪メガネの攻めの外見もかわいい。

 最後のふった元彼が結婚して、別の友人と云々な話は、受けは勝手過ぎで攻めもこの受けではいろいろ仕方ないんだがあーあという感じ。
 でも、わがまま少年をずっと友人のまま好きだったという攻めはとてもいい。

2009年10月20日

『悪魔でハニー』オタク悪魔の元ネタ探し。

 というわけで、『悪魔でハニー』のオタクネタ、まずは自力で想像ついたものを書き出してみた。
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グレーの髪の転校生=?…あっ。もしかしてカヲルくん!?
正真正銘の魔界人、団長も気に入ってくれるだろう=ハルヒ
宇宙人が襲ってきたら歌か水=マクロスとなにかか?
光るオッドアイ=ローゼンメイデンですかね
「だよねーくさいよねー」=?
男子校にいる男装の女子=花ざかりの君たちへ
机の中で何か飼ってるルームメイトにメガネに小悪魔にな男子寮妄想=?
先輩の弟になりたいアンジ=?
スール=マリみて
バルサミコスう~=?なんかよく聞くけど
一万二千年前から引きこもりで八千年過ぎた辺りから平面に入れ込んでる姉=アクエリオン
鳥が三羽ならんだら愛してるのサイン=?
兄の右腕は弟の魂の対価となる=鋼の錬金術師
ローゼン王子=ローゼンメイデンなんですかね
セミが鳴く斧=ひぐらしとかいうあれですか
ドリルを持ってる悪魔=?
手乗りの虎はツンデレだったな=?
執事になって成功した悪魔=?なんか聞いたことはある気が
ある文献によるとホモの嫌いな女性はいないらしい=げんしけん
---
 …これしかわからない。ハテナなネタは検索してみようかな。
 それに、これ以外にもネタがあるのかもしれない。
 なんにせよ、情報、お待ちしてます!(笑

古街キッカ『悪魔でハニー』

4813052126悪魔でハニー (ミリオンコミックス Hertz Series) (ミリオンコミックス Hertz Series 66)
大洋図書 2009-10-01

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 表題作、正直ほとんど期待していなかったのだが、面白かった…!
 だって、ある日押しかけ悪魔がやってくるというのはまだしも、それがこの表紙みたいなピンクの髪のかわいい系とかだとちょっとどうなの…しかもその悪魔がオタクという設定もこのルックスでオタクとかかえって微妙…とか思ってた。

 オタク悪魔のマイペースぶりオタぶりとか、婚約者の悪魔のダメっぷりとか、なんかとても面白かった。後半になるに従ってどんどん展開がなめらかになり、もう各コマ一カ所は笑いどころがあるくらいだった。
 ていうか、むしろこれBLじゃないほうがいい気がした(笑。BL分は、王子の婚約者のドジっ子美形メガネが一手にになってほしい(笑。主人公と悪魔はCPはないほうがいい。ていうか、ドジっ子の契約者彼氏とか、一こまくらいしか出てこないのに、裏表紙にまで出張ってるし(笑。
 しかし悪魔のオタネタは半分もわからなかった…。あとで調べてみようかな。

 クラスの優等生が、チャラ男先輩にもてあそばれてんのを見て、チャラ男ラブな優等生に興味を持つ話は、最後の展開がうおおーって感じで、すごく面白く、且つ物足りなかった…!これメインCPだけでもうちょっと読みたい…!ていうか、初出雑誌確認してあああ成る程…って感じだった…。

2009年10月17日

西田東『ラブストーリー』

4403662595ラブストーリー (ディアプラスコミックス)
新書館 2009-09-30

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 なんだか西田東読むの久々だなあ。
 表紙の中世設定に惹かれて読んでみた。

 表題作は、修道院で育てられ、同性愛者であることを苦にして巡礼中の青年が騎士に出会う話。そういうこと未満なので攻め受け不明。
 西田東らしい話だった。騎士がいろいろ事情もあってわりと嫌な奴で、けど隙だらけでかわいいので受けがグっとくるあたりとか、ラストの余韻とか、西田東らしかった。

 現代の遭難ものは、別部署の偉いさん×今時の若者でゲイ。出張の際に無人島で二人きり。これも西田東らしい話だった。

 …絵があまりうまくならないな(笑。それはさておき、なんかパターン化してるのかな、なんかいまいち物足りなかった。つまらないわけではないし、どんな話でも西田東らしさがあるという意味では安定感があるともいえるのかもしれないけれど…うーん、もうちょっと変わり種も読んでみたいのだが。とはいえ、最近では全作品を通して読んでるわけではないので、あまり大きな感想を言うのもよくないかもね。

2009年10月16日

葛井美鳥『ラストマスター』

4537124970ラストマスター (ニチブンコミックス)
日本文芸社 2009-09-28

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 『レンタル・ラヴァー』と同じ世界の葛井美鳥のアンドロイドもの第二弾?

 アンドロイド会社社長の息子は、アンドロイドを利用する人間とかアンドロイドが主人のためになんでもしてしまうことに嫌悪を覚えるようになり、ボクシングで身を立てようとするも、実家の追手を恐れてアングラな賭ボクシングの選手をしてる。そこに護衛のためといって社のアンドロイドがやってきて云々。

 アンドロイドはいいね。アンドロイドは心をうるおしてくれる。リリンの生んだ萌えの極みだよ。

 護衛アンドロイドの気遣いはどうせプログラムなんだろ?という、ベタながらアンドロイド萌えの重要な要素がとってもよいですね。作者もアンドロイド萌えの人らしいので、きちんと萌えツボをわかってくれてる感じですね(笑。この作者にしては受けがショタっぽくないとこもいいですv
 かつて友だちだったアンドロイドが、主人公が思いやりを見せたために人間のいいように使われることが苦しくなって逆恨み、社と主人公の命をねらう組織をつくり云々、というあたりも萌えですね。こっちのアンドロイドはおんなのこですが(笑、ですがって何だ。
 あと、父社長の遺した秘書アンドロイドが、父への忠誠心で役目をおえたいというとことか、主人公にも結局なついて護衛アンドロイドと主人公をめぐり火花をちらす、とかいう展開もいいですね。
 敵組織とか秘書アンドロイドとか、この先の展開に期待なのです。

2009年10月11日

山田ユギ『人はなぜ働かなければならないのか』

4812471672人はなぜ働かなければならないのか (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
竹書房 2009-10-07

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 なんとなくよしながふみみたいな表紙だなあと思った。マットだし。

 表題作のシリーズは、仕事のできないバツイチ40オヤジ上司←イケメン部下。オヤジ受けかと思ったらイケメンの襲い受けで、イケメンが泣き落としたり策略したりでのんきなオッサンがほだされたりだまされたりする話。コメディタッチで面白かった。

 高校時代からの先輩にずっと片思いしてたら、知らぬ間に先輩が彼女と別れてかわいい男の子とつきあってた話は、なんか後味悪かったなあ。先輩の元彼ちょっとかわいそう。先輩も自覚したてでいっぱいいっぱいだったという状況と、ドS元彼も浮気したりしてたようだが…何でつきあったんだろ?あ、先輩がドMだからか。メガネの髪長めのイケメン後輩攻めがカコイイ。

 ブラジルに配属されたよく覚えてない同期と電話で話す話は、攻めは電話だけでよく好きになったなと思うし、実際会ったのは二度目でくっつくとか、ちょっとファンタジックではあるが面白かった。メガネの髪長めのイケメン同期攻めがカコイイ。
 …メガネっていいよねえ。

 しかしあとがき見てて、あれ?ママに彼氏なんてできたんだっけ???と思い、既刊の麗人コミクスのあとがきみようとしてついつい読みふけってしまった…。

2009年10月09日

笠井あゆみ『オトコの花道』

 今週も疲れたお…。

481247163Xオトコの花道 (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
竹書房 2009-09-26

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 なんというか、カオスだった。
 笠井あゆみといえばひたすら耽美な印象だったのだが、なんか耽美書き込み過多ギャグ、というよくわからんジャンルの短篇集だった。美味しんぼやおいのあの世界まんまだったので、耽美よりもこっちが本職らしいというか、本職にしたいらしいことがやっと理解できた。しかしギャグはギャグなんだろうが、面白いのか面白くないのかもなんかよくわからん。とりあえず、あんまりBLではないのでその点はで残念。

 あと、昔の絵はそれは確かに相当耽美なのだが、最近の絵はそうでもないというか、適度に中和されてBLコミックらしい絵になっててなかなかよい感じ。以前のひたすら耽美な感じの絵も、この人にしか描けないだろうから貴重ではあったのだろうが…しかし漫画という観点でみるとやっぱり今の絵の方がいいように思う。

 表題作は4コマシリーズで、やっぱりあんましBLではないけれど、これが一番面白かった。無自覚フェロモン男子高校生に老若男女とわずメロメロな話。
 しかしP数が少なく、4コマということもあり、かなり物足りない。そして続編が竹書房の携帯サイトで連載中ということで、初めて携帯で漫画を購入してしまった。
 コミクス部分の続きでは、ママの尽力でピーちゃんの反抗期は終了し、武蔵とコウタも仲直り(?)H。お話は今後寅之助の武蔵→寅之助な勘違いとか、コウタのフェロモンの秘密?などの展開になりそうな感じ
 中々面白いし、続編のほうがBLっぽくなってきてるのでそれはよかったんだけれど、しかし携帯の漫画って高いな…。コミックス一冊が八百円とかか。高すぎる。

2009年10月06日

高井戸あけみ『男子、花園に出ずれば』

 疲れがたまっているのです。漫画読む時間もあんましない。一週間くらいなんもしないでやおい的なことだけ考えてみたい。

4832286358男子、花園に出ずれば (花音コミックス)
芳文社 2009-09-29

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 表紙を見てあれ、えー?BFC…じゃない?同じ学校が舞台で違うキャラ…???と、微妙な気持ちになったのですが、そしてまあ微妙な気持ちはなくならなかったけど、そこそこ面白くもあったというか。

 寮生×堅物生徒会長みたいな。寮の下着盗難事件をきっかけに、空手の腕がバレで空手部の生徒会長に手合わせ申し込まれるけど断ってたら、なんか会長が家の都合で入寮することに。

 同じ学校はいいとしてもまた生徒会長かーしかもまたクールビューティ系かー三木先輩とかぶるじゃないか、と思ったのだが新しい会長は三木とはやはり違っていてそこそこよかった。最初からゲイだし、結構かわいげあるし、けどやはり三木と比べてしまうのでちょっとキャラが物足りない。
 攻めもちょっとキャラが薄い。
 モブたちは一気に大勢出てきて覚えるので精一杯だった。
 というか全体的に、単体としてそこそこ面白いし、BFCパート2としてもそこそこ面白いのだけれど、旧BFCと比べてしまうとなんだかちょっと物足りないかも…?と、ついつい思ってしまう感じだった。

 ほかの短編も同じ学校の話だったというか、結局あとでつながってくる感じ。
 決して悪くないし、今後に更に期待してます。

2009年10月02日

山中ヒコ『丸角屋の嫁とり』

4403662587丸角屋の嫁とり (ディアプラスコミックス)
新書館 2009-09-30

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 面白かったけど、ちょっと物足りなかった。

 表題作は、武家の側室の子が正室の嫉妬を恐れて姫として育てられ、なんか評判わるい商家に借金のかたに嫁によこせとか言われて父はほいほいと息子を嫁に出したのだけれど云々。
 女装受けはあまりすきではないのだけれど、この受けはかわいらしいながらもかっこよくてよかった、のでまげになってしまって…、や、それでもかわいいんですけど…(笑
 攻めが受けにめろめろのジェラスしまくりなのだが、話の構成上なんか攻めの受けラブはあんまし描かれないので、そこがちょっと物足りなかった。

 ヘタレリーマン後輩×メガネ先輩の前後編の方も、面白いけどちょっと物足りない感じだった。ふたりともそれぞれに心にあいた穴をかかえつつ、という重めの設定が、なんかあんまし活かしきれてはいないような…。

 いずれにしても、短編ではなくて三話以上の連載もののほうがこの作家さんは面白い気がしたのです。
 かわいそう設定が好きな作家さんなんだろうなという気がするし、そのかわいそうさの描写の仕方とかもあたし的にストライクな感じなので、なおさらがっちり連載ものな作品が読みたいなあと思うのです。

2009年09月27日

本間アキラ『兎オトコ虎オトコ』1

4778107861兎オトコ虎オトコ 1 (ショコラコミックス)
心交社 2009-08-28

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 なんかあんまし面白くなかったな。読んでる間はハテナをおぼえつつもそこそこ面白く読んだような気もするのだが、思い返してみるとなんだかな、という印象。

 ヤクザ×メガネ外科医。
 怪我してるところを助けてもらったヤクザが恩人を捜して、うさぎちゃんみたいなかわゆい外科医に結局めろめろ。

 外科医はヤクザに目をつけられて気の毒だが、主体性ないし印象あんましよくない。なんか最後のあたりとか自覚的ではあるが自己中だし。
 ヤクザはなんで恩人が男だったくらいで殴ろうとか思うのか。ずっと黙ってられてだまされたような気になってるのか。なんかそういうとこからこまかい機微がいまいちわからんしとっつきづらい。このキャラ独自の魅力もBLヤクザの定型の魅力もあんましない感じ。
 絵が外科医はかわゆく描こうとしているのだと思うのだが、そのかわゆさが追求されきってない感じでなんだか絵柄まいごという感じ。
 ウサギとトラというモチーフもあんましうまく活きてる気がしないし、時折出てくる擬獣化もなんかちぐはぐ。
 というか全体的に、絵もお話もキャラもまいごな感じ。
 というか、最初の攻めが撃たれて倒れてるとこで、銃創書き忘れているようで、なんかそこから既にハテナだったんだよなあ。その銃創もなんか外科医の応急処置のまま翌日から元気に動き回りまくりだし。妙に意味深だった猫は結局どういう意味があったのかよくわかんないし。

 前後編の天才少年×公務員ものもあんまし面白くなかった感じ。

2009年09月25日

稲荷家房之介『ザイオンの小枝』

4862636667ザイオンの小枝 (スーパービーボーイコミックス)
リブレ出版 2009-09-10

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 楽しみにしてたコミクスが出たー。
 のですが…。

 ユダヤ人青年×ナチ将校。
 受けは攻めの育ての親?で、戦後攻めが受けを監禁愛…???
 …という、今まで雑誌などで垣間見ていてなにやらワクワクさせられていたお話の全体像がコミクスでわかるんだろーなー、という期待は見事に裏切られ(笑、上記のような?らしき?設定の短編が数本あるものの、物語の全体像どころか、二人の関係も何があったのかもよくわからん。もうちょっとは書いてほしかった…。ネコミミ番外編はいらない…と思いつつ、このままよくわからないCPがいました、というだけだったらもっと後味わるかったかもしれないから、和み要素があってよかったのかもしれない…。
 あと受けの身体が細すぎて、監禁されてて弱っているのかな、と思いつつも、なんだか子どもみたいでちょっと残念だった。
 まあでも気になるし、続編が出たらまた読むとは思う。

2009年09月15日

奥田七緒『トリコになりました』

4862636608トリコになりました (ビーボーイコミックス)
リブレ出版 2009-09-10

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 だいたい高校生くらいの話が多く、不思議ちゃんが出てくる話が多かった印象。
 ゆるゆるのんびりで、不思議ちゃんのテンポとか雰囲気とかが合えば楽しい。
 あと、もしかしたら、テニス好きの方にはテニス二次っぽいのかもなあ。

 表題作はハーフの古典教師×秀才不思議ちゃん。なんで攻めがハーフだったのかわからんかった。
 兄の友だちにラブ、な話はシリアスでちょっとアンハッピーだった。
 メガネフェチ大学生←メガネとかライトでかわゆい。
 友人に言い寄られたけど、なんとなくつきあい始めた彼女がいるし…な話はオチにすこし驚いた。
 あとは両想いなのにすれ違いな高校生とか、不思議攻めに犬の散歩に誘われて仲良くなる話とか。
 全体にあんまし印象に残った話はなかったが、まあ雰囲気がかわゆいのでよかったかと。

大和名瀬『NEWSな彼!』

4048543636NEWSな彼! (あすかコミックスCL-DX)
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-09-01

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 スター×貧乏な高校生。
 家にテレビがない受けは、となりの高級マンションに住む超スターと知り合って、なんか気に入られてそう言うことに。

 スター×凡人ってありがちながらも王道で大好きなので、大和名瀬なので、とっても期待していたのですが。
 面白くなかった。
 なんだろうね、攻めが普通すぎてキャラがたってないんだよね。受けはふつうのこで、ふつうでもいいんだけど、攻めがキャラたってないから受けも印象薄い。
 あとお話だと結構よくある配置だけど、高級マンションとボロアパートが並んでたっているのってあんましなさそう。

2009年09月14日

みなみ遙『2乗な恋の駆け引き』

48626366402乗な恋の駆け引き (ビーボーイコミックス)
リブレ出版 2009-09-10

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 やさしくてカコイイ会社社長令息の彼と同棲をはじめたら、なんかやさぐれな第二の人格があらわれて云々。

 この設定いいよね(笑。けっこう厳しい設定のみなみ遙は面白いと思う。厳しめ設定でもどシリアスにはならないので、ちょっと勿体なくもある(こういう設定でもっといろいろつきつめて書いても面白そうだから)けど、こういうある程度の軽さの担保がある中で、厳しい設定というのも、それはそれで。
 ただ、第二の人格はあくまで主人格の一部だという設定で、やさしい攻めとちょっといじわるな攻めの二人×受け、みたいな感じには最終的にはならなかったので、あんまりお気軽過ぎなラストにもならなかった。でもそういう徹底的にお気軽なのも好きですけど(笑。

2009年09月12日

岡田屋鉄蔵『千夜一夜-しとねのひめごと』

4862636446千夜一夜-しとねのひめごと (ビーボーイコミックス)
リブレ出版 2009-08-10

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 バーのバイト×バーテン。
 相手は誰でもいい受けなのですがそれは恋愛にかんしてトラウマがあるせいらしく、放っておけと言われても攻めはなんとかしてあげたいのです。

 なんというか、シュールな残酷さとか、痛々しいとことか、びみょうにこなれない描線とか、初期の鳥人ヒロミをちょっと思い出した。絵がもうちょっとこなれてくるとすごくよさそうなのだが…。
 なんかキャラがいまいちつかみきれないような感じと、受けの昔の彼の強烈な印象とか、見守っていろいろしてくれたからってのはわかるにしても攻めを受け入れた経緯がよくわからないこととか、びみょうにすごく面白いとは言い切れないような、そんな印象だったのですよ。

蛇龍どくろ『エンドレスワールド』

4904101243エンドレスワールド (MARBLE COMICS)
ソフトライン 東京漫画社 2008-08-22

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 洋食屋のバイトが料理にゴミ入れて文句つけようとした客を殴ったら、昔の連れのいとこだったのですが、連れが死んだと聞いて昔のことを思い出したりなんだり。

 あとがきでずっと書きたかったテーマで云々、というようなことが書かれていたのだが、一体何が書きたかったのだろう…???
 バイトと元連れのいとこのふたりの思い出の中でのその男は、自由の象徴…らしいのだが、なんかあんましそういう印象もない。クスリやって、従兄弟てごめにしてってのが自由なのか?自分の気持ちとかに気づいていない感じとか、怖がりながら自死を選ぶとことか自由なのか?よくわからん
 バイトといとこがなんでそういう関係になったのかもよくわからんし、それぞれの魅力も全然わからん。元連れの魅力もわからんかったが。

 そんなわけで、キャラもお話もよくわからんし面白いと思えなかった。
 たぶん理屈ではなくて勢いとか雰囲気でのめり込めたら面白いのかもしれないけど、まああたしには合わなかったってことなんだろう…。

2009年09月09日

加東セツコ『蔓草の庭』『忘れもの』

4904101537蔓草の庭 (MARBLE COMICS)
ソフトライン 東京漫画社 2009-08

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4862526098忘れもの (ドラコミックス 214)
コアマガジン 2009-09-03

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 まとめてしまうのもなんなのだが、なんというか、どちらも薄かったので…。

 『蔓草』のほうは、社長×部下の和装ぎみCP?と、従兄弟→社長弟の若者CP。社長弟が美人な部下が気になるも、部下は無意識魔性で。なんだが、四人とも描写があっさりすぎて…。
 しかし描写があっさりなのはキャラが多いせいではないらしく、他の短編も軒並みあっさり…。だらしないリーマン×家政夫だっけ…は、受けが男らしくて、どっちが攻めか想像つかないのはよかった。

 『忘れ物』は…なんだっけ。
 表題作は倦怠期CPものだったのか。年下生徒×書道の先生とか、前後編もかける必要あったのか…。

 というわけで、絵がきれいで、男っぽい受けが散見されるのはよかったのですが、あとはお話もキャラも薄すぎて全然印象に残らず、あまり面白くもなかったのです。
 この作家さんで、原作つきの漫画を読んでみたいです。

2009年08月31日

阿部あかね『奪われることまるごと全部』

4403662560奪われることまるごと全部 (ディアプラスコミックス)
新書館 2009-08-30

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 ドSDV美人×浮気症メガネヒゲ。
 もしかしたら萌えるかも、というか美人攻めはいいよね…と思ったんだけれど、やっぱり浮気性だけはどうしてもダメだな…。
 受け、自分は浮気性で攻めの浮気はゆるさんというのはぜんぜん感情移入できないぞ…。
 攻めも受けへの「躾」にあまり愛を感じないぞ…。
 こんなつきあい方でまだ高校生というのも違和感…。あと、高校生がタバコ吸う描写はBLでもそろそろ排除してほしい…。

 放浪癖メガネ従兄弟がやってきた夏の話は、なんで互いに惹かれたのかよくわからんかった。

 全般になんだか突飛な設定や展開だけで書いてる感じで、キャラにもお話にも感情移入できないという前に面白みを感じないし、萌えも感じなかった。何を売りにしようとしているのか…。
 あ、でも絵は身体のデッサンちょっと不安だが、顔とかは上手いし魅力はあると思う。

2009年08月30日

山中ヒコ『王子と小鳥』

4832286323王子と小鳥 (花音コミックス Cita Citaシリーズ)
芳文社 2009-08-29

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 わー!面白かったというかかわいかった。こういうの、なんだかすごくすきなのです。ゆるゆるコミカルで、かわゆい雰囲気で、なのにせつない。

 おじいちゃんの借金のかたにアラブに売られた美大生。日本人の女の子じゃねえのかよ、とか怒ってる皇太子をみかねてか、弟王子が引き取ってくれる。ぜんぜん言葉もつうじないまま、ポ○モン大好き第三王子らをまじえてなんとなく暮らしてるうちにそんなこんな。

 冒頭とかトンデモBLで(笑、はしばしがすんごくゆるい。絵もゆるい(笑。
 でもなんだろうなあ、なんだか好きなんだよなあ。確かにいろいろゆるいけど、洒脱さオサレさをめざしてる感じではないし、ちょっとデッサンは不安になるが、まだぎりぎり雑ではない感じ。だからうまくコミカルかつファンタジックでリリカルな雰囲気を作れている、と思う。
 表紙絵もリリカルでいいなあ。あんましBLぽくないけど。口絵もすごくよい。

 言葉が通じないってのも実は結構めずらしいのかなあ。言葉が通じないまま、ふたりがなんとなく交流していくありようとかもうまく書いてて、王子が受けを好きになったと言ったときにそれがわかってしまう伏線とかいい。そんなに凝ったことしてるわけではないんだけれどやっぱり巧いなあと思う。

2009年08月29日

車折まゆ『コル・レオニス-獅子の心臓』

489393550Xコル・レオニス-獅子の心臓 (POE BACKS Babyコミックス)
ふゅーじょんぷろだくと 2008-06

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 なんかごく短期間ですごい絵が変わったのかな。前はちょっと捨井タスコ風というか、七十年代みたいというかだったけれど、だいぶ洗練された感じになってきて、今度はちょっと寿たらこ風味を感じるような。口の書き方が一番気になっていたのだけれど、今の絵柄ならあんまり気にならないかも。

 内容は短篇集で、最初の数本は脇キャラでつないでいくオムニバスみたいな感じ。
 漫画家のアシ×漫画家の弟、元同級生同士の編集者×漫画家とか。
 表題作は編集者の兄の弁護士×顧客のわがまま坊っちゃんで、書き下ろし。レグルスは…リアだ!リア萌え!しかしそれは全然関係ない!
 ちょっとなんというか、全体にやはりオサレ系というか、萌えよりも凝った設定とかが優先されてる印象がなくもないけど、そこそこ面白かった。

2009年08月27日

宝井さき『ロナルドの野望』

434481729Xロナルドの野望 (リンクス・コレクション)
幻冬舎コミックス 2009-08-24

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 軍服の表紙で、しかし描線も塗りもなんというかこなれきってない感じというか、なんか若干不安をおぼえたのですが、結構面白かった。

 しかしあれです、特に初めて読む漫画家さんとかは、画でクオリティを主観的に推測することが多いのですが、結構当たる気がします。
 というのも、よくもわるくもこの作品は、まっとうな軍人ものではなかったのです。
 冒頭あたりでは、言葉遣いとか立ち居振る舞いとかがあんまりにもぴしっとしてなくって、正直ガッカリしてたのですが(やっぱり軍人ものにはそういうところにビシッとした描写を期待してしまうし)、これは軍人ものではなくってなんちゃって軍隊ものだし、主眼はそこではなかったというか。

 というわけで、ちょう厳しい大尉にいびられまくりの一等兵、なんかかんかあって大尉にラブなんですが、いつもムチでしばかれまくりという話で、簡単に言うとヘタレ部下→ドS大尉なのです。
 ドSが結局受けになるというのはちょっとめずらしいですね。前述のように、設定とか軽めだしコメディだし、ライトに楽しめる感じです。
 あと結果的にドS受けだけれど、最初は見た目的には大尉×一等兵というか、つまり大尉の体格がよいので、ドS受けがしっかりした体型というのは非常にポイント高いのです!

 併載の部下×上司の無理矢理愛ものも面白かった。
 攻めはほとんどストーカーなのだが、ぜんぜん悪びれないのが可笑しい。

2009年08月25日

香坂透『お金がないっ』8

4344815955お金がないっ 8 (バーズコミックス リンクスコレクション)
幻冬舎コミックス 2009-03-24

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 そのうち読むかと思っていたんだけれど、なんかもう読まないような気がするのでまあいいかと。

 久芳兄→綾瀬でほぼ一冊、というのは個人的にぜんぜんうれしくなかったのだが…萌えどころがわからない…でもこのCP?人気あるんだろうなあ。
 というわけで流し読みしてしまった。

2009年08月21日

大竹直子『しのぶれど』

4862254276しのぶれど (キングシリーズ)
小池書院 2009-03-28

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 『白の無言』の高橋&桐島の幼年・士官学校編というか、パラレル編というか。
 結構前に買ったのですが、高橋桐島話は同人誌でほとんど読んでいたのと、併載の特攻隊ものはちょっと重そうで手をつけていなかったので、感想を書くのが遅くなりました。

 同人誌の総集編なので、小話の連続で、特にまとまったお話はまだない感じです。でも軍人言葉とか同時代の様子とかからかもしだされる雰囲気は、個人的にはとってもよいなあと思います。
 が、そういう内容面のことはまあとりあえずよくって、もうもうもう、ともかく大竹直子の軍人というか、正確には美メガネ軍人桐島(大事なことなので太字にしました)が、こうしてまとめて見られるだけで、このコミクスは値千金なのです!とにかく桐島は素晴らしいメガネなのです。ファービラスなのです。

 というわけで、メガネもしくは軍人がお好きな方は、買ってそんはないと思いますv(笑
 …ん?
 まだ学生なのだから、正確には軍人ではないのか?まあいいか。

 一方の特攻隊ものですが、BLで特攻隊ものというと、本仁戻の「桂」くらいしか思いつかないのですが、正直不謹慎なような気もしてしまいます。が、ほんとに不謹慎なのか、またなぜ自分は不謹慎だと感じるのか、という点はもう少し冷静に考えたほうがいい気がしています。というのは自分のための備忘メモですが。
 それにつけても、特攻隊といえば思い出すのはあれです。目取真俊の「風音」です。不謹慎かどうかは別として、こういう話形がつながりやすいということはあるのかもしれないなあとも思うのです。

蛇龍どくろ『シュガーミルク』

4902671840シュガーミルク (MARBLE COMICS)
ソフトライン 東京漫画社 2007-01

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 こないだこの作家の作品をはじめて雑誌で読んで結構面白かったのでコミクスも買ってみた。
 短編集、ちょっと傾向も雰囲気も出来もばらつきがあって、全般的に完成度がいまいちというか。あとがきにスランプ時期があったみたいなこと書かれてて、ちょっとがっかりしてしまった。

 表題作は、ゲイ→ノンケのゲイが及び腰でノンケのほうががんばる感じで、特に可も不可もなく。カラオケ屋バイトの頃のゲイはちょっと色っぽくてよかった、というくらい。
 先生と天才児の話とか、犬を介して知り合う話とか、短編にしても雰囲気だけすぎてお話もキャラも書かれてないので面白みも萌えもなく。
 先輩とかわゆい後輩の話はちょっとよかった。これに限らず、この作家は高校生ものが読みたい気がする。

2009年08月19日

葛井美鳥『蜜月メランコリィ』

4877241418蜜月メランコリィ (GUSH COMICS)
海王社 2009-08-10

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 前作の『最愛アンビバレント』はパスしました。だって劉はヘタレ外科医とくっついてほしかったんだもの…。

 南の島編で、いつもどおり。山崎さんのアメリカ行きのオチがよかった(笑。
 しかしほんとこのシリーズがこんなにつづくとはびっくりですね。

2009年08月18日

阿仁谷ユイジ『カンゴク69』

4904468155カンゴク69 (ジュネットコミックス ピアスシリーズ)
ジュネット 2009-07-31

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 ナイチンゲールは夜に啼くは、出張イメクラで疲れた男達を攻めまくって癒している主人公が、母の担当看護士に一目惚れして云々、という話でベタながらなかなか面白かったのだが、よく読み返してくるとほとんどお話がない…。イメクラ描写がすごく長く、看護士がどういうひとなのか、看護士はなぜ主人公に惚れたのか、とかぜんぜん書かれてない。まあ問答無用の一目惚れ、というありようではあるのだけれど、それにしてもあんまりにも何もないので、広がりはない感じ。

 表題作は監獄のような予備校で、もともとゲイ?のこが同室のこに片思いしてたのですが、性欲のかたまりな相手もノリノリでそんなことに。ちょっとアホっぽいコミカルな話で、同室の残りの三つ子とかちょっと阿部さんに似てておかしかった。

ホームラン・拳『こんなネコミミ、好きですか?』

4048543504こんなネコミミ、好きですか? (あすかコミックスCL-DX)
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-08-01

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 表題作は魔法学園もの。パートナー制度があって、わるさをすると、その生徒のパートナーにネコミミがはやされちゃうのです。2CPそれぞれかわいかった。が、もっと読みたい…ものたりない…。ロンゲの先生の話も読みたい…。
 後半の別作品は、弟→幼なじみ→主人公の三角関係もので、これはちょっといまいちだった。幼なじみが自分に告白後、事故で記憶喪失になってしまうという話と、突然見舞いに来た弟が幼なじみへの恋に気がつき、しかし主人公は弟に負い目があってという話と、二つの話を盛り込んでるものの、なんだかちぐはぐというか散漫な印象になってしまっていて、何がメインだったのかよくわからなかった感じ。

2009年08月17日

みなみ遥『迷える庶民に愛の手を』

4048543520迷える庶民に愛の手を (あすかコミックスCL-DX)
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-08-01

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 貧乏な実家のために、就職を考えお坊ちゃん高校に特待生で入った受け。特待生は学校の雑務をするという決まりがあるのですが、案の定その学年のVIP生徒のお世話係みたいなことになってるのです。雑務の内実を知って当初は仰天したものの、学費もただだしこれくらいは仕方ないよねと、ちょう金持ちの攻めのお世話にいそしむ受けに、次第に攻めは心惹かれて云々。

 この梗概からはベタな展開を期待してはいたのですが、あまりにもベタなのでちょっと手を抜きすぎでは…と思ってしまった。ベタでも、なんというか、こう、萌えさせてくれるような心の機微とか丁寧な描写とか、もう少しほしかった。

2009年08月03日

『JUNK ! BOY』9月号

 きのうの件ですが、冬水社コミックスの口絵はそもそも廃止になってたのね…気づかなかった…。

B002HZG6SQJUNK ! BOY (ジャンクボーイ) 2009年 09月号 [雑誌]
リブレ出版 2009-08-03

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 初めてこの雑誌を買った。
 SEXPISTOLSのために。SEXPISTOLSのためにだ!
 …なんて久々の新作だ。そして、たったの16ページ…。

 それにしても、ジンジャー×マクシミリアンかー。
 なんかページ数足りなくて、説明不足でキャラまでちょっとかわってるような。
 ジンジャーのだめっぷりもマックスへのラブも表層なでただけという感じでもっと読みたいよー。マックスのぐるぐるな悩みも。ふたりのヒデクニラブとかももっと読みたい。

 マキヲはほんとうにどうしょうもないが、なぜカレンはマキヲと結婚したのか…。この二人編も(カレンちゃんが不幸せな話でないなら)読みたいけれど、BL誌ではさすがに無理だろうし、ていうかマキヲカレンより前にクニマサノリヲだのヨネクニいいんちょだの、読みたいメインCPがたくさんいるからなあ…。

 ていうかマックスとマキヲがそんなことになった経緯が想像もつかないのだが…。マックスが意外にも貞操観念はそんなにかっちりしてないということなのだろうか。
 あっ。マックスがそういう設定だったら、リチャードマックスも実はあったんだったりして。だったらいいな。

 アニメになるのはビックリですね。
 今までBL関連のアニメとかCDとかぜんぜん見聞きしてなかったのですが、SEXPISTOLSと生徒会長に忠告はさすがに気になります。
 ていうかなぜいいんちょ編なのか。ていうかCD版だとヨネクニは子安武人か…ん?公式サイトみると違うひとだね。声優さんよくわからないや…なんかもう色々想像がつかない。


2009年07月20日

真生るいす『満員御礼』上

 どうも疲れが抜けないし忙しいしで、気力が沸きません…。

4813051995満員御礼 上巻 (ミリオンコミックス 56 CRAFT SERIES 31)
真生 るいす
大洋図書 2009-07-10

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 この作者のコミクスが立て続けに出るなんて、なんだか珍しい感じ。
 そして、大相撲の呼び出しと、タニマチの若旦那という異色の設定で、わーな感じなのです。

 主役二人は、まっすぐ系な呼び出しと、ちゃらんぽらんぽい若旦那、呼び出しに惚れた若旦那の従妹とかの関係がまだまだ微妙な感じで、かっちりBLではないけれど、なかなか面白かったです。特に呼び出しは、修行中の状況とかもあって、自分の気持ちがあんまり見えてない感じで、でもこれBLだしラブになっていく…んですよね???なんて、期待というか不安というかを感じてしまうのです。

 相撲が主題でも、やはり相撲取りとのCPではないのだなあ…と思っていたら、部屋の頭脳派っぽいメガネ力士が外国人力士に惚れ込まれるおまけ漫画とかあって、ますますわーなのです。

真生るいす『坊っちゃまと主治医』2

4199604081坊っちゃまと主治医 2 (キャラコミックス)
真生 るいす
徳間書店 2009-06-25

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 わがままだけどかわいくて愛されがちな病弱坊っちゃんと主治医のラブラブ第二巻。
 一巻は坊っちゃんが寝込んでばかりで、お話がぜんぜん展開しないのでは…と思っていたら、二巻ではちょっと健康になってきて、汽車にのったり勉強がんばってみたりなんだり。汽車の話はゲストCPの話がせつなかった…。
 全体的にのんびりしたヴィクトリアン風なふんいきでかわいくていい。坊っちゃんはちょっと縮みすぎな気もするけれど。

2009年07月13日

松崎司『surf trip BOYS?』

4775513990surf trip BOYS? (オークラコミックス)
松崎 司
オークラ出版 2009-07-10

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 いつもどおりの短編集だが、いつもよりもなんだか印象に残らない…割と薄いお話の多い作家だと思うが、輪を掛けて薄かったような…。
 オヤジ受けがやや多めか。料理人とくまの着ぐるみの話はちょっとよかった。
 あと『ビスポーク』のキャラが少しだけ出てて、これはよかった。ほんとにちょっとだけど。ビスポークキャラは最近、この作家の持ちキャラというか持ちネタみたいな位置づけになってきてるような気がする。そして最近では仕立屋×ヤクザではなく、仲の悪いヤクザ×ヤクザがメインになりつつあり、だがそれがいいと思う。

2009年07月12日

嶋田尚未『夜はヒミツに・・・』

4862526012夜はヒミツに・・・ (ドラコミックス 206)
嶋田尚未
コアマガジン 2009-07-03

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 担任のメガネ先生がすきなんですが誰にでも優しいのでついつい反抗してしまう高校生。繁華街でコナかけられたうさんくさい男と、メガネ先生を忘れるためにつきあうことに。

 …や、メガネはずして髪セットしたくらいで相手だとわからなくなるとは一体どういうことだ。夜間だけならまだしも、昼の光の元で会ってもわからないなんて…。
 あと先生の倫理観がどうもあわなくて、なんだか全般的にガッカリな感じだった。ベタなお話読みたくて読んでみたのだが、ちょっとそこここに無理がありすぎた。

BENNY'S『カジュアルH』

440366251XカジュアルH (ディアプラス・コミックス) (ディアプラスコミックス)
BENNY'S
新書館 2009-06-30

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 短編集。なんだかあっさりした話ばかりでいまいちだった。面白いキャラもいないし、展開もなんとなくエッチな感じになりまして、というのばかりで。そんな薄い本なので、表紙や口絵のイラストとか、どのCPだか全然判らない。印象にのこるお話がひとつもなくて残念だった。

 BENNY'Sは連載ものを書いてみてはどうか。

2009年07月06日

高井戸あけみ『ハニートラップ』

4403662498ハニートラップ (ディアプラス・コミックス) (ディアプラスコミックス)
高井戸 あけみ
新書館 2009-06-30

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 表題作は、カリスマ美容師×ゲイバーで出会った大学生、デザインがライバルに盗まれて受けを疑う話、なのだがキャラもラブもうすくてなんだかものたりなさすぎた…。
 次の不動産会社社長とライバル会社に恨みをもつ青年の話は、攻めがひょうひょうとしてて面白かった。
 リーマンの後輩→先輩は、お話はいいのだが攻めのキャラがなんかよくわからない感じだった。

2009年07月04日

英田サキ・山田ユギ『たかが恋だろ』

4813051871たかが恋だろ (ミリオンコミックス Hertz Series 61)
英田 サキ 山田 ユギ
大洋図書 2009-07-03

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 主人公は、亡き妻の兄のヤクザにたすけられつつ、幼稚園児をそだててる。日息子の同級生の叔父が実は中学校の同級生だったのだけれど、卒業の際に一方的に縁を切られててあれはなんだったの?

 オビの石原理の言葉にもあるが兄がよすぎる。攻めはあんまし個性がない…受けもあんまし個性がなくないか。なんか展開しかない感じというか、お話も、キャラの個性もうすくてあんまり印象に残らなかった。兄にまつわる筋がいちおうあるけれど、恋愛面がなんかうすいというか。攻めはこの受けのどこがそんなにすきだったのか。受けはなぜ同性をうけいれられるのか、攻めをどこでどうやって好きになってたのか。よくわからん。こうしたいくつかの疑問には、すべて「これがBL作品だから」としか答えようがないような気がした。
 あと、やはりあたしは子持ち設定は地雷みたいだ…。

三島一彦『ベイビィ ★ アイラブユー』

4048543342ベイビィ ★ アイラブユー (あすかコミックスCL-DX)
三島 一彦
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-07-01

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 『パパ ★アイラブユー』の、攻め弟×受けに片思いしてた同僚。本作では15さい×リーマンだが、当時は幼児×リーマン…。年下攻め作家ですな…。

 表題作は素直な攻めと素直になれないリーマンで、でもそれだけだったかなあという感じ。スピンオフではときどきあることなのだが、前作受けがなんか鈍感扱いされててなんだかなという気もした。
 あとは元気っこ×図体はデカイが女々しいメガネ同級生とか、つきあってるのになかなか進展しなくてじれる同級生ものとか。やや軽くあたりさわりのない印象だった。

2009年06月30日

明治カナ子『惑溺趣味』

481247115X惑溺趣味 (バンブー・コミックス REIJIN Selection)
明治 カナ子
竹書房 2009-06-27

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 今回もいいお話がいっぱいあって、アンハッピーエンドぽいのはひとつだけで、とてもよかったですv

 表題作はパトロンのおじさま×学費がほしい大学生。イロニックなやりとりしつつ、嫌われたくなくて甘えられない受けとか、実は影で大変な攻めとか、とてもよかった。古めの作品ということもあってか、ちょっと『キモチの行方』とかを思い出した。
 大学生の友人同士のはちょっと薄目だった。
 大学教授がアングラな術で人の身体を借りて、研究室のメガネ院生にうまくお持ち帰りされて後悔する話はとてもよかった!その後も読みたい!(笑、カバー下にすこしあったけれど。
 ペットロスの金持ち×その犬の生まれ変わりだと思われてるフリータの話は、ちょっとオカルトっぽくてかなり面白かったけど、攻めは受けが犬でなかったらダメなんだろうなあとちょっと淋しい。
 材木屋の中学生の話は淋しい…。

2009年06月28日

本仁戻『耽美主義』

 今週はとくに忙しかったのです。
 随分間があいてしまいました。あんまり本も読んでいませんが。

4862636098耽美主義 (スーパービーボーイコミックス)
本仁 戻
リブレ出版 2009-06-10

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 本仁戻の耽美方面の志向はあんまし(他の志向ほどには)すきじゃないかなあと今までは思ってたんだが、やっぱりあたしは本仁戻が好きで、あと耽美的なのも結構すきなのかもなあと思いつつ。
 しかし、このタイトルはなあ…(涙。こんな直接表現、ぜんぜん耽美じゃないと思うのだが…。耽美の追求よりもデクラレーションをしたかったんだろうか…。

「ヴィスコンティの映画のように」純文やめて推理小説書いてる作家がみそ汁の上手な美少年家政婦を募集したら、ちょっとトウのたった美青年がやってきて云々。
 耽美というか、耽美的なふんいき礼賛というかんじ。ちょっとついていけない。あとがきにいうこの人中二病なんだわ感が一番強い話。しかしイマイチ感があるのは、ヒゲの作家が顔がいまいちでキャラ的にもびみょうだからかもしれん。耽美な文を書く作家が、しかしすごく普通な感じなので。でもだからこそ夏が終わっちゃったという話なんだろうな。ミスくんはイイ。メガネだし。

「ロマンティック」華族の男×ドイツから連れ帰った執事。親族に妻、使用人と周囲すべてを敵にまわしてプラトニックを貫くふたり。
 これだよなあ。これは凄い。凄みがある。本仁戻のこれまでの作品の中でも、1、2を争う傑作なんではなかろうか。アンハッピーエンド嫌いのあたしではあるけれど、本仁戻という作家という部分をさしひいてもこれはいい作品だと言える。
 旦那様が、執事にすべてを捨てさせて忍耐をしいているズルさでもって、そんで適当に美形で、すごくカッコよくはないので、この微妙なさじ加減がとてもイイ。執事はオーソドックスにアーリア系美形で、しかしそういえばやはりメガネ…。
 あとがきによると、この二人の連載がはじまったそうでワーですよ。ゴールドの次の号がもうでてしまうので、該当号は書店でみつからないからアマゾンで注文しましたよ。しかしグランギニョルってフランス語じゃなかったっけか。あと、やっぱ連載でも結末はカタストロフなのか。破滅に向かっているとわかっていながら連載を追うのはきつそうだな…。

「浄められた夜」姉の夫×金持ち一人娘の血のつながっていない弟。さんざん苦しまされた姉が亡くなって、その夫と同居しつつ彼を恋いつづけつつポルノを書く弟。
 これ前にアンソロで読んだんだが、オチ理解してなかったや…。ちょっと筋が弱いし、キャラ立てもいまいち弱い気がする。シェーンベルクはよくわからない。あれ?これも受けがメガネか。

「ヘタリマ!」義理の兄×弟。弟の痛みをひきうけたり、オッドアイだったりする兄の正体は云々。
 これなあ、コメディタッチだけれど耽美にも読めるし、タイトルなんとかしてほしかったなあ…(笑。モノローグまでしっかりヘタレでいい。あとヘタレだと思ってたリーマンが意外とアレなのはBLらしいといえばらしいのか、と思った。あとリーマンがメガネ。

「コロシヤドロップ」殺し屋を廃業した飴屋の元にお仕事が云々。
 ヤター。やっとコロシヤドロップ読めたよ。本仁戻らしいコメディですね。BLではないけれど。

「侵食する死のガスパール」ヘタリマ兄弟の小説。…やっぱり漫画のほうが好きだ、すみません。

 結論として、本仁戻の耽美はイコールメガネなのではないかと。や、あたしもすきですけど。メガネ。

『エロとじ VOL.2』

4862636039エロとじ VOL.2―b-BOYアンソロジー
リブレ出版 2009-06

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 念のために買った。
 そうだろうなあとは思ったんだけど、夜光花の短編はやっぱり再録なのね。ていうか再録アンソロなのかなあ。だとしたら随分なことだ。でもこんな短いお話では単行本化はしなさそうだし、まあ保管用って考えれば…いや、保管用にしては随分分厚いが。

 でもあとのお話は初めて読むし、玉石混淆ではあるけれど、高尾理一が馬主×騎手を書いてるし、かわい有美子のドイツっぽい帝国の軍隊もの・部下×片腕を失った撃墜王はとってもよかったが、これはもうちょっと長編で読みたかった…。

 短い漫画も三本入っていたのだが、3ページとかでエロいれてオチつけるのはたしかに大変なのだろうし、そういう意味ではみなみ遙は一番このアンソロ向きにきれいにまとめているのかもしれないと思った。川唯東子はいろいろやろうとしたあげくにあさっての方にいってしまった印象だ。そして国枝彩夏はすごいウマイな。綴じ込みを切ったときに最終ページが先に見えてしまったのが残念だ…。

 なんでもいいからリブレははやく夜光×本仁のトンデモ本を出すんだ!

2009年06月21日

大久保ニュー『坊や良い子だキスさせて』1

4764502003坊や良い子だキスさせて 1 (Badi comics)
大久保 ニュー
テラ出版 2008-06

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 コメディエッセイぽいゲイコミ。
 ゲイのせちがらい語りは、なんか…江古田ちゃんのゲイバージョンみたいな印象…。

 短いお話の連続なので、がっつり楽しむ感じではない。そしてゲイエッセイぽい感じなので、なんというか、基本的にがっつりハピーではない…。
 うまくいえないのだが、ハッピーエンドというのは、BLというか、少女漫画の文法なのかもなあと思った。勿論ハッピーエンド=少女向け、ということではなく。

 そんなわけでしょっぱい話ばかりですが、まあ面白かったです。最後のお話が次巻に続くになってるので気になる…でもどうせしょっぱいラストなんだろな…(笑
 表紙がゴリいのですが、中身はまるっこいウマヘタ絵というかそんな感じ。表紙とタイトルが、あんまし中身を反映してないので、ちょっと戦略的にどうなのかなあという気もする。

2009年06月14日

飴屋カナメ『君のおいしい愛し方』

 駅のコンコースに空中レジスターが巣をつくっているのです。
 あとファインダー、結局別バージョンも買ってしまいましたよ…フフフ。ペーパーだけではなく、表紙自体から別バージョンだったのね。

4862636071君のおいしい愛し方 (ビーボーイコミックス)
飴屋 カナメ
リブレ出版 2009-06-10

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 パティシエ×ケーキ好きの美大生。
 パティシエの店でアルバイトをしつつ、貞操を狙われつつ、ケーキがおいしくて云々。

 絵が不安定で落ち着かない。動きのあるシーンとかちょっと厳しい印象。
 お話としては、まあ特に可もなく不可もなく。各話が短いのと、ふわふわした感じなのとで、あんましどうもこうもない感じ。結構展開はシビアなとこもあるのだが。
 パティシエの元カレに嫉妬して云々な受けの話は、なんというかちょっとイタかった。

 短編の殺し屋の話はちょっとよかった。モサ男をイケメンにして云々の話とか執事大会の話とか、もうちょっと続きも読みたい。

立野真琴『ミューズの学園で逢おう』3

4862636055ミューズの学園で逢おう 3 (ビーボーイコミックス)
立野 真琴
リブレ出版 2009-06-10

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 三巻目かーと感慨深い。
 しかし、CPが増えすぎてアレ?これどういうCPだっけ、とよくわからん状態。キャラ総出演の試験の話とかちょっとてんてこまい。

 会長とかわいこちゃんの話は、なんかベタでもうちょっとこうひと味ほしくもある。
 ラストのベーシストと元バンドマンの話は、なんか更にベタというか、BLとしてはちょっと古くさくもあり、よくもわるくも立野真琴らしい気がした。なんというか、昔の花ゆめのよくもわるくも古くさい少女漫画的な感じ。

2009年06月12日

やまねあやの『ファインダーの真実』

4862636063ファインダーの真実 (ビーボーイコミックス)
やまね あやの
リブレ出版 2009-06-10

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 ファインダーも何時の間にか五冊目なのだね。しかし、うわあ。まさかネイキッドトゥルースが終わるとは思わなかった…なんか永遠に終わらんのでは、という感じがしてたよ。

 案の定フェイロン×秋仁は特に進展はせず…や、わかってたことですが、ちょっと淋しい…。もうちょっとだけでも、秋仁がフェイロンの特別な存在になるといいなあ…。でもそうなると、麻見にかないっこないフェイロンがかわいそうか。
 あと、よもや窒息までとは思わなんだ。

 しかしとはいえ、なんで秋仁はこんなモテるのか。尻が丸いからか(笑。ていうかそもそも、麻見はなんでこんなに秋仁に執着してるのか。よくわからん。単に秋仁が魔性っ子なのか。ファインダーはもともとは長期連載する予定だったようには思えないし、単にそのあたりの設定とかがゆるいまま来ているのかな、という気もするけど。
 でもそういうイミフながらも男同士ってのは、なんかよくもわるくもBL的だなあという気もするし、ハードボイルドぽい話でやたら痛そうな話多いけど、ファインダーはすんごい王道なBLなんだよなあとも改めて思う。

 初回限定のオマケペーパーがついてるのだが、なんか二種類あるらしい…そんなん、一体誰が集めるというのか…別バージョン、まだ売ってるかな…。
 またリブレの思うツボか…ていうか今月のリブレの新刊は、久々に随分揃えたなあ…ツボにはまりこんでるよ…。

かゆまみむ『団地ヅマ観察』

4862636101団地ヅマ観察 (スーパービーボーイコミックス)
かゆま みむ
リブレ出版 2009-06-10

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 あたかもゲイの桃源郷のようなマンションのエロ住人CPたちと、それをみまもる管理人さん。

 各部屋で道具とかオヤジ受けとか3Pとかお題があって、もりだくさんなのはよいのだが、ちょっと怒濤すぎて目が回る。そして好みでないシチュも出てくる。それぞれが短いのでキャラが立ちきらないことも多い。
 でもまあなんかにぎやかエロ、という感じでそれはそれで。

 実はドS優等生×不良同級生はよかった。高校生同士CPと、受けの兄CPのなんだか妙な4Pは、妙に面白げだったのでもうちょっと読みたかった。すんごい短い話に四人も出てきてなんかよくわからんまま終わってしまって勿体ない…って、そういうよくわからんまま終わってしまった話が多くて、全体にあんまり印象に残らなかったんだよなあ。
 あと、管理人さんが攻めだったのと、大学生管理人さん×マンション管理会社営業さんはなんかあんまし燃えないCPだったのはちょっと残念。

2009年06月11日

牛乳リンダ『ご主人様系ダーリン』

440366248Xご主人様系ダーリン (ディアプラスコミックス)
牛乳 リンダ
新書館 2009-05-30

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 高校生×ネコミミ宇宙人。
 発情期の宇宙人とかそんな感じ。なんか展開もキャラもゆるーい話だった。宇宙人のお父さんがちょっと怖い。宇宙人のおさななじみがもうちょっと攻め寄りだったらよかったのに。
 高校生ものとか他の短編も、ゆるい印象。絵がまったりしているせいだろうか。

2009年06月09日

サキラ『暴走カレシ』

4904468058暴走カレシ (ジュネットコミックス)
サキラ
ジュネット 2009-02-28

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 初読作家なのだが、紅蓮ナオミと桜遼と定広美香かなにかを足して割った感じだった。
 短編集で、ゴツめの受けが結構いるのはよかったのだが、内容をほとんど覚えていない…。表題作のメガネ×ヤンキーとか、いいとこの坊ちゃん×ガテンのおじさんとか、まあCPで書いてる感じで、ピアスだし、あんましお話はなくってそういう感じだったのです。

2009年06月08日

ミエノサオリ『花影の記憶』

4813051928花影の記憶 (ミリオンコミックス Hertz Series 59) (ミリオンコミックス Hertz Series 59)
ミエノ サオリ
大洋図書 2009-06-01

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 幼なじみの貴族の子と執事の子兼ガーデナーみたいな。
 昔は他意なく仲良くしてたんだけど、大きくなっちゃうとそうもいかず…って故郷か!魯迅か!

 まあなんだ、BLにはよくあることですが。ていうか故郷がBLなのか(勿論冗談ですよ、冗談。

 それはさておき、これまた貴族物BLにはよくあることながら、熱烈ラブな貴族にたいして、執事は彼のために身をひかねば、と思い込んでて、かえってそれが攻めに大迷惑をおよぼすという、受けもうちょっと周り見ろ系のお話なので、ちょっと読んでてイライラさせられる。ので、個人的にはイマイチだった。
 ふんわりした雰囲気と昔の少女漫画みたいな絵はちょっといいけれど、絵にも設定にももう一歩独自性がほしいなあという印象だった。

2009年06月07日

池玲文『銀閣博士とモルモット』

4904468120銀閣博士とモルモット (ジュネットコミックス 13)
池 玲文
ジュネット 2009-05-30

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 近未来、天才的頭脳ながらも都市再生の研究をうちすてて、エッチな機械ばかりつくっている銀閣博士と、博士にあこがれて助手に志願したらそんなんで、へんな機械の実験台にされてばかりの助手。

 前半は博士が潔癖症で人間嫌いだとかの伏線はありつつも、基本的には変人博士と博士に悩まされる助手のアホな話が中心で、面白かった。
 後半はけっこうシリアス展開で、それもよかった。博士の人間嫌いの原因であり研究を捨てることになった理由でもある過去の事件とか、助手へのラブとか。
 というわけで面白かったのです。SFぽいとこと、軽めながらも倫理的な問題も書き込まれているあたり、あたし好みです。
 この作者の本を買うのは初めてな気がするのだが、現代物の作家というイメージがあったのだけれど、こういうSF系の話結構書いてるのかな。最近の雑誌掲載短編もSFとかややファンタジーとかだったよね。ちょっと他のコミクスも買ってみようかな。

 初出一覧を見ていて、年表なんてどこにあったっけ…とめくっていてそこでやっとピンナップを見たが、カラーきれい。年表はカバー下にあった。

春野アヒル『トラさんと狼さん』

4832286102トラさんと狼さん (花音コミックス)
春野 アヒル
芳文社 2009-05-30

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 将来の嫁候補としてトラ猫をひろったオオカミさん、長い狩りから帰ったら、成長していたトラちゃんはベンガルトラだったのでございました。

 トラ×オオカミの擬人化もので、あまりためらわずに購入してたあたり、あたしはやはり擬人化がすきなのだなあ、と再確認したのでした。

 しかし動物もので寿命の問題もってきちゃうのはあんまりすきではないのです。
 今作だと、オオカミの寿命はトラの半分くらいだそうで、なんかそんなこんなですったもんだがあるのですが、どうせ擬人化ファンタジーなのだし、そんなしょっぱい問題はスルーしてしまってほしい…なんかもっとちがう展開でもシリアス展開できるはずだし…。

 でもわんこトラ×ツンデレオオカミというキャラはよかったのですv役立たずはすっこんでろとかいいつつ、実はトラを危険なめにあわせたくないだけという、ツンツンしながらトラの世話やきまくりなオオカミがかわいいのです。

 絵はいまいちうまくないというか、あまり丁寧ではないなあという印象だった。

2009年06月06日

橘紅緒・宝井 理人『セブンデイズFRIDAY→SUNDAY』

 なんか昨日のエントリ日本語が変でしたね…疲れがたまっていて、とれない模様です…。

4813051936セブンデイズFRIDAY→SUNDAY (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 28) (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 28) (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 28)
橘 紅緒 宝井 理人
大洋図書 2009-06-01

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 期待したわりにはあっけない幕切れだったなあ、という印象。

 なんだかなあ。月曜→木曜のほうが面白かったなあ。勘でしかないのだが、脚本よりも絵(漫画)のレベルでつまらなかったような気がする。
 この作家はあまり絵がうまくないなあ、というのは月木の時にも思ったのだが、なんだかあんまり漫画自体うまくないのかなあ、という気がしてきた。なんか息切れ感を感じたというか。
 橘紅緒の小説はまだ一冊しか読んでいないが、こう、直截的な描写を避けるとこが結構あると思うんだけど、この作家はそういうまわりくどい表現がうまくないんじゃないかと思う。結果として、なんかよくわからんだけの描写になってて、なんだかなあという感じだった。

 全体としては、一週間でもりだくさんの構成はうまいし面白いと思った。つまりやはり脚本レベルで面白かった。
 でも、大筋の一週間の恋人という設定はともかくとして、先輩が拘泥するところの後輩の好きな相手を勘違いするあたりとかは、すんごいベタだしオチもベタだし、そういうどベタな展開をあんましうまくない漫画で見せられると、ちょっとやっぱりへこむのですよ…。

 それにしても、このタイトル…今度こそ続き物だと気づかずに買う人が出てもおかしくないでしょう。一週間が月曜から始まるとは限らない、というのはいい過ぎにしても、どこにも二巻表示がないんだもの。

2009年06月05日

門地かおり『生徒会長に忠告』4

4403662455生徒会長に忠告 4 (ディアプラスコミックス)
門地 かおり
新書館 2009-05-30

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 だいぶ本誌で読んでしまったのだが、にぶい二人がやっとつうじあえてよかったねえ!という、とりあえずは。
 後半はほとんど二人が会話もなくそんなかんじで、もう延々と…(笑

 しかしやはり、前半の山城川和の話が重すぎて、素直にのんきに主役二人の話だけにのめりこめない感じ。やはりこの話にこんなふうに重い他CPは不要だったんじゃないかなあという気がする。

 それはさておき、知賀のお母さんとかよかった。国斉とのアホなやりとりとかおかしい。あと泰広くん呼びはいいな(笑。近藤の回想も可笑しい。

 本編ラストがいやに不穏だったけれど、ていうか国斉のストーカー問題とかはなんかもうすごい前の話なので、このまま忘れ去られてしまうんではとか思ってたけど、不穏な話がまだまだ残ってるのかな。ストーカーは誰なんだろう。二人の気持ちはいちおうカタがついたし、今後はそういう方面の話になるのかな。

2009年06月04日

『b-Boy Phoenix』18

 いやー。流石に疲れました。
 ここしばらくは本屋に行く気力すらなかったので、あたしの精神的健康状態はモーレツによくなかったのだなあと思ってました。いつも疲れてるときは、たくさんBL読んでるから。
 そんなわけで多少は回復しつつ、若干はなんかへんな義務感で(笑、ここ数日は本屋に日参するようにしてます。

4862635814b-Boy Phoenix 18
リブレ出版 2009-05

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 ちがうんだ。
 この特集が読みたかったわけではなくて、アイツの大本命が見たかっただけなんだ!

 しかし、なんかちょっと微妙な話だったなあ。ていうか、大本命以外もなんか微妙だったなあ。
 この特集って、あんましこう、路線がはっきりとは決まらないお題だし、アンソロとしてはイマイチな気がした。

 大本命は、まあ面白くなくはないのだが、なんかふつうに普段の話だった。
 ラクガキ顔は結構いい奴だと思っていたのだが、あの子がすき、というのではなく、彼女がほしい、という気持ちでアプローチしてんのはいくないと思った。
 吉田は相変わらずブサイクで、相変わらずとってもカワイイなあ。
 佐藤のごはんをマズそうにたべる設定は久々に出てきたなあ。佐藤はなんで吉田がすきなのか、というのはなんかもうすこし詳しく書いてほしいなあ。佐藤の気持ちがよくわからないので、お話全体になんか不満足感がのこってしまう気がする。

 次回はSM特集ということで、まあここ最近にしてはふつうの特集に見える…しかし次回も田中鈴木書くのか…また購入か…。なんか最近リブレのおもうツボにはまってばかり。

2009年05月23日

角田緑『ヒショケン!』

 そんなわけで、修羅場に動揺した精神をなだめるために毎晩のんだくれておりました。
 ただ飲みたかっただけという噂もありますが。

4861343348ヒショケン! (Dariaコミックス)
角田 緑
フロンティアワークス 2009-05-22

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 同い年の社長×秘書。
 突然取締役付き秘書を任命されたものの、アメリカ帰りで日本の会社で働いたことない攻めにふりまわされる受け。仕事をしっかりしたいのに、なんかおいてけぼりでもきー!なのです。

 ノンケリーマン同士って、なんというか、とってもBLだなあという気がするのです。ノンケなのになんでそこで胸キュン?なんでラブ??と思っても、それがBL世界の論理だとしか。
 そんな感じもあってか、ちょっとライトだったなあという印象。キャラもいまいち薄め。
 あと攻めがアメリカ帰りだからとかいって、スタンドプレイ多くてなんか周り見ない人のこと考えない感じで秘書を呆れさせたり不安にさせたりするし、ほんとに優秀なのかよ、という印象もちょっとあった。

 タイトルの意味がよくわからなかったのだが、あとがきによると秘書兼とかその他もろもろいろいろ意味があるらしい…ちょっとわかりづらくて微妙な気もする。

2009年05月22日

みろくことこ『イインチョと俺!俺!』

 文字通りの修羅場でございました。なんてこった。
 忙しいですよ!

4403662439イインチョと俺!俺! (ディアプラス・コミックス)
みろく ことこ
新書館 2009-04-30

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 サッカー部のイケメンチャラ男はメガネっこ委員長が大好きで、な表題作は、アンソロ連載はむずかしいよね…とあらためて思った。
 どこのテーマアンソロもたいていそうなんだけど、毎回お題にそったお話にしなきゃいけないのに連載にすると、お題の内容はうすく、連載の内容は構成もキャラ設定もちぐはぐになりがちで、誰もうれしくない気がするのですが…。
 そんなわけで、委員長大好きなわんこが本性のチャラ男も、正義漢な委員長も、なんでそんなふたりが毎回鬼畜にエロくなってんの??と、違和感だらけでそんななのに押しかけわんこといいんちょ、という設定でつなごうってのは無理があるのでは、と…。
 タイトルだけはすごくかわゆくていいと思うのですが。

 あとシークレットなんたらというシリーズなのか、短編連作なのか、タイトルが似てるだけなのか、な短編いくつかは、なんか妙に設定とか展開が暗くて、門地かおりっぽい気がした。

 

2009年05月17日

語シスコ『世界の中心で愛なんか叫べねーよ』

4863490690世界の中心で愛なんか叫べねーよ (EDGE COMIX)
語 シスコ
茜新社 2009-05-15

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 表題作シリーズは『ラブ&カタストロフィー』の後日談というのは何とも悩ましい…。『ラブ&カタストロフィー』はやっぱり大好きなわけですが、後日談は読みたくなかった…。
 って、案の定イチローは浮気しまくりで、そんなことだろうと思ったよ!だから読みたくなかったんだ!!なんか少なくとももうちょっとくらい菊ちゃんへのラブを見せつけてほしかったよ…パートナーとしては認識しているらしいが、そしてあのイチローが定住定職につくなんてそれはラブだと言われればそうなのかもしれないが、なんかこう、もうちょっと…はっきりとしたラブを…。

 しかし、脇キャラのレイジの話と菊ちゃんの編集さんの話はそれぞれ面白かった。なんというか、きっちり語シスコらしい面白さで、まだまだこの作者に期待したいなあと思った。

 兄の友人×超ブラコン高校生の話は、受けがワガママすぎてちょっとつらい。語シスコらしい話ではある気がするけれど、やっぱりなんだかもうちょっとラブを…。

 エッセイ日記は特に感想はないのだが、中村明日美子とは結構年齢差がありそうだなあと思った。あと、語シスコがOPERA作家の中に居るのは、あたしとしてはなんだか少し違和感があるのだが…ていうか西田東とかも違和感があるけれど。
 それはともかく、復活後の語シスコはなんだかちょっと迷走気味な気もするのだが、これからもじゃんじゃん面白い話を書いてほしいなあ、と改めて思ったのでした。

2009年05月13日

大和名瀬『野獣で初恋』

4862635873野獣で初恋 (ビーボーイコミックス)
大和 名瀬
リブレ出版 2009-05-09

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 なんだかいまいちだった。

 表題シリーズはバレー一筋体育大学生×整骨師、真面目学生に好印象だったのになんか惚れられて初恋らしく不器用な大学生にふりまわされる、苦い過去ありの整骨師。
 ちょっとお話やキャラがあまり練られていない印象というか、やや大味で、あまり惹かれる部分がなかった。

 高校生の友人同士がラブに、は、結構古いお話ということもあり、受けがショタ気味だしこれまたあまり面白みがなく残念。

 しかし、理容師×ボケボケメガネリーマンの短編は、雑誌で読んだときから大好きだったので、まあこれはやっぱり買いだったのです。受けが『便利屋さん』の天然受けみたいでとてもカワイイ。

2009年05月02日

田中鈴木『愛しあってる2人』

4862635857愛しあってる2人 (ビーボーイコミックス)
田中 鈴木
リブレ出版 2009-05-01

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 短編集のような感じ。なんだかいまいちだった…ZEROの男女ものが入っているし(笑

 ゲーム廃人な恋人を殺害とか、見かけは地味な正義の味方とか。幼なじみの彼女は宇宙人マニアとか。
 なんかなあ。BLが描きたいのか、SFが描きたいのか、それともなんか違うものが描きたいのか、よくわからなかったなあという印象。田中鈴木の初期短編とかってそういうの多いような気がするが。

2009年04月25日

東野海『虜』

4778107497虜 (ショコラコミックス)
東野 海
心交社 2009-04-24

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 短編集。ファンタジーっぽいのとか、軍服とか多め。
 ファーストコミックスなのだが、絵もお話もいまいちだった…。
 絵はネット上で見たときには巧いような気がしてたのだが、あんまりデッサンもとれてるほうではなかったみたいだ。画面も見づらく、漫画絵としてもいまいち。
 お話もなぜかとつとつとしていて読みづらく、展開がよくわからなくて、キャラの心情も伝わってこない。
 あ、メガネ長髪黒髪の執事のビジュアルだけはよかった。

2009年04月22日

鹿島田しき『快楽の園』

 今日は大変苦労した日でしたが、人から見れば笑える一日なのだろう。

4832285971快楽の園 (花音コミックス)
鹿島田 しき
芳文社 2009-03-28

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 この作者こんなに絵がへただったっけ…。
 ちょっと正直、絵が商業コミクスのレベルではないかと思う。

 内容は、時代場所を越えるイケメン天使がさまざまな受けと恋愛していく…ってこういう設定もあたしの地雷だったのだなあ、と改めて気づかされた。いちおう最初の特別な相手は出てくるんですけどね。やっぱBLは恋愛を書いて欲しいわけで、いろいろな相手とのラブアフェアが読みたくはないわけで、特別な相手がいた上で個々の相手との恋愛がしっかり書かれていると、むしろ引くわけで。
 そんな感じなのです。

2009年04月19日

雲田はるこ『窓辺の君』

4904101456窓辺の君 (MARBLE COMICS) (MARBLE COMICS)
雲田 はるこ
ソフトライン 東京漫画社 2009-04-10

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 びみょうに読み飛ばしてしまった。

 絵がものすごい勢いで70年代少女漫画なのだけれど、果たして作者はそのつもりで描いているのかどうか…という印象。単に流行が一巡しているだけなのかも。あと足の短いところは70年代ではない…最近はやってるのかなあ、足短いの。サムエルとかの影響なのか。
 しかしとにかく、絵はわりと好みです。ちょっと高尾滋フォロワーぽいけど。

 内容は、すごい勢いでマーブルコミックス…雰囲気漫画だ…。

 雰囲気漫画は何がいけないのか?と考えるに、とりあえず萌えない、というのが個人的には一番ネックなんですが、あれだ、二次創作だったら雰囲気漫画でもモエモエなのかもしれない。つまりそれってヤマオチイミのないやおいパロなのだけれど。共有してる設定という土台が既にあるから、雰囲気漫画でもモエモエできるのだ。
 逆に言えば、共通の土台のない雰囲気漫画は、読者おいてきぼりの可能性大なわけで。とくに、本作もそうだけど、キャラ造詣や感情描写がテキトウすぎる漫画が多い。どうしてその相手をすきになったのかとか、どういうふうにすきなのかとか、ぜんぜんわかんなくてキャラも恋もぺらいんだ。だから萌えない。

 表題作の学生×オクテ教師とか、先生はともかく、攻めはなんだったの?何がしたかったの?実は最初から本気だったの?と、よくわからん。
 ちょっとへんな高校生×女子高生フェチ教師とかも、攻めがへんなのはいいのに、めっさキャラ迷子。なんで脅してつきあわせるほど先生すきなの?セーラー服着ちゃうほど先生にあわせたいなんて、そんなそぶりいままで見せてないじゃない?オトコマエなの乙女なの?両方だったらもうちょっと丁寧に説明してほしいし…。
 元カレに会いに行く写真家の話も、今カレはただただハラハラ心配してるだけで、そんな描写だけで写真家は今カレにゾッコンだから大丈夫よみたいなフォローされてもなんかそらぞらしいよ。

 お話とかも微妙によくわからん。
 サリーさん、あんなうれっこなのになんで事務所が守ろうとさえしないの?罪状は根も葉もないウソなのではないの?なんでそんなに悲愴なの?
 あとあとがき…作者は「雲助」という言葉の意味をわかっているの?

2009年04月11日

ホームラン・拳『空中庭園』

 「ボーイズラブ専門レビューサイトちるちる」さんにリンクをしていただきましたvありがとうございますv

4344815963空中庭園 (バーズコミックス リンクスコレクション)
ホームラン・拳
幻冬舎コミックス 2009-03-24

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 ホームラン拳は絵が丁寧で大好きですvが、ちょっと今回は…内容が悪い意味でベタだったなあという印象。

 南国ふうの国、義理両親に売笑させられてた受けは、金持ち攻めに買われたものの、ふだんは手が早いはずの攻めになんにもされないのですがどうしましょう。

 なんかな-。傲慢強引愛を知らないちょっと不器用セレブと、かわいらしいよい子の受けっ子というベタな設定はいいのだけれど、なんか展開もキャラも全然ひねられてなくって、淡々と終わってしまった感じ。互いになんで相手をすきになったのか、と考えると、そこにBLの論理があるから、としか言えない感じ。受けっこが女性ものの服を着させられたりなんか性別受け気味なのもちょっとしんどい。

 攻めの秘書の双子はかわいくて、しっかりものの兄とダメっこな弟で、二人とも主人とその恋人思いでかわいいのですが、この二人で別シリーズというのは…いったいどんな感じになるんだろう。

2009年04月08日

一之瀬綾子『ゴーゴー僕たち』3

4344815939ゴーゴー僕たち 3 (3) (バーズコミックス ルチルコレクション)
一之瀬 綾子
幻冬舎コミックス 2009-03-24

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 作者はBLのLが薄くなってきてるというようなコメントを書かれていたのだけれど、ほんとやおいだなーという感じ。ナチュラルにおホモでヤマもオチもイミもないような感じ。
 まあでももう三巻目なので、雰囲気を楽しむにはいい感じなのです。

 いつも思うのだが、桂木先輩はいっこもカッコよくなくって、なんでカコイイ設定なのか…。
 篤はみんなで買い物のとことか霊感の話とか自由時間の話とかよかった。
 ナツイはやはり篤すきなのか。作者あとがきにもあったように、篤はナツイとかにならすぐおとされそう…ていうかカオルよりナツイがいいのにな…。

2009年04月05日

猫田リコ『黄昏バス』

4812470617黄昏バス(バンブーコミックス・麗人セレクション)
猫田リコ
竹書房 2009-03-27

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 猫田リコは、『少年地獄』くらいからアレ?なんかつまんなくなってない??と思い始め、微妙なふんいきのまま巻を重ねている気がしていたのですが、今回アレ?でも昔もこんな感じだったかも?とか思い直した。
 昔の猫田リコを美化していたというか、いくつかの神作品のインパクトが強すぎたのかなあ。
 でもなんかやっぱり昔のほうが、すごいグっとくる話とか風変わりでイカしたタイトルとか、多かった気がするなあ…。

 今回はそんな感じでイマイチなのかイマイチでないのかよくわからんかった。ヤクザの親分と側近の話はちょっとよかった。坊ちゃんウゼー。
 表題作や父の愛人と温泉をまわる話は物足りなくて、もうちょっと読みたかった。時代物のうらはらは、悲しい終わり方で淋しい。

2009年04月03日

遠野春日・麻々原絵里依『茅島氏の優雅な生活』

 ここのところ不作だ…と思っていたら、一転豊作続きなのですv
 これはとってもよかった!!!

4832285963茅島氏の優雅な生活 (花音コミックス)
麻々原 絵里依
芳文社 2009-03-28

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 この遠野春日の茅島氏シリーズ、というのは知ってはいたけれど読んだことはなく、しかし茅島氏は「金曜紳士倶楽部」のシリーズのどっかに出てきたような…という程度の認識で、リーフノベルズ版は挿絵がいまいち好みに合わずにあまり興味が持てなかったのですが、コミカライズ版、しかも麻々原絵里依ならば…ということで読んでみました。
 しかし正直、梗概の段階や、最初のあたりでは、庭師×旦那さまっていうか、庭師←旦那さまって、そんなに萌えますかね…とさめていたわけなのですが、これがまぁとんでもない浅はかな考えでしたよ。

 両親をはやくになくし、ちょう資産家でニートの茅島氏は庭師が好きで、ある日彼のもとへ愛を乞いに行くものの、庭師的にはちょう突然で旦那さま何を言っているんすか!という感じなのでした。けどあんまし茅島氏が真剣にせまるので、ちょっとビビらせてやれと仕掛けてみたらなんか引くに引けなくなり、とりあえずこっちの気が向いた時なら相手してやんよ、と言ってみたところ、茅島氏けなげにうなづいてしまうのです。

 この茅島氏が、無気力・天然・けなげ・一途・情熱的と、すんごいカワイイィのです。普段無気力な茅島氏が、庭師にまっしぐらな意外性というか、むしろ彼のキャラクター的にはちぐはぐと言ったほうがいいのかもしれないけれど、そのちぐはぐさがすんごいカワイイ。
 そして庭師が傲慢で、けれどいきなりこんな人に好かれてとまどうのも、こんなカワイイィ茅島氏にハマっていくのも、ずっとつきあっていけるわけではないと思って保身にはしってしまうのも、すんごいよくわかるではないですか。
 だから、どちらともに感情移入してしまうし、クライマックスの場面とかすんごいよいなあ…と思えるのですよ。CPも展開も、恋愛物語としてはそんなに珍しい話型ではないのかもしれないけれど、ぜんぜんありきたりな印象はなく、これはキャラとともにエクリチュールの力がすばらしく活きていたのだろうと思う。

 たとえば、物語はほとんど庭師視点の語りだったのに、庭師の名前が結局わからんかった。原作でもそうなのかな。なんかそういう、わざとアンバランスにしている(のであろう)語り方も面白いですね。
 そして漫画におけるエクリチュールのだいじな構成要素は、やっぱり絵であるわけですが、この漫画のもつ力の要因は、やっぱり麻々原絵里依の絵の力も大きいように思います。麻々原絵里依は正直あんまし漫画がうまくないし、原作ものでもときどきイマイチなのですが、そして絵自体もすんごいうまいとか好みとかいうわけでもないのですが、それでも大好きなのです。以前火村シリーズのコミカライズをしていたときに、原作者の有栖川有栖が「スタイリッシュ」な作品に仕上がった、というようなあとがきを書いてて、この言葉はすごい的確ででも的確でなくて、面白いなあと思った。麻々原絵里依の漫画は確かにとってもスタイリッシュで、でもスタイリッシュなだけ、という感じでもないんだよね。
 でもまあとにかく、そんな「スタイリッシュ」な麻々原絵里依の絵に、遠野春日らしい一種独特な固いセリフがのっかったりすると、なんかもうもう、スゴイのですよ!絵がセリフを、セリフが絵を引き立てる!まるでモツァレラとトマトのように!(笑
 なので、このコラボ(正確にはコミカライズだけれど)は、この小説家とこの漫画家がすんごいうまくマッチして、よい相乗効果をもたらしてくれてるように思うのです(単にあたしが遠野春日のセリフまわしと麻々原絵里依の絵がすきなだけ、という気もしますが…
 あと、麻々原絵里依といえばあんましエッチな場面を描かないイメージがあって、というかもしかしたら描けないのでは…とか失礼なことを考えていたのですが、遠野春日なので(笑、そこを避けて通るわけにも行かなかったのか、今回はかなり力が入ったあれやこれやがあり、…これがまたすんごい巧いのですよ!巧いんじゃあないか!(笑
 というわけで、ほんとすんごいよいコラボだったなあ、と感心・大満足だったのですよ。

 まあそんなかんじですんごい面白かったしモエモエだったのですが、そんなわけでこの独特の雰囲気は、麻々原絵里依の絵によるところが大きいかもしれないし、もしかしたら原作の雰囲気とはまたちょっと違うのかもしれないので、原作についてはまた別個に読んでみる必要があるかと思います。
 で、すぐに文庫版が出るそうなので、買ってみようかなと思いつつ、けど幻冬社からということだし挿絵は以前のものか、少なくとも麻々原絵里依ではないのだろうなあ…とちょっと迷っていたら、…文庫版の挿絵は日高ショーコって!マジですか!これは買わないわけがありますか、いえ、ありませんよ!!!

2009年03月31日

日高ショーコ『憂鬱な朝』1

 ジョルノはベックが好きなのか…。

4199604022憂鬱な朝 (1)(キャラコミックス) (キャラコミックス)
日高 ショーコ
徳間書店 2009-03-25

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 この作者は今一番好きな作家の一人です。
 大正子爵×家令ですよ!

 幼いころ父母をなくし、爵位をついだらなんか怖い家令がすべてをとりしきっていて、いままで宮家筋の母の影響でのんびり暮らしてたのが一転ちょうスパルタ教育がはじまりますよ。家令はもともと分家の三男なのですが、すごいやり手でもあるので、子爵は彼にみとめてもらいたくて頑張ってるのに、家令は厳しいだけではなくてなんかすごいつめたいのです。それでもがんばりる子爵はやがて学習院に進んだ頃、家令が冷たい理由たる過去の確執を知って云々。

 子爵はいっこもわるくないのに、家令につめたくされるわ、分家にも責められるわ、お話としては不条理なかわいそうさ加減なのですが、時代背景的にこうした境遇を〈生まれ〉による運命として受け入れざるを得ないので、すごく気の毒だけど仕方がない、という状況が立ち上げられています。でもそんな中でも自分のせいじゃないよ、とか言わない、素直でまっすぐに育った、すんごいよい青年なのです。一人称「ぼく」だし(笑。これは感情移入せざるをえない(笑

 家令もまた気の毒でもあるのだけれど、前述のように子爵がちょういいこなので、わかってあげて!と思ってしまう。BLなので、恋愛関係の成就がイコール子爵への理解にもなり(どれくらい理解できるのかはわからないが、すくなくとも子爵のほうでは理解された、と感じることになるだろう)、そして家令自身の幸せにもなる、わけなので、つまりはやくくっついてしまいなさい。

 絵はほんとうまいなあと思う。構図やコマの使い方をふくめた漫画絵としてとても巧い。あと微妙に足がいつもより短めな気が…これは偶然ではなく、時代物なので、そんなとこまで気をつかって描いてる、という可能性が高い気がする。

 時代やキャラの設定、その設定の使い方のうまさ、もどかしい物語、絵のうまさと、もう個人的には非の打ち所がないくらい(ただしハピーエンドでなかった場合、かわいさあまって何とやらで、この評価がすべからくひっくりかえる可能性があります。
 続きが楽しみ。

2009年03月29日

やまねあやの『クリムゾン・スペル』3

 最近微妙に遅刻ぎみなので、引っ越したせいで所要時間の感覚がつかめてないのかなあと思っていたら、部屋にいっこしかない時計が十分近くも遅れていた…。迷惑かけたみなさますみません。

4199604014クリムゾン・スペル(3)(キャラコミックス) (キャラコミックス)
やまねあやの
徳間書店 2009-03-25

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 ハヴィがさらに大変なことになったりなんだり。そういえば、今まではバルドが素の状態でしたことなかったのか…!!
 というわけでお話はまあ今までの続きでそこそこ楽しめたのですが、なんだか絵が崩れ気味。白かったりデッサン微妙だったり、頭身がむちゃくちゃでかかったり…顔が小さすぎるのだろうか…。

 何巻まで続くのかなあ。

2009年03月26日

もろづみすみとも『ねがったりかなったり』

4904101421ねがったりかなったり (MARBLE COMICS)
もろづみ すみとも
東京漫画社 2009-03

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 パティスリーの先輩はいじわるばっかりするのですが、どうもゲイで自分のこと好きらしいのです。自分はゲイじゃないけどなんかセンパイ気になるし、センパイの昔の知り合いの有名パティシエとかも来たりなんだり。

 絵がかわいらしく、まつげも抒情的なのに、がっつりすね毛を描くというのはなんかちぐはぐで異様な感じをうけてしまう。そういうアンバランスさが持ち味…という気もしないし、お話的にも絵柄的にもふつーにかわいい系一直線でいいと思うんだが。

 お話はなんかノンケ攻めもゲイ受けも自分勝手な行動が目立ってる印象で、まあそういう恋愛のエゴがでちゃう部分がテーマなんだろうけど、キャラを好きにはなれないよね。雰囲気マンガ的なとこもあるので、攻めの受けへの気持ちもいまいちよくわからないというか、それはただの執着じゃないの?という印象ものこった。
 しかし、ふたりがつきあいだした頃の不安定で不安な感じとかの描写はうまいなあと思った。

2009年03月17日

門地かおり『デジャブ。』

4862635539デジャブ。 (ビーボーイコミックス)
門地 かおり
リブレ出版 2009-02-28

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 復刊コミクス。なので、『告白の言葉のない国』の収録作品とか入っていてちょっと損をした気分。
 あとあまりショタはすきでないのですが、表題作品とかショタショタしかった。
 あと暗い話が多い…あたしは『生徒会長に忠告』を最初に読んだのでしばらく気づかなかったのだが、暗い話がデフォルトの作家なのですね、きっと。

2009年03月16日

紅蓮ナオミ『おしおき学園 激受編』

 今度は仕事外も忙しい。引っ越しましたが家具が何もない。

490446804Xおしおき学園 激受編 (ジュネットコミックス)
紅蓮 ナオミ
ジュネット 2009-02-28

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 なんとなく惰性で読んでしまった。
 悪い生徒におしおき、しかもおしおきがかなり異常、というコンセプトは常軌を逸していて面白かったのだが、次第に変態体育教師が一生徒に執着しておしおきと称した性的嫌がらせをくり返すだけになってしまったので、ただの変態サドものぽい感じ。おしおき、というなんかちょっと精神的ななんらかのアレがあるサドではない感じというか。

 ところで激受編て何なんだ。何て読むんだろう。

2009年03月13日

みなみ遥『JUNK!BOYS』

4862635601JUNK!BOYS (ビーボーイコミックス)
みなみ 遥
リブレ出版 2009-03-10

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 天然受けっこ新入生は、ひょんなことから学園のアイドルな先輩二人が秘密組織ジャンクボーイズだと知ってしまう。ジャンクボーイズは学園内の恋愛関係のもめごとを解決する組織だとかで、受けっこもそれを手伝うことに。

 ベタでライトで心が癒されます。
 受けっこは天然の一語につきます。
 秘密組織は理事長から指令受けてるとかで、生徒の恋愛沙汰に間接的にせよ首突っ込む理事長ってどんなんだーと興味津々ですが出てこなかった。
 先輩もまたベタに、スポーツ万能系先輩に、黒髪メガネのクール先輩で、またベタに受けっこを気に入って猫かわいがりなので、なんかまあいいんです。
 一冊で終りなんですかね。もうちょっと読みたかった。

2009年03月12日

青樹綛『好きな気持ち』

4877248935好きな気持ち (GUSH COMICS)
青樹 綛
海王社 2009-03-10

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 この作者は安定感のある身体デッサンと不安にさせられる顔のデッサンのアンバランスさがすごいのですが、そのアンバランスさに惹かれてしまうのです。
 ので、久々の新刊を楽しみにしていたのですが、…。

 表題作はノンケ友人に恋する話なのですが、作者も後書きで書いてる通り、これBLじゃないよねえ。
 終わり方がアンハッピーだと、BLじゃなくなるんだなあと改めて感じたのでした。
 ていうか、GUSTってきっちりBLなわけじゃなかったのか、とも思った。あたしはGUST時代にはBL読みではなかったので、よく知らないのです。

2009年03月11日

祐也『英国式、十六夜綺談』

4877248943英国式、十六夜綺談 (GUSH COMICS)
祐也
海王社 2009-03-10

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 もろもろをのがれて英国に暮らす、和風妖怪たちの村。そこにやってきたミステリーハンターな貴族が鬼に惚れて言い寄るも、天の邪鬼たる鬼は本心と反対のことしか言えず、云々。

 比喩ではない天の邪鬼な受けという設定は、スゴイというか、思いつかなかったというか、やっぱやるなあ松川祐里子と思ったのですが、料理の仕方はイマイチというか。
 天の邪鬼受けは素直になれない時も素直な時もあり、どっちの時も本心と逆を言うので、結果的になんかキャラが安定しないような印象。それに天の邪鬼という設定はもっとドラマチックに語ってもいいんでは。
 あと攻めの設定が派手で大げさというか、後半は攻めが人間なのにいろいろあやかしを抱え込んでる話が中心だし、もっと天の邪鬼中心に話ひっぱってもいいと思った。
 天の邪鬼大好きな猫人は攻め的外見なのにかわいくていい。
 けどとにかく、いろいろ詰め込みすぎで、天の邪鬼も猫もかわいいし面白いけどもっと使い道あるんじゃあ、って感じで、それぞれが活かしきれてなくてもったいないなあという印象だった。

2009年03月10日

西田東『ドント・クライ・マイ・ベイビー』

 ものすごく久々の休日は、何をしたらいいのかわからなくなって戸惑ってしまいます。

4812470498ドント・クライ・マイ・ベイビー (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
西田 東
竹書房 2009-02-27

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 久々に西田東を読んだ。
 表題作の窓ふきバイトのノンケミュージシャン×ゲイリーマンは連作でそこそこ面白かった。短編もそれぞれにそこそこ…。突出して面白い作品はないかなあという感じ。よくもわるくも、今までの麗人コミックスとあんましかわんない。
 作家買いはしなくなってしまったけれど、つまんなくはないなあという、なんか体温の低い感想でございます。

2009年03月06日

葛井美鳥『レンタル・ラヴァー』

 突然ASKAの存在を思い出し、昔見たpvとか懐かしくなって、youtubeで晴天を褒めるなら夕暮れを待てー、とか検索して動くASKAを見てたらなんだかむずむずしてきて、うおぉー!ライブのさわお!動いているさわおを見せろ!という衝動にかられた。中毒か。ポイズンロックンロールか。

4575835897レンタル・ラヴァー (アクションコミックスBoys Loveシリーズ)
葛井 美鳥
双葉社 2009-02-12

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 少し前に読んだ。
 表題作は真面目奥手男子がレンタル恋人のアンドロイドに恋をしてしまって、という話。ちょうど蜂郎さんマリィさんとアンドロイド萌えについて語り合った後なので、いいタイミングだった。この作者にしてはめずらしく受けがショタではなかったのでよかった。
 そして、アンドロイドが最初の借り主の女の子を記憶消去してもなぜか忘れてないというのが個人的にとてもツボな設定でした!!!あたしがSFBLがすきなのは、こういうところなのだと思う。日常はあり得ない展開は虚構として面白いし、BLだから心情は描写されるので感情移入できるし、という。

 後半はなぜか歴史物の読み切りが数編…こっちはどれもイマイチだった…薄いし。 

2009年03月03日

亜樹良のりかず『恋するCUPID』

4344815696恋するCUPID (バーズコミックス リンクスコレクション)
亜樹良 のりかず
幻冬舎コミックス 2009-02-24

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 亡き親友のゲイが幽霊になって出てきて、その頼みで彼が好きだったという男性に親友の気持ちを伝えに行って云々。
 二人が出来てしまって幽霊のこはどうするのだ、と思ったらいいこで、なんかご都合主義なラストではあるがよかった。後日談もよかった。あとがきにもあるようにこの作者っぽくないかわいいこなのだが、なんかとてもよい。
 メインCPをみていて思ったのだが、この作者の攻めはひげがあるといつも同じ人に見える気がする。

 あとは短編とかで、展開がはやくてクライマックスでの説明が多かった。

2009年02月26日

九號『ACID TOWN』1

 ところでなんであたしはジョルノとアバッキオが同居してること前提なのか?とか。

4344815653ACID TOWN 1 (1) (バーズコミックス ルチルコレクション)
九號
幻冬舎コミックス 2009-02-24

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 廃墟の街で暮らす少年は入院してる弟の治療費のために友人とヤクザ事務所にしのびこんでつかまって、イケメンヤクザに週一の呼び出しをうけつつ将棋の相手させられてんのはなんでなの?という感じ。

 ヤクザはまだあんまし出てこないし、よくわからん。
 主人公はなんか無意識にフェロモン出してる系なのか、友人みんなメロメロにしてる感じで、とくにいつもつるんでるメガネはマジモンらしいのだが…なんか、むくわれなさそうなメガネを見ていると、『幸村殿』を思い出すよ…。
 ほかにもダイナーのオネエ&少女の兄弟とかも主人公スキスキで、この二人はなんだかかわいい。
 ヤクザにからみたがりな顔に傷のあるチンピラが絵的かわゆい。

 しかし全般に、そう魅力的なキャラが揃っているというのでもなく、お話もヤクザ間での抗争とかあんまし惹かれる感じでもなく。いまいち求心力というか推進力に欠ける印象。
 それなのに、ルチルなので、続きが出るのは随分先というのは…しんどいのでは…。

2009年02月23日

山本小鉄子『ほんと野獣』2

 どれくらい忙しいのかちょっと具体的に説明してみると、もしもあたしがジョルノ・ジョバァーナだったら、普段「忙しい?おまえが忙しいことがオレに何の関係があるんだ?」とかゆってるアバッキオが、突然残業中に電話してきて「おい…スパゲティ茹ですぎたから、帰ってこいよ」とかデレだすくらい。

4877248897ほんと野獣 2 (2) (GUSH COMICS)
山本 小鉄子
海王社 2009-02-10

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 真面目温厚低温警察官×かわゆいヤクザの二巻。

 あらためてヤクザが受けなのがおかしいと思った。萌えないよ!
 なんかヤクザの昔の男に低温な警官が嫉妬するとか、警官の年のはなれた弟とヤクザの交流とか、すごいベタ。人質事件とか交通事故とか数時代さかのぼったかんじでベタ。
 というわけでCPもお話もあんまり面白くなかった。

2009年02月21日

小椋ムク『ふるえる夜のひみつごと』

4813051510ふるえる夜のひみつごと (ミリオンコミックス)
小椋 ムク
大洋図書 2008-09-25

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 短編集なのですが、全般的に面白くなかった…。くそう。

 表題作のシリーズは、かわいい男子と寮で同室になるも、かわいがられるのがいやらしくつっぱって頑張ってるのだが、トラウマで暗いのがダメらしくて云々とか。ふたりのトラウマ話がお話的にあんまり活かしきれないまま終わってるかんじ。あといくら小さくても、男子で148センチって相当ちいさいし、たぶん外見は小学生みたいになるぞ。女子基準で考えてないか。

 公園で見かける人との交流話とか、ちょっとへんなキャラは面白いけれどそれだけという感じで、薄味。
 メガネマジメ高校生とチャラ後輩が屋上で交流して恋愛感情持つ話は、不器用先輩が面白いけど話の展開はあまりおもしろくないしいまいち。黒髪メガネが歌ってるのを聞いてしまう出会いとか『同級生』に似てないか。どっちが初出早いんだろう(でも同級生も元ネタあるみたいね、アマゾンヌのレビューによると。
 先生とわけあり生徒の話は、長いわりにあまり印象に残らなかった。

 全体的に雰囲気漫画だなあという感じ。面白いキャラもいるけど、キャラとか設定とかでひっぱってるだけって感じでもう少しお話の構成を面白くつくってほしい。

2009年02月19日

えすとえむ『キネイン!』

4904101405キネイン! (MARBLE COMICS)
えすとえむ
ソフトライン 東京漫画社 2009-02

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 この作家の書くようなオサレ漫画というジャンル(と、あえて言う)の作品は、いっこも萌えないというか、萌え以前にぜんぜん面白くない作品が多いので、いつも読むのを躊躇し、読んでみてもやっぱりガッカリしてしまうことが多いのだが、今回もいつものパターンでした…。

 なんでだろうか、と思うに、こう、キャラの奥行きがない気がするのです。
 言い換えれば、代替のきくキャラというか。個性がないというのともちょっとちがうのだけれど、おなじ設定のキャラだったら、この役はだれでもいいんでないの、という感じというか。役作りしてないイケメン俳優がわんさか出てくる感じというか。
 キャラが代替がきくように見えるから、恋愛というか関係性にもぜんぜん必然性を感じない。

 BLの萌えって、たぶんキャラとキャラとの関係性に生じるものだと思うのですよ。
 たとえば。メガネ萌え、というのは一見記号萌えに見えるし、メガネイコールエリート美形ツンデレ受け/ドSイケメンエグゼ攻め萌え、という連想も記号萌えに見える。でもやっぱり、エリート美形ツンデレ受けは精神的ないしは外見的にパワーある攻めに攻められるものであり、ドSイケメンエグゼ攻めはかわいい/きれいな受けをうりうりいじめてかわいがるものである、という暗黙の関係性萌えもふくんでいると思うのですよ。美形メガネ単体で萌えてるのだとしたら、それはただたんにイケメンメガネがすきなだけであって、別にBLの枠内でやらなくてもいいはずだし。 

 で、表題作とか、幼なじみで微妙な距離感、というとこるまではわかるんだけど、たとえば描かれてない部分で、このあと二人がどういう会話すんのかとかぜんぜん想像できないし、しようとも思えない。これまでの二人も未来の二人も、想像できない。だから、なんでその相手でなければならないのかがぜんぜんわからない。勿論、描かないことそれ自体が問題なんではなくて、想像させられないことが問題なんだけど。
 そんなぺらぺらなキャラたちだから、感情移入もできないし、関係性も想像できない以上萌えないし面白みも感じられない。

 もちろんそういう部分を想像力で補完して楽しむ読者もいるだろうし、そういう読者たちからはあたしのような読者は想像力の欠如した気の毒なひとに見えるのかもしれない。しかし「理想の読者」を必須とする作品てどうよ?とも思う。

 ところで、表題作は絶対あれだよな…と思ってたらやっぱりあれだった。高校生三人で映画見に行くと安くなるおキャンペーンの三人組…たしかにあれはかわいいけれどね。

 つーかさ。つまり、作品自体の感想ほとんどないじゃんね。

2009年02月18日

門地かおり『恋姫』『花のある生活』

 あたしはおそらく活字中毒の一種なのだろうとも思うのですが、なんかちがう気もするのです。しかし、コミックも活字中毒に入るのかどうか…とか悩む時が来るとは、「活字中毒」という言葉を考えた人も予想だにしなかったことであろう。

4862635369恋姫 (ビーボーイコミックス)
門地 かおり
リブレ出版 2009-02-10

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 やはりあたしはハッピーエンドが好きだ、と再確認した一冊。
 モテモテふらふら浮気者な劇作家←女形。舞台上では白玉という名でちょう美人女形でならしてるけど、化粧おとすとふつうの男性な女形は、ながらく作家に片思い中。作家は結婚離婚複数回で、なんか男に興味が出てきたっぽいので、女形はチャンスと思って寝てみるものの、云々。
 この世界に入ったときには既にBL全盛期だったこともあり、アンハッピーエンドって、JUNEっぽい気がするのです、なんとなく。
 まあアンハッピーエンドですが、同人誌分あわせて後日談が二本収録されてて、そんなに不幸せでも一方通行でもない未来は暗示されてるけど。
 作家の浮気性というかあきっぽさの理由は、女形本人ではなく白玉が作家の理想だからで、白玉を追い求めてるから二人とも幸せになれないんだな、というのがそれとははっきり書かれてはいないけれどわかるので、このあたりのそこはかとない描写はなかなかいいなあと思った。

4862635350花のある生活 (ビーボーイコミックス)
門地 かおり
リブレ出版 2009-02-10

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 表題作シリーズは、スキー部エースのイケメンモテ男がちょっと変態→天然鈍感鈍くさい後輩で、後輩がにぶくて全然気づいてない頃は『生徒会長に忠告』ぽくてすごく面白かった。にぶちんのままだったらよかったのに(笑。
 ほかの短編は黒くて、あんまり幸せでなかったりして、ちょっといまひとつ好きにはなれなかった。弟の友人にされてしまう話はさいごちょっと光明が見えてたけど、野球選手の話はほんと相手が全然わからなくて怖い感じ。

2009年02月16日

立野真琴『今宵は君と血のキスを』

 フラッシュメモリが壊れて泣きそうです。買ってからそんなに経っていないのに。

4403662358今宵は君と血のキスを (ディアプラス・コミックス) (ディアプラスコミックス)
立野 真琴
新書館 2009-01-30

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 花屋さんのバイトで花をとどけにいった洋館で、ヴァンプ三美形に出会って中のひとりに執着されるのですが実は前世からの因縁があり。

 こうして書いてみると結構ありがち系ですね。ファンタジーとしてもBLとしてもわりとありがちなのですよ。まあ、そんな感じで可もなく不可もない、そんな生活です。
 別のヴァンプ×なぜか記憶操作をうけつけない図書館司書は、結構ぶっとんでるけどまあファンタジー要素とかはやはりありがちなのです。

2009年02月12日

鹿乃しうこ『Punch↑』2

4862635385Punch↑ 2 (2) (ビーボーイコミックス)
鹿乃 しうこ
リブレ出版 2009-02-10

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 美男大好きダメゲイ建築家×ガテン系かつかわゆい系若者の同棲のつづき。

 困ったネコ目顔の受けがあいかわらず可愛い。
 受けの保護者気取りな友人とか受けの初恋の元ヤクザとか出てきて攻めきりきりまいまいな感じでありつつ、攻めはあいかわらずいろんないい男に目移りしつつ受け大好きな感じ。
 後半は受け初恋話の読み切りで、あたしもやはりこういうのはあまり好きではない…。
---
 過去の恋を書く作家はけっこういるけど、なんでなんだろうね。読者よりも作家のほうが生みの親な分キャラべったりで、しかしだからこそ過去に対してまで考え深くなってしまって、結果つきはなしたような客観的な過去の恋語りをするようになるんだろうか。なんか、愛が深まって一周まわって突き放した描写におちつくというのは、不思議だがなわかる気もする。なんとなく。恋人への愛がつきぬけてうちの子扱いになってしまったんだな、というか。

2009年02月11日

高井戸あけみ『王子が愛したスパイ』

4832285823王子が愛したスパイ (花音コミックス)
高井戸 あけみ
芳文社 2009-01-29

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 わー!マイベスト美メガネ・三木が主人公の本ですよ!
 しかし、一冊まるまる犬山×三木なのに、ブレックファストクラブシリーズとは書かれなくなっちゃったんだなあ。なんだか淋しい…。

 化粧品会社の研究員になった三木と、なんかゲームでひと山あてたりフリーのプログラマだったり探偵会社つくって遊んでたりする犬山の話。松本と飯塚も探偵会社でバイトする大学生として登場。
 以前の『ドアトゥドア』の時も思ったけれど、やはり高校卒業してからは、つまらなくはないけれどなんか足りない感じで、やはり高校までのBFCシリーズには及ばないかなあという印象。BFC読んでない読者にはどうなんだろうなあとも思う。高校時代を知らない読者には、三木とかたんなる暴力メガネなんではなかろうか。いや、暴力メガネなんですけど。

 でもそれでもやっぱりこのシリーズすごく好きなので、また書いてくれたらうれしい。
 というか今回など、近所の書店で購入して読んだあとに、大型書店でペーパー(ネコミミ三木のミニマンガ)つきのものを見かけて、結局二冊目を購入してしまいましたよ…。BFCはなんかもう麻薬なのですよ。

2009年02月10日

田中鈴木『アイツの大本命』2

4862635393アイツの大本命 2 (2) (ビーボーイコミックス)
田中 鈴木
リブレ出版 2009-02-10

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 二巻でるの早いなあ、と思ったけれど、半分くらいは別の読み切りだった…。

 なんかぜんぜん進んでないよ。面白いけどほとんど本誌で読んでた。
 チアガールの話とか、前から思っていたんだがなんかもう吉田は二次元ではむしろかわいくね?と改めて思う。
 怖い顔のとらちんと山中の話もかわいい…どっちが受けだ???

 読み切りはカミキリガメも唐突で可笑しいけれど、いきなりサソリにさされるのも地味に可笑しいだろうと思った。

 大本命の続きがもっと読みたいです!

2009年02月09日

南国ばなな『キャンバスにくちづけを』

4812470382キャンバスにくちづけを (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
南国 ばなな
竹書房 2009-01-27

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 すこし前に読んだ。
 南国ばななの初BL…!というだけで、既にッ!満足です(笑

 表題作は、自分の絵に欲情する画家×見られると興奮する高校生。大家族で顧みられず視線に高揚するようになった高校生がかわいそう受け気味なのだが、もっと徹底的にかわいそう受けだったらよかった。性格は乙女気味だし。攻めは受けの身体に絵を描いて抱くものの受け自身には興味がないド変態でよかった。最後は折れたけど…まあ、そうでなくてはお話にならないのだが…個人的には攻めド変態のままで攻めも受けもハピーエンドというのが最上級の理想だ。
 調律師×チェンバロ奏者は調律師が変態なのだがお話が短くて不完全燃焼気味。
 バスで見かける高校生を勝手にご主人様認定して勝手につくすリーマン…は、こうしてあらためて文字にしてみるとド変態だなあ。
 狐の面の少年に犯される少年の話もいまいち不完全燃焼気味。

 こうして振り返ってみると、攻めが変態ばかりであたし好みなのだが、全般的にちょっと受けがあたしの趣味ではないかもしれない。もっと男らしい受けで読んでみたい。
 あと、やはり麗人は基本読み切りだからか、ものたりない話が多い。他の作品を見てても、この作家は連載を続けることでキャラがどんどん魅力的になっていく気がするので、連載ものを読んでみたい。

2009年02月08日

佳門サエコ『ネコ★また』

483228584Xネコ★また (花音コミックス Cita Citaシリーズ) (花音コミックス Cita Citaシリーズ)
佳門 サエコ
芳文社 2009-01-29

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 ねこまたのせいで気になってる同級生に襲い受けしたりなんだり。

 なんか、絵もお話もあまりこなれていない印象。
 つーか表紙から、もっとねこが横恋慕的なお話だと期待してたのに…。という感じでした。

---
 しかしあれですね、あたしってもしかして人化ケモノ攻め好きみたいですね。

2009年02月07日

『b-Boy Phoenix』16

b-Boy Phoenix 16 (16)
リブレ出版 2009-01

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 変態特集、です。

 リブレにかぎらずこういうテーマアンソロなんてどんなテーマで特集くもうがほとんどがグダグダになってしまうものだろうが、それでもなお、という希望を棄てきれない。もしかしたら超ステキな変態漫画に、もしかしたら出会えるかもしれない、という可能性が一ミリでもあるのならば、あたしは荒野を目指そうッ!

 だからグダグダだったけど文句言わないよ…。

 うーん、執筆陣見てもいまいちそうだったけど、それでも大和名瀬がクレジットされてたので、いちまつのきたいをもってみたのですけど、やっぱりダメでしたね。

 大和名瀬の勘違い変な人攻めは、変態というには弱い。
 女装プレイ、事件で第三者がからむとか縛ったりアロマ持ち込んだりはほんの一時的なアブノーマルプレイという感じで、まったくもって変態という感じではない。
 他にも性欲過多受け、ワガママ攻め、M攻めとかもなんだかな。SMとかって変態のくくりだろうと言われればそうなのかもしれないが、SMとか別に特集されるようなジャンルでもあるし、せっかくこんな特集なのならもっと変ったの読みたいよ。

 一方受けがガタイのいいパンスト好き攻めと、文字フェチリーマンと、臭いフェチ高校生のは面白かった。

 次回はお仕置き特集で、また本仁戻が描くそうなので買わなきゃです。ていうか、数号前の鬼畜特集にも書いてたみたいなので買わなきゃです。

2009年02月04日

語シスコ『超天国 ドヘブン』

4776795280超天国 ドヘブン (メロメロコミックス) (mellow mellow COMICS)
語シスコ
宙出版 2009-01-29

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 何と言いますか、あああたしはこれからも語シスコの新刊買ってはがっかりということを何度でも繰り返すのだろうなあ、というのが感想なのですよ。

 表題作は小デブ系オタク家電量販店の販売員×オレさまアイドル俳優。それはいいんだが、オタクのデザインが定まらず、ふつうの攻め顔になったりデブになったりで、なんとも想像しづらくキャラがたってない感じ。あまりキャラデザにいろんなパターンのある作家ではないので、こういう攻めはいろいろ無理があるのではと思った。
 そして、受けはワガママすぎる。これまでだったらワガママ受けにもかなりガッチリキャラの濃い攻めがくっつくことでワガママも目立たなかったのだが、攻めがいまいち薄いので受けがなんかただムカつくだけの受けになってる気がする。
 あとがきによれば、作者はこの攻めを随分気に入っているらしいのだけれど、脳内の攻めをきっちり作品内に出しきれてないのではという印象だった。

 併載の高校生CPとその祖父の淡い恋の記憶の除霊ものは、なんかいまいち焦点がボケてる気がした。高校生CPは祖父の陰にかくれて印象うすいし、祖父についてはちょっとものたりないし。どっちのCPも中途半端な印象。

 …あたしの愛した語シスコは一体どこに行ってしまったんだ!なんか凶悪な箱が元凶か!

2009年01月31日

扇ゆずは『DARLING』2

 いやしかし、風邪のなおりがおそいのは忙しいからという説も。
 だいぶ復調してきましたvでも仕事がおしまくりですv

4861342953DARLING 2 (2) (Dariaコミックス)
扇 ゆずは
フロンティアワークス 2008-10-22

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 最近お話も絵も微妙になってきてしまったからもういいや…と思っていたのだが、一巻を読み返して続きが気になったのでやっぱり買ってみた。

 作者曰く王道とのことで、不器用イケメン×にぶいメガネ美少年のすれ違いとかそんな感じ。
 お話はまあそこそこ面白いというか、そんなに面白いわけでもないけれどつまらなくはない、という感じ。なのだが、やはり絵が…なぜこんなに崩れてしまったのか。
 受けの知り合いのお兄さんはあてうまかと思ったらたんに攻めが勘違いしただけという感じで拍子抜けしたのだけれど、そういえばこの作者はあてうま描くのうまくないんだった、と思いだしたりした。ていうかお兄さんとか、攻めの友人とか、みんな彼氏持ちなのか。しかしやはりこの作者は第三者を魅力的に書く人ではないので、スピンオフにはあまり心が惹かれないなあ。

2009年01月30日

井上佐藤『子連れオオカミ』

 なんか体調崩すとなおりづらいのは年のせいなのでしょうか。

4812470366子連れオオカミ (バンブー・コミックス 麗人セレクション) (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
井上 佐藤
竹書房 2009-01-27

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 なんだかいまいちだった…あれえ。

 表題作、子連れ同士カップルというのが既に個人的地雷。子連れでも地雷なのに子連れ同士なんて地雷かける2。しかも受けがあまりに身勝手でイライラした。身勝手さをこじらせて子どもかける2になって帰ってくるとか地雷の何乗ですか。

 そんな表題作のいきおいで読んだからか、他の作品もいまいちに感じた。
 クラブオーナー?と若社長の軽いノリからそんなこんな話も、なんかキャラに感情移入できない感じ。
 総ホモアパートの二階カップルとか、ヒゲのオネエカップルで面白かったのに、そんなつまんない顔になって帰ってきてくれてもうれしくないし…。

2009年01月23日

タカツキノボル『カフェRelishにおいで』

 アーーーーゥイエー。
 疲れ果ててますががんばってJ庭の新刊をつくります。
 あと、またおめでとう!!!

4861343097カフェRelishにおいで (Dariaコミックス)
タカツキ ノボル
フロンティアワークス 2009-01-22

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 相変わらず華やかでかわいい表紙ですね。
 そして相変わらず不思議なテンポの漫画で、個人的には面白かった。

 料理人の腕はいいが愛想はないしつぶれかけの洋食屋、常連のホストがコスプレ男メイドカフェ、のようなものをやろうと提案して、ホストの後輩やらなんやらが集まってわいわい。発案者のホストと料理人の弟がそんなかんじで。

 これ続くのかと思ってたのに、一巻でおわりなの??こんなキャラいるのに??CPいっこだけなの??なんで??
 打ち切りですかね…。

2009年01月20日

せら『王様にKISS!』

王様にKISS! (花丸コミックス)
王様にKISS! (花丸コミックス)せら

白泉社 2006-01-19
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 2006年てもう三年前になるのかー怖い!ちょう怖い!2006年なんてついこないだじゃんか!

 それはさておき、『夜に濡れる蝶』以来微妙に気になっていた作家さんで、ちょうど見かけたのでよんでみた。

 保険医×わがままメガネ王子、ということだったのだが、受けがどんどん変な人になっていって、赤くなったり青くなったりな忙しい感じなのにほとんど無言で、なんかワガママというよりもちょっとおかしなひとという感じだった。季刊連載だからなのかな、そんなかんじで特に最初の方はキャラがさだまっていなかった感じ。ちょっと天然かわった受けっこもの、として読めばまとまりがつくかと。
 続きもあるのですね。

2009年01月16日

おおや和美・ごとうしのぶ『Pure 2』

 また土日も仕事ですが、あたしずっと働いてないです?なんかおかしくないです??

4048542699タクミくんシリーズ Pure 2 (あすかコミックスCL-DXタクミくんシリーズ)
おおや 和美
角川グループパブリッシング 2008-12-01

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 これもだらだらと読んでしまった。
 Pureはまったくもって、なんでこのタイトルなのかといつも思う。こういう無意識の凄みがごとうしのぶの空恐ろしいところだ(自分でも何を言っているのかよくわからない。
 あの晴れたは章三の前で泣いてる託生とか、ギイにめっさ怒ってる託生とか、ギイを待ってた託生とか、もうかわゆすぎる。しかし章三がにぶいのと、泣き出した託生への対応が描かれてないのがもったいなすぎる(イレギュてきないみで!ていうか章三の前で泣いてギイの前では泣かないのがなんかおかしいな!
 そして春風はおおや和美で全編読んでみたいのに、いつもこうハイライトしか描かれないのでなんか淋しい。

2009年01月12日

琥狗ハヤテ『魔王の甘い契約』

4862635261魔王の甘い契約 (ビーボーイコミックス)
琥狗 ハヤテ
リブレ出版 2009-01-10

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 魔王×パティシエ。
 有名パティシエ祖母みたいになりたーい受けは、祖母が契約してるといううさんくさい魔王に求愛されたり契約しろと言われたり云々。

 人外はいいですね。
 そこそこ面白かったけど、契約ってなんのことなのか、何がしたいのか、契約するとどうなるのかが最後までわからんかった…。おばあちゃんの契約とはやり方も意味合いも違うのか。よくわからん。書き下ろしのドラゴンもかわいい。

 あと短編がふたつか、あったけれど、現代日本のふつうのひとたちのお話はなんだか違和感というか、いまいちというか…。

 この作家はなんとなく昔の寿たらこの絵に似てる気がするのだが、なんというか不安な感じのデッサンというか、劣化したら大変なことになってしまいそう…。

2009年01月11日

本仁戻『サンビカ―本仁戻作品集』

 世間では連休中だというのはほんとうですか。
 仕事が山積みです☆

4862634990サンビカ―本仁戻作品集 (ゼロコミックスデラックス)
本仁 戻
リブレ出版 2008-12-10

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 ほぼ既読作品ばかりだったので、なんかだらだら読んでまいました。
 しかしほんと本仁戻は丁寧に漫画をつくる人だなあと再確認しました(笑

 怪物王子四部作はほんとハイクオリティで大好きです。
 「蜂の巣」収録作品は、以前読んだときも思ったけどさすがに古いのと、あとたぶんあんまし自由に書けてないんではないかと思わされるのですが、なのであんまりグっとくる感じではないです。
 怪物王子のその後の短編小説は、ちょっと正直いまいちだった気もする…。いろんな意味でライトというか。

 収録作品中の「マキニカリス」とか狼男とか、あとこないだの『フェニックス』の執事ものとか見ると、「青猫」のつづきも読みたいしまた大正ロマンぽいの書いて欲しいなあとも思うのだけれど、「バイバイミズハラ」とか『恋が僕等を許す範囲』とか読むと、またリーマンものも書いて欲しいなあと思うし、「サウンドマスターベーション」とか、あとどこだったかのコミクスに入ってた「無頼」とか思い出すと、SFも書いて欲しいと思うし、もう大変(笑。「桂」はいまいちだけれど、今の筆力でまた軍人もの書いてくれたらそれももう大変かもしれない!(笑

金井桂『僕はお兄ちゃん。』

4813051685僕はお兄ちゃん。 (ミリオンコミックス 25 Hertz Series 55)
金井 桂
大洋図書 2009-01-10

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 絵はアニメっぽいけどかわいい。でも絵も作風もちょっと一ノ瀬綾子に似ている気がする。

 モテモテイケメン双子の弟に愛されちゃう平凡世話焼き兄貴なのです…が、しかし、すごくフラストレーションがたまった…!
 なんで双子なのに髪型ちがうの?二人とも性格に差がある設定なのに、なんで同じような反応しかしないの?硬派と紳士って設定なのに、ふたりともただの兄大好きわんこにしか見えないのはどうしてなの???
 それになにより、せっかく(笑)双子なのに、片方と兄がくっつくって、どういうこと!?それで萌えると思っているの!?(怒

 まあ個人的な主張はさておき、片方とくっつくにしても、読者には双子はどっちもおんなじような性格にしか見えないし、だから兄が片方を選んだ理由もあんまし共感できないし、なんだかなあという感じだった。
 あ、でもよく見たら表紙はCPだったね…双子で飛びついちゃったのがいかんのか。タイトルもいまいちだ。

 もういっこの短編は金持ちの変わり者くんと父子家庭の高校生で、表題作もこちらも料理の得意な受けだなあと思った。

2009年01月08日

田中鈴木『転校生・神野紫』4

 アーゥイエ!
 ココまでが休暇の前半に読んだ漫画で、休暇の後半から新年早々デスマってるよ!やってらんないよ!ちょうたのしみにしてたのに、バクマンすらまだ買ってないよ!

4344810104転校生・神野紫 4 (4) (バーズコミックス ルチルコレクション)
田中 鈴木
幻冬舎コミックス 2007-06-23

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 ルチルのコミックスは出るのが遅いので、四巻は出たのを知らなかったかもしくはあとでまとめ読みをしようと買わなかったのか、とにかく読んでなかったのですが、アマゾンヌで取り寄せて読もうとしたら、まあ別に読めるんですが、でも背景がぜんぜんわからない。紫とみどりがたたかってる理由はなんとなく覚えてるけど、周りのモブの幽霊たちがどんなキャラだったのかよくわからない、のに、幽霊たちが個々にドラマしてるので、これはこのまま読んでも大筋は理解できるだろうけど、モブの話がわからんまま読んでしまうのはもったいないかもしれない…と思って、一巻から読み直しました。

 …読み直してよかった。
 この最終巻をもっとはやく読んでいたかった、という後悔はあるものの、おざなりな中で読んでしまわなくてよかった、とも思った。

 左手に祓いの力を持つ神内みどりは、ゼンゼン覚えてないんだけれど幼なじみらしい転校生・神野紫につきまとわれつつ、「文化祭の一日前を永遠にくりかえしている学校」に閉じ込められてしまう。そこで出会う霊たちは、数年前の文化祭前夜に学校に泊まり込んでいて、火災で亡くなった生徒達らしいのだが、みどりの左手の力を排除するために、生徒会のメンバーを中心に実力行使をしてきて云々。

 そんな転校生神野紫・最終巻、とってもよかったです。紫とみどりの話はわりあいよくある系…ていうか、そもそもこの転校生神野紫自体が、オカルトマンガとしてはわりあいよくあるタイプのお話なんだろうとも思うのですが、にもかかわらず/だからこそとってもよかったし、幽霊たちの話も本当にベタながらとってもよかった。白夜と栄は未来話もふくめてすごくせつなくよいし、紅や桃・桜、その他みんなよかった。
 よくあるお話、を、いかに魅せるかというのは大事だよなあ。だってそうじゃなきゃ、どんどんとっぴなお話に流れて言ってしまうもの。

2009年01月06日

田中鈴木『メンクイ!』1、2

メンクイ! (ビーボーイコミックス)
田中 鈴木
リブレ出版 2008-11-01

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メンクイ! 2 新装版 (2) (ビーボーイコミックス)
田中 鈴木
リブレ出版 2008-12-01

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 読んだことがなかったので、新装版が出るのを楽しみにしていたのだが、ぜんぜん書店で見つけられずに延期したのかなあ…と本気で思ってた。たんにすごい勢いではけてただけみたい。『アイツの大本命』効果かな。

 イケメン×メンクイで、イケメンにその素朴なかわゆさを愛されるふつうっこ。田中鈴木らしく、鏡の世界に入ったり、パラレルワールドに迷い込んだり。
 ちょっと攻めが嫉妬深すぎるというか、なんかもうちょっとそうではない日常も読んでみたかったけれど、全般にライトに面白かった。

2009年01月05日

よみさし。

 かわい有美子『進行性恋愛依存症』傲慢ノンケ社長が大学時代にケガでバスケ選手の道をたたれたころも、社会人になって突然呼び寄せられた今もつくしてる受け…が、かわいそうすぎるというか、過去編の後半もふくめてつくしてるばっかりでなんか読んでてうつうつとしてきてしまい、途中でいやになってしまた。

 小林典雅『美男の達人』なんかモテ塾のうんちくがずらずらと続いて、一体何の本なんだろうと思った。そのうんちくも理論立てて構築されたものではないのだろうし、かといって笑えるようなネタでもない。肝心のBLは、同僚につきあってやってきたノンケが美人講師に惚れて、たしか講師には子供もいたような。パラ読みしたけれど、なんかあんまり面白い展開でもなかった気がする。

 名倉和希『ラブ・トライアングル』イケメンオヤジ探偵→理容師←探偵の息子のイケメン高校生。なんか途中で飽きてしまった。キャラたちにあまり惹かれなかった。しかし気が向いたら続きも読むかもしれない。

 水無月さらら『僕はうさぎ少年』なんだか…、雰囲気がよくわからなかった…BLなのかな。かわゆい受けに惚れたイケメンは元不良でもともとはそっくりな妹に一目惚れしていたらしい、のはともかく、高校生っぽい雰囲気がメインなのか…しかしその高校生っぽさが、ちょっと古いというかついていけないというか。

 金田正太郎『マハラジャ(藩王)と私』近代日本の洋食屋さんウェイターとマハラジャなのだが、考証どころではない絵だし、漫画がうまくなくてどうしても読めない…。

 金丸マキ『豹くんの異常な愛情』他の男×豹とか、お隣さん×妹とか、BLではない感じだしライト一人称が個人的にあわなかった。

2009年01月04日

小椋ムク『センチメンタルガーデンラバー』

4904101359センチメンタルガーデンラバー (MARBLE COMICS)
小椋ムク
ソフトライン 東京漫画社 2008-12-18

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 表題作のシリーズは、にゃんこ×人間と、人間×にゃんこ。
 彼氏と別れた人間達のところに野良がきて、人化したりなぐさめたり騒動起こしたりしてくれる話。

 擬人化とか人化とか大好きですvにゃんこたちがかわゆくってよいですv
 攻めにゃんこの話は、夜しか人間になれないせいで時間の進み方がむちゃくちゃ早かった(笑。しゃべれない設定もふくめて、受けにゃんこの話では無視されてたし、設定はけっこう適当だなあとおもった。
 あとこの話自体にはあんましかんけいないけれど、人化ものは寿命の問題が気になってしまうので、なんかご都合設定があってくれると更によいですv

 不良×天然古本屋さんとか、兄弟とか、ほかの短編もそこそこ面白かった。

2009年01月03日

藤たまき『遊覧船』

4403662080遊覧船 (ディアプラスコミックス)
藤 たまき
新書館 2008-05-30

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 ひさびさにファービラスなBLでした。

 身体をこわして商船高専を休学中の受けは、遊覧船の船着き場売店でバイト中。なんかチップをはずんでくれる客が実は小説家で、旅館やってる実家の別邸に滞在してる事を知って食事をとどけにいくようになったが、なんかことあるごとにやたらお金くれてそういう関係になったらめっちゃお金はらおうとするのです。

 お金の関係しか信じられない攻め、という設定がよいです。傲慢でエキセントリックな(あたしの好きなタイプの)攻めでありながら、ある意味かわいそう攻めなんだよね。
 あと、観光に行く話で、攻めが受けに高級なものを贈ろうとたくらんで倒れて、受けが品物を返しに行って「愛」の「バカバカしさ」と「なさけなさ」に泣いてしまうとことか、すごくいいです。こういう恋愛のみもふたもないある種現実的な側面って、実はフィクションの中で読むのはあんまりすきではないのだけれど、なんか今回にかぎってはすごく気に入った。上述のふうがわりな攻めのおかげかもしれない。受けが攻めの贈り物をさんざん突き返してきておいて、自分のかってあげたサンダルに喜んでる攻めを見て、自分があげたプレゼントを恋人に喜んでもらえたらうれしいのだということに思い至って心をいためるとことかもすごくよい。

 そんなかんじで、全般に、虚構らしい、ふうがわりなキャラや、ちょっととっぴな設定・展開のなかで、恋愛のありようを地道に描いているように感じてすごくよいなあと思いました。そういう非日常と日常のバランスのよさって、あたしが作り物語に一番求めているものなのかもなあと最近思うのです。

ユキムラ『天然+極楽魔法使い』

 
4835217829天然+極楽魔法使い (ビーボーイコミックス)
ユキムラ
ビブロス 2005-08-10

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 社長×メガネっこ魔法使いただし三十がらみ。
 突然出現したかわいくない魔女っこに、魔法増幅のアンテナになる契約をせまられ、実は孤独な社長はしだいにどきどき。

 面白くなくはないのだけれど、魔法の設定がゆるく見えていまいちなのと、だからといって(ファンタジーは二の次なのに)がっつり恋愛物語書いてるわけでもないので、全般になんか物足りない感じ。アンテナって結局どうつかうのか、ただ契約してるだけで一緒にいなくてもいいのかとか、魔女っこの攻めへの気持ちとか、わかりづらい感じ。

2008年12月31日

★2008下半期・BLコミックベスト10

 恒例のひとりあそびですv
 …わー。なんか偏ってるなあ…(笑。好き作家を複数作選んでしまうのは、もはやいつものことにしても…あんまり新しい作家さん読まなかったのかなあ、と反省。でも大和名瀬が面白くて/あたし好みだと、なんだか安心できます。
 来年からは、半期ではなくて通年で考えようかなあとも思ってます。でもそうすると、更に特定作家に偏るかもしれないですね。

 再刊作品も入れてますが、寿たらこ『GARDEN』本仁戻『サンビカ』ははずしてます。初出の雑誌があんまりBLではないのと、どっちもあたしのなかで殿堂入りしてしまう作品集なので、他の本とおんなじ枠内で評価できそうにないからです。どっちも普遍的に大好きな作品集なのです。

 上半期はこちら、小説版は夜にupする予定です。

4862634583  1. 大和名瀬『教師も色々あるわけで』
イケメンゲイ教師×ヘタレ教師@小学校。
真面目な二人で真面目な展開、ときどきとんちんかん。個人的には否のうちどころが見つかりません。大好きですv
萌え★★★★★
物語★★★★★
画面★★★★★
4199603867 2. 大和名瀬『無口な恋の伝え方』
デキる男の育て方のスピンオフ、一途社長×不器用シェフ。
前作のキャラとは若干違和感があるので↑には一歩譲る印象ですが、二人の不器用ぶりがとってもかわゆいのです。
萌え★★★★★
物語★★★★★
画面★★★★★
アイツの大本命 (ビーボーイコミックス) 3.田中鈴木『アイツの大本命』
おさななじみのイケメン転校生×不細工少年。
おもしろおかしくって、しかも萌えるってのは、なんて貴重なんでしょう。周囲のキャラも楽しくてよいですv
萌え★★★★☆
物語★★★★★
画面★★★★☆
遊覧船 (ディアプラスコミックス) 4.藤たまき『遊覧船』
お金の関係しか信じられない富豪作家×休学中の高専生。
エキセントリックなキャラで普遍的な感情を描出していく物語というのが、とっても好きなのです。
萌え★★★☆☆
物語★★★★★
画面★★★★☆
4904101189 5. 阿仁谷ユイジ『ミスターコンビニエンス』
ノンケ派遣コンビニ店長×ゲイのフリーター。
ノンケ攻めはよいですね。CPはオーソドックスながら、個性的な絵やキャラで魅せてくれますね。
萌え★★★★☆
物語★★★★☆
画面★★★★☆
ちんつぶ 3 (3) (MBコミックス) (MBコミックス) 6. 大和名瀬『ちんつぶ』3
えーと、○○とりかえばやコメディ…?な、ちんつぶ第三巻。
三巻はマジメガネ岩淵×ツンデレチャラ男神谷が進展してるので、笑いつつ萌えます。
萌え★★★★☆
物語★★★★☆
画面★★★☆☆
生まれ星―三村家の息子シリーズ (ミリオンコミックス  Hertz Series 47) 7. 明治カナ子『生まれ星』
ゲイ→ノンケの幼なじみ同士、三村家の息子シリーズ最終巻。
今までの拘泥を一気に引き裂いた、よいハピーエンドでした。同人誌もよかったよ!
萌え★★★☆☆
物語★★★★★
画面★★☆☆☆
夢中ノ人 1 (1) (バーズコミックス ルチルコレクション) 8. 田中鈴木『夢中ノ人』
夢の中で出会ったリーマン×高校生。
あんましBLではないけれど、かわゆいお話です。やっぱり周りのキャラたちもとってもよいのです。
萌え★☆☆☆☆
物語★★★★★
画面★★★☆☆
オルタナ (ミリオンコミックス 10 Hertz Series 49) 9. 古街キッカ『オルタナ』
フリーター→大学生→その後輩→フリーター…
タイトルでちょっと盛り気味かもしれませんが、タイトル込みでのお話のつくりかたが面白かったのです。
萌え★★☆☆☆
物語★★★☆☆
画面★★☆☆☆
初恋の70%は、 (ディアプラスコミックス) 10. 山中ヒコ『初恋の70%は、』
イケメン高校生→陸上部のエース。
高校生、初恋、ということで、あまずっぱい感じがよいですね。
萌え★★☆☆☆
物語★★☆☆☆
画面★☆☆☆☆

2008年12月30日

『b-Boy Phoenix 15』

b-Boy Phoenix 15 (15)
リブレ出版 2008-12

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 執事特集。8割本仁戻のため、1.5割円陣闇丸のために購入。

 本仁戻の華族×ドイツ人執事が…すげえ。耽美だ…!!ガチな耽美さだ。なんかこういうの久々なのでは。
 円陣闇丸は、微妙に執事をはずしてるけど、やはりこの人の漫画好きだなあ。
 池玲文はなんかあんまり絵があれなのだが、面白かった。
 剣解も面白いけど、あんまりハッピーでなくてかわいそう。
 天城れのは、最近ますますライトになっているような気も。前からだっけか。

 ていうか、次回は変態特集て…またダイレクトな特集を…。
 執筆陣があんまし好みではないのだけれど…。

ユキムラ『落ちぶれ紳士に愛の唄』

4862631045落ちぶれ紳士に愛の唄 (ビーボーイコミックス)
ユキムラ
リブレ出版 2007-01-10

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 ユキムラのコミクスは結構買っていなかったのだなあ、と。

 菓子職人×デパートづとめ。
 デパートで催事担当したいリーマンが、なんか年下でマイペースな菓子職人になりたい青年と出会ってなんか惹かれるんですがパリに行くとかゆうので勝手に傷ついて傷つけてさよなら、数年後に新進のパティシエになってた青年にスイーツフェアに出てくださいとお願いするのです。
 ユキムラっぽい、現代が舞台なのになんだかふわふわファンタジックなふんいき、な気がしました。リーマンのエゴとか、再開後の傷ついたパティシエの対応とか、いたいたしくってよいです。

2008年12月29日

桜城やや『ねえ、先生?』

4862631584ねえ、先生? (ビーボーイコミックス)
桜城 やや
リブレ出版 2007-04-10

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 生徒×先生で、生徒は元カノの弟。先生はゲイを自覚して女性とは無理でしたので。
 王道系のお話で、この作者らしい年下がんばるわんこ攻めと、困った顔の大人受けだったので、安心して読める感じ。特筆することはないけれど、確かなクオリティの生徒×先生というか…(笑

2008年12月27日

亜樹良のりかず『ハート・ストリングス』

4862632408ハート・ストリングス (ビーボーイコミックス)
亜樹良 のりかず
リブレ出版 2007-08-10

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 ヤクザ×ホスト。
 道でチンピラにからまれたときに知り合ったヤクザが店に来て云々。

 わりとよくあるホストものか。安心して読める感じ。
 この作者のコミクス買うの初めてだったかな。男らしい受けがよいですよね。攻めはちょっと顔怖すぎる時あるけど…あとがき読んでて気づいたのは、イケメン×イケメンというCPの場合、攻めを受けよりさらに男らしくしようとして顔が怖くなりがちなのかな、と思った。
 あとカラーの色づかいがいまいちというか、攻めの肌の色が微妙な時があるような。