年明け早々のゼミ発表なんて!
ともあれ、仕事納めから冬コミ、発表準備と、なんかもう何?何の修行なの?って感じだったので、ちょっと一休み、します(いや合間合間にいろいろしてましたけどね、こう、まとめて休みたい。
不義理をしてしまっている各方面には明日以降ご挨拶に伺います…すみません。
久々に西田東『彼の肖像』を読み返して、漫画家ものに弱いわたしは画家ものにも小説家ものにも弱いことを思い出した。そのせいもあって『彼の肖像』は名台詞だらけに感じるし、今のところ西田東の中で一番好きなんだけど、「俺はすべての欲求を絵で満たすから彼氏はいらねーの」というハルの台詞が読むごとに重たくなってくる。自分の環境をかさねちゃうからだろうな。勿論重いというのはよい意味だけでもないけど悪い意味でもなく。しかし「ゆずりはすべての欲求を漫画で満たすから○○はいらねーの(○○にはアカポスでもなんでも入れてください」とか言い替えてしまうと、なんか非常にアホみたいだな(笑。文学とかだったらカッコイイかもしんないけど。
↑内容は絶対損はさせませんが、絵についてはフォローできません…。
あと、合間合間に遊んでたアレのために、『七色いんこ』を読み返して、やっぱ個人的にはいんこが手塚のベストかもしれないなと思った。ベストって言い切っちゃうのはやっぱりまだちょっと不安というか、好みだけで言えば火の鳥とか三つ目とかも同じくらい好きは好きだし、漫画としての良さを考えると他にもいろんな作品を考慮にいれなきゃなんないんだけど、個人的には話(漫画ではなく話)の作り方として一番好きなのはいんこかもしれない。私が幼稚園児だった頃に連載されていた作品だというのもなんだかスゴイ。不思議。玉サブローも好きな犬キャラベスト3には絶対入るお気に入りキャラだし(勿論イギーも入る。
![]() | 七色いんこ (1) 手塚 治虫 秋田書店 1981-09 by G-Tools |
↑いんこカコイイな…。新書版も買おうかしら(笑。
![]() | ダンナ様は吟遊詩人 CJMichalski 芳文社 2005-12-27 by G-Tools |
某出版社の新刊一覧を見られるページでこれ、「ダンナ」が「ダンテ」とゆう誤植になってて、CJさん元からちょっとアレな人だったけど遂に壊れてしまったのか、というか壊れた上に歴史ものですか、とか色々悩んでいたんだけど、何のことはない吟遊詩人シリーズの二冊目だった。「ダンテ」でも妙に意味の通ってしまうタイトルだったのが罠だったね。
内容は…、前作からなんかイマイチだったのだけど今回もイマイチどころかイマニくらいかなあ。変態吟遊詩人がうまく活きてないのと、ゆーまがすっごいカワイイって設定になってんのかどうかもよくわからないというか…設定もお話ももっと練ったほうがいいのでは。同時収録の短編は、前に読んだ時も思ったけれど、同じ設定の話を以前にも読んだことがあるような気がするのですが。
というわけで、恒例?のBLベスト10です。
今期次点はホームラン・拳「僕は君の鳥になりたい」、やまねあやの「クリムゾン・スペル」1。
ちなみに今年のベスト3は扇ゆずは「浴びる純情」後藤星×秋月こお「寒冷前線コンダクター」本仁戻「DOG STYLE」で、全部上半期ですな…。
これもちなみに今年読んだBL漫画は約130冊。よくがんばった(笑。来年もがんばって読みます。
![]() | 「かわいい」と口に出す度心が軽くなる気がした 頭痛まで治まってきた気がするんだから現金な話だ 誰がおまえを好きだと言った/山田 ユギ …ユギたんのグンバツの安定性は素晴らしい。表題作いいんだけど、最近あれですな、非道なキャラが好きみたいですねわたし…。現実に居たら絶対関わりたくないタイプなんだが、お話の中でならどうせ非道なら非道なほどよいね。 |
![]() | 「大きな借りを作ったな もうお前を自由にしてやる気がなくなった」 ファインダーの隻翼/やまね あやの …ファインダーは萌えとか別にしても、きちんとお話を描いていこうとしてる印象があるのでよい。そのせいで低調になっちゃうときもある気もするんだけど、この巻はバランスがよい。あと同時収録の短編がよかった。 |
![]() | マクシミリアン・シーモア オレのミューズ 土・日・祝日は家中のドアノブを磨くのが趣味 SEX PISTOLS 4/寿 たらこ …パパ話は順当によかった。ジンジャーがヘテロだったのも。リチャードがちょっとかわいそう(リチャード好き)というか、リチャードにあまやかされるマックスも見てみたかった気が…。というかマックスがもっとバリバリに幸せな世界を見てみたい気が…(つまりマックス総受か…。 |
![]() | ここだけの話 俺は昔 魔法使いだった スタアに愛/扇 ゆずは …うーん、この人の話は続きが読みたい!とすごくいつも思うんだけど、実際描かれちゃうと、アレ?前の分だけでまとまってたほうがきれいだったかも?と思ってしまうかも。でもエンドレスサマーだけは文句いいっこなしよ。 |
![]() | 「…ああそういや おまえのピアノは…ヘタだもんな CDとか色々聴いたけど 皆おまえみたいにもたもたしないし間違わないし…」 願い叶えたまえ 2/西田 東 …あれだこれは、バビロン天使の詩だ(笑。どう結末をつけるのかすごく楽しみだなあ。 |
![]() | 「ごめんっ……俺っ達っちゃんの大事なペンダント… 不注意で…無くしてしまった…」 騎士堂倶楽部/西村 しゅうこ …無茶なファンタジー設定でベタ展開やるんなら、これくらいの分量がないとキツイってことなんだな、と思った。 |
![]() | 「ギイを敵に回すんだ 冗談でこんなことできないね」 jealousy ―タクミくんシリーズ/おおや 和美+ごとう しのぶ …うーん、ちょっと三年生編はギイの顔がかわいくないのと託生くんがかわいすぎるのが難点かなという気がしないでもないんだけど、美貌のディテイルラスト一ページですごくキャーだったので(笑。 |
![]() | 「ただあなたに逢って 裏切られるのには慣れていても 裏切るのはこんなにも心苦しいものと 初めて知りました」 カブキ~月の章/はしだ 由花里 …光之介さま超ヘタレ攻めだ。戦国編はなにがいいって、なによりはしださんのキラキラな絵が映えるのがよい。 |
![]() | 「もう来ねーよこんなとこ…田舎ほど恐ろしい所はない」 三村家の息子/明治 カナ子 …たしかにあんまりみんな(弓も)平然としてんの恐ろしくって(笑、それはご都合主義BLの恐ろしさにも近いかもしれないね。続きが気になる。同時収録もよかったけどきっと続きはないだろう…。 |
![]() | 「萌えの勉強をして来たまえ!!」 LOVE RECIPE 1/東里 桐子 …正直ちょっと、いや、かなり迷ったんだけど…この漫画のおかげでいかにわたしが漫画家モノに弱いかということがよく判ったので、入れておこう。 |
![]() | スタアに愛 扇 ゆずは マガジン・マガジン 2005-12-26 by G-Tools |
わーいわーい扇ゆずはだ。
しかしなんかこの表紙は…ハデでいいのかもしれないけれど、やはりまだ扇さんのカラーの微妙さ加減が残ってる感じだね。さてさて。
「Oh!?」、じゃねーよ!(笑。
ということで、スタア、ハリウッド編もふつうに読んだんだけど、なんかなあ、展開がブラザーズといっしょ(超売れっ子攻めのために身を引こうとする受け)というのがなあ。これって扇さんの展開づくりの問題ではなくって、扇さんの描くCPがワンパターンなせいな気がするけど。リヒトの顔は前巻よりかわいくてよい。榊甚大の突然の登場とその変貌っぷりにはたまげたが静さんといっしょでよかったね。はしゃいでる静がかわいい。というかこの二人読みきりで読みたいよ…と思ったら、う、うわ?うわわ、静さんの読みきりが!マジで描いてたんだ!知らなくってよかった、喜びが数倍だよ!
ということで、ラストサマーのその後。やはり静さんの左目は失明していたのだね。再会できてよかったよかった。正直あんましどうこう言いたい感想は特にないんだけど、この二人が読めただけで満足。いいのだ過去があるから。おふろで頭がキューピーさんになってる静さんとか、だんだんくだけてきてる甚とか、甚の関西弁とか、モエモエ。あと甚はフツウにカコイイ。スタアのみちるとかは体型があんまし競泳体型にみえないこととか不満だったんだけど、甚はちゃんとゴツいから好き。
インザダークは微妙…淫乱な盲人の夏芽さんは面白かったけど、なんだか全体として微妙にイマイチ。ちょっとうまく理由を説明できない。別にここ最近の扇さんの美形受け≒性別受けがどうとかいうことでもなく、お兄さんが黒すぎるからでもなく…なんだろうな…。ところで夏芽さんがバイオリンを弾くのを見て、ああやはりこの人のフジミが見てみたいと思ってしまった。
スピッツの「ただ春を待つ」って、「タダハル」さんへの801歌だと思ってた。
嘘ですけどね。
古めかしい話が読みたくて買ったのだがなんかちょっと違う。実際に古い漫画も多くて、充分雰囲気も古いんだけど。お話が薄いのもあるんだけど、快楽至上主義なキャラの精神性が一昔前のヤンキーみたいでなじめないというか違和感と言うか、ダサいんだよなあ…。あと短編ばかりだから仕方ないけど、お話とかキャラにつくりこみがもっと欲しいと思った。
すごく修羅場です。
![]() | 転校生・神野紫 3 (3) 田中 鈴木 幻冬舎 2005-09-24 by G-Tools |
ものすごく前に買ってはいたのだけれどやっと読んだ。
あんまり前の展開を覚えてなかったんだけど、読み始めたら思い出したというか、思い返してみると結構単純な構図とのろのろ展開だった。あれだね。低俗霊じゃなくて漂流教室だね。文化祭前日を永久にくりかえす学校、しかし使い古されててもやっぱりこういうの好きだなあ。この後どうなんのか、ていうかこの文化祭篇のあともこのシリーズがつづくのかどうか。ルチルは季刊だから進みが遅くて困るのだ。
しゅしゅしゅさんはやはりアホな話の方がいいと思う。んだけれど、今回はなんかあまり突き抜け感がないのと、お話がいまいち練れてないので読後感がいまいち。前半の田吾作ものは大まかにはいいんだけど薄くて物足りないし(短い話なのに人も多すぎ)後半の奇妙な変身ものは雑駁すぎ。
つまり、これもやっぱり無茶苦茶設定をやるならむしろきちんと設定をつくって欲しいということなので。しかししゅしゅしゅさんはやっぱタカララシリーズが白眉(というほどではないかもだけど)だったなあ…あれは無茶苦茶でなおかつ面白かった。なんだろ。編集の差かなあやっぱり。オークラは今明らかにおかしいもんなあ…。
![]() | 教科書の恋人 西村 しゅうこ ビブロス 2005-12-10 by G-Tools |
無茶苦茶だった…(笑。
いやー。無茶苦茶は別にいいんだけどね。なんか男版大奥とか、別にまあいいんだけどなくてもよかったよね。出て来たの最初だけだし。天下をとるとか言われてよくわからんプロジェクトに真剣勝負されても、あんましリアリティないよね。脇CPのひとたちは忍の訓練とかしてるけど、それ現代社会でというか会社で何の役にたつのさ。と、なんかいろいろ戦国風の色をつける工夫はされているものの、どれもこれもうまく機能してない感じ。そんな彼らが最後にやはり会社でみんな働いているのはちょっと笑えたけど、うーん、全体にもっとうまく構成練って欲しかったなあ。無茶苦茶でも別に面白ければいいんだけど、構成があまいと脱力してしまうよ。無茶苦茶ってつまりファンタジーのことだから、ファンタジーは設定きっちり練ってこそなジャンルだし、それを怠るとダメダメになっちゃうと思う。
