![]() |
タイトルがなあ…。
彼女いない歴=年齢の大学生が、なんか先輩にいきなり男を紹介されたり、そいつががんばってアプローチしてきたり、合コンで有名なモテ男に一目惚れされたり、自由恋愛研究会とかいうサークルに入ったら、二人に狙われたり、なんです。
突飛な設定はいつものことにしても、消化しきれてないネタが多くてなんだかな。モテモテだけど恋は不慣れなイケメン×もてない男子、でいいわけで、アテウマの合コンの帝王みたいのは不要だったんではないか。ましてやモテ期でもなんでもない気が…。二人をつないでる少女小説もあんまし活きてないし、初恋同士のピュア不器用ラブ、ってだけでよかったんではないか。
あと、自由恋愛研究会って、キモチワルイよなあ…。不純行為禁止とかゆっても合宿とかキモチワルイぞ…。攻めのセフレのミスキャンとかも、最近呼ばれないけどいいの?とか双方の友人の前で平気でゆっててまじキモイ。攻めも運命の恋人探しつつ、やることはやりすぎだったのでは…。
![]() |
|
神楽坂はん子は最近絵が心配な感じだったし、この表紙も人体デッサンがアレな感じだったし、子持ち受けというあたしの地雷も含まれてたので心配だったのですが、これが意外にというかとっても面白かった。
表題作は、絵にかいたような金持ちの放蕩ドラ息子のマンションに、子持ちの家政夫さんがやとわれて、という話。放蕩息子がベタに実は淋しいこで、というのがあっさり書かれてからあっさり素直なよいこになってしまった(笑。でもなんで受けのこと好きになったのか、この設定展開ならたんに親代わりのがしっくりくるのに、と思ってたら、受けは周り中の男に狙われまくりの単なる魔性だった…(笑。
友達同士がくっつく話はちょっといまひとつだった。
ビデオ擬人化の話は、作者はあとがきで向いてなかったみたいなこと書かれてたけど、すごくよかった。ちょっとあっさりしてはいるけど。
アラブの身を売らされているアルビノ少年を、立身出世したアラブ青年が助ける話は、CPがあれなせいか、あんましBLっぽくないというかなんというか。BLっぽくないというのともちがうなあ…萌えないというか(笑。視点人物が恋愛から一歩離れてるからかな。
でも同じように視点人物が蚊帳の外なのに、田舎の大学生従兄弟の家に行ったら従兄弟は近所の幼なじみが好きみたいで、けど幼なじみは女の子と遊びまくりのいいかげんで従兄弟の気持ちを考えないひとでなしで…という話は、どんでんがえしがここちよくとっても面白かった!あざといけど、すごくいい!
ワガママ小説家に編集者がめっさ我慢する話も、ベタではあるけどよかったなあ。小説家がただのワガママ野郎なので、もうちょっと魅力的だともっとよかったかもだけど(笑。短篇だし仕方ないかも。あ、あと小説家は編集のことがすきっぽいんだけど、それが後半あんましはっきりしなかったかも。
そんな感じで、なんか全体に小気味のよいお話がつづいて、すごくよい感じの一冊になってた印象。
中村一義そこへゆけ「夜を塗り替えた花火が蒔いた星を見ている」で思い出した。こないだ氷上花火というのを見たのだけれど、とりどりの火花がまるく咲いて、ふわっと消えつつ、さらに広くに火花が残る、なんだろうと思ったら星だったので。素晴らしく詩的なアハ体験(笑
![]() |
かわゆいゲイ高校生は、初恋の人を忘れられなくて相手を取っ換え引っ換えするような恋愛をしているのだけれど、よくいくカフェで初恋の人そっくりなノンケ社会人に出会って、云々。
この作家さんなんとなく藤原薫に似てるよね。けどデッサンがアレだ…とはいえ藤原薫の○○○が発覚した今となっては…似てるなあ、とだけ言っておこう。
それにしても、受けが女の子すぎるなあ。『白木蓮が咲いたなら』は設定が設定だから、受けが女の子でも気にならなかったけど…。
受けは攻めを初恋の人の身代わりにしてるだけなのかもしれないし、攻めはノンケだけどかわいい受けになつかれて悪い気がしてないだけかもしれない…という、ちょっと決め手がなくってかえってずぶずぶと泥沼、みたいな感じ。おまけでわりと未来の描写がある割には、あんまし安心できない感じ(笑。いいけど。
包容力がある分去る者追わずな攻めが、受けの過去ごと受け止めてしまえるのはなんとなくしっくりくるような、けれど実は時間にルーズだったりやきもちやきだったり…というあたりはちょっととってつけた感もあったような。しかしとりあえず、花輪さんて…やっぱりあのお金持ちな彼しか思い出せないよ!(笑。せめて字を替えて欲しかった。なんで担当さんに確認されてもスルーしてしまったんだろうか…(笑
受けは、初恋の人ではなく攻めがすき、というのをもっとはっきり自覚してほしかった気も。おまけのルーズな攻めでもすき、というあたりはわかるんだけど、本編でももう少し語って欲しかった。
あと、受け従兄弟はなんだったんだ…説明しに出てきただけという感じだったなあ…。
![]() |
|
友禅職人の受けは、研修でやってきたハーフのイケメンを指導することになって、なんか同居まですることになったのですが、なんか酔っ払ってそんなことになりまして、けれど潔癖症の受けはだらしのない攻めにイライライラ。
社長に受けのところに攻めを滞在させるように命令されて無理やり同居とか、ちょっと展開が雑だな~と思った…(笑。あと受けの潔癖症描写もなんだか雑…。潔癖症でもそれは平気なの?と感じるとこがいくつかあったような。まあ人によって差はあるものだろうけど、恋人にふられてきたほどの潔癖症にしては無頓着な気がした。
お話面では、受けが体をきっかけにして攻めになんとなくほだされていくというのはわかるんだけど、攻めがなんで受けに惚れたのかがよくわからないので、ちょっと物足りなかった。
しかしこの作家さんのコミクス久々な気がするんですが、間が開いたのでもしかしてもうイラストに専念されるのかなあと心配してました。妙な間合いの雰囲気がすきなので、もっと漫画書いて欲しい。でも今回のコミクスを読んで、コメディよりのほうがあっている作家さんかも、と思った。
![]() |
おお!面白かった!
ヤクザ×警官。中学時代のヤンキー後輩を柔道技でなげとばしたらなつかれて、成人してから再会したらなんか迫られまして。
お話はクスリにまつわる事件とかをめぐりつつくっつくまで、というわりとありがちなヤクザ警官ものの話型だけど、なんでヤクザが今まで会いにすらこなかったのかとか、こまかいとこちゃんとフォローしてて丁寧でよかった。ふたりのキャラもよい。攻めは外見からすでにライオンチックでかわいげのあるオラオラ攻めという感じ。受けは…もうね、とにかくこの筋マッチョ美形な外見が素晴らしい(笑
というわけで、お話やキャラはたぶん平均点以上くらい、で、絵補正でとっても素晴らしいことになっている気がしますv何が言いたいのかというと、好みの問題がたぶんにありつつ、でもたぶん誰が読んでもそこそこには面白いと思うのですv
この作家さんとホームラン・拳さんが姉妹ということを知ったときには絵は似てないんだなあと思ってたんだけど、よく見ると傾向が違うだけで絵はすごく似てるんだよね。丁寧で細かくて、漫画絵としてのデッサンがうまい。ホームランさんはかっこいい&かわいいんだけど、ショタっぽいイメージがちょっとあった。あきらさんはマッチョイケメン。どっちも好き~vだけど、絵的にあきらさんのほうが希少感があって、ありがたや~って気になる(笑。受けも男らしく大人っぽくマッチョなのがとっても好きですv
![]() |
目を見るとその人の気持ちが分かってしまう、ひっそり古書店をいとなんでいる受け。あんまし人とかかわらずにきたものの、高校時代の先輩だけは時々来てくれてるのですが、ある時年下の従兄弟を預かることになりまして、なんかその従兄弟の感情だけは読めないのですが、でもどうも虐待を受けてたらしいということだけはわかって、云々。
受けが、従兄弟は感情が読めないので、付き合いづらい…というのはおかしいだろう…。今まで感情が読めないせいで、うまく人間関係気づけなかったという設定の受けなのに…。
攻めリーマンもあんまし魅力なかったな…。彼女にふられたとか言って衝動的に受けとそんなこんなで、最初は勢いだけだったけど今は本気だとか言われても… 受けは心が読めるから攻めは本気だとか納得してるけど、ちょっと待とうよ、唐突すぎるじゃんか…。従兄弟に妬いて、今は受けが心読めるのがいやだとか言い出すのも正直すぎて身勝手に見えた。受けが心が読めると分かってもあっけらかんと仲良くしてくれた高校の先輩後輩同士の頃のほうがまだ魅力的だったんじゃないか。
従兄弟は…たんなるあてうまで気の毒だ。受けと従兄弟とのやりとりに攻めが妬くのにしても、あんまりにもタイミングが悪過ぎで、なんかあざとすぎて展開のためにみんなが不幸にされてる感じでいまいちだった。
![]() |
父が亡くなって村に帰ったら、天狗2人にカレーをつくれとせまられる受け。なんでも乱暴者の天狗は父のカレーがないと村を滅ぼそうとするらしいのです。
なんというか、感情の機微が見えない…。乱暴者の天狗をおさえるためにとかで、相方の天狗が抱いてなだめてきたとかゆう時点で、ちょっともう恋愛物語としてはしんどい設定…。しかも乱暴者天狗は受け父を気に入ってたとかそういうんでもなく、単にカレーが好きなだけという…。受けも相方の天狗もなぜ惹かれ合ったのかよくわからん…。
キャラは感情移入できないし、お話は唐突すぎるし、コメディとしても不完全燃焼という印象。絵もあまりこなれていないし、表情があんまし活き活きしてない感じ。
もう一本は、人生に倦んでる貴族が、娼館でノンケバージンな青年をなかなかその気にさせられず、意地になってかかわってるうちにほだされて、という話。設定はいいし、表題作とは違って心情面はそこそこ書かれているけど…可もなく不可もない感じ。
![]() |
飛び級をしているほどの秀才な大学の年下同級生に、天然に親切な受けが友人認定されて、やたら束縛されるのに友人だと言い張るのです。
この作家さんは、いつもあたし好みでとても面白げな設定なのに、なんか…つくりが雑というか、もっと面白くなりそうなのにもったいないなあ、と思うことが多い。けど時々(あたしのツボに)ドンピシャにはまるとすごくいいお話を描かれる方、という気がするので、ついつい買ってしまう…。『ご奉仕されちゃう!?』とかは面白かった。
なんというか、天城れのと同じくくりというか、設定はいいのに絵や展開がテキトーな気がするんだよなあ…。
今回もそんな感じでした。
同時収録は、落ち着いたステキなバーテンさんと付き合うことになったのに、なかなか仲が進展しないと悩んでいたら実は、というお話。こちらも短いこともあって、同上かなあ。
![]() |
しばしば見かけて、コミクス出たら絶対買ってみよう~と積極的に思っていた作家さんです。
しかし正直に言うと、こうしてコミクス読んでみると、今のところふつうの作家さんだなあという印象です。あんましこういうこと書きたくないのですが、最近のリブレの新人さんがあんまし肌に合わない中、久々にリブレで買いたい作家さんだと思えたので、印象に残っていたのだと思う…。つまり、リブレ内で相対的に好みだったという感じ。
でも勿論、きちんと面白かったですv
短篇集、表題作は八年目で倦怠期の受けが別れを切り出し、攻めも軽く了解したものの、実は…という感じでかわゆくってよかった。
あとは女性上司に何度も玉砕しては泊まりにくる同僚の話とか、ネトゲ大好きな大学の美人理系先輩とつきあえたものの全然趣味があわなくて、とか、ツンケンな作家先生がなぜか毎晩うちに来るのです、というオレンジフィルムガーデンな話とか(笑
偽装結婚の相手が亡くなって、そのヤリチン息子に手を焼く話はちょっと唐突というか、息子が好きになれなかった…。
あと受け家族をめちゃめちゃにしてくれた会社社長の息子攻めに惚れられて、復讐してやろうと付き合いだす口のきけない受けの話は、以前読んでたけど痛いけどいい話だと思う。続きがどうなるのか知りたい…。
一週間でフラれた高校時代の元カレと再会してせまる話も読んでたけど、短すぎてやや分かりづらいのと、ホテルの内装が古そうでちょっと怖い。
そんなわけで、濃淡ありつつも全体的に満足なのです。連載を読んでみたいなあ。
---
とか書いてたら、偶然オレンジフィルムガーデンがBGMになってた!iTunesは空気のよめる子。
