イタリアに行ってきましたその2。
ということで、忘れないうちにイタリアにいちきましたのその他の雑感。
イタリア人について。ローマで道を間違えた時に、雨が降ってきていたのでホテルの軒をかりて道を確認しようとしたら、ベルボーイににっこり笑われて、ベルボーイの居るようなホテルの前でこんなことしてマナー悪いかなーと思いつつ急いで地図を見ていたら、元気に話しかけてくれて、「トレビの泉?超簡単だから!まっすぐ行って、下って、左!簡単でしょ?」と、超親切かつ明るく、何度も教えてくれた。「わかんなくなったらまたおいで!」なんて送り出してくれて、彼は超イタリア人だった。ありがとう。
あとヴェネツィアからフィレンツェに行ったときのバスの運転手さんがナポリ人で、コンダクターさんがナポリ人だから運転が荒っぽいんですよ~なんて話していた。フィレンツェは観光バス規制が厳しくって、ほんとはドゥオモの周辺とかバスで入っちゃいけないらしいんだけど、ドゥオモをぐるりとまわってくれるし(笑、あれはサービスだったのか!?)彼とは話をしてみたかったなあ。関係ないけどバスといえば、バスの中でハング・アップ聴いてマドンナやっぱりスゴイと思った。イントロとかマイケル・ホルムのクスコみたいだなとちょっと思ったけど。トリノのフィギュアエキシビションでも使ってたよね。カッコいいなあマドンナ。
あと、ギャルソンってなんでみんないちゃいちゃしてんだろーと思った、のはわたしだけでなくって、民間人のSさんも「なんで皆ボディタッチはげしいの?しかも男性ばっかり」とか言ってたくらい。みんな無言で当たり前のよーに同僚に触っていくの。あれはなんなんですかね!?ヨーロッパってどこもこうなんですか!?

いやマジでこんな感じ。誇張なし。

超目の保養でしたけれど!(笑
イタリア語について。結局挨拶程度しか覚えられず、ていうかなまじ英語がなんとか通じちゃうものだから、気を抜くとすぐにサンキューとか言っちゃうの。あれはくやしい(笑。でも頑張ってアリーベデルチも何回か言ってみたよ!やはり興味がある言葉はすぐに覚えるもので、わたしはおいしいとか手にとってもいい?とか覚えられなくてSさんに何度も教えてもらうし、SさんはSさんでさよならってなんだっけ?とか何度もわたしに聴くし(笑。わたしは毎回嬉々としてアリーベデルチ!とか答えてましたが(笑。
ジョジョについて。前から知ってたけど荒木飛呂彦はイタリアルネサンスが大好きなんだね、とフィレンツェで心から納得出来た気がした。ジョジョ(特に五部)におけるエッセンスとしてのルネサンスの感触がやっと頭ではなく心でわかった感じがした。あと、フィレンツェで見かけたウインドウのマネキンのジョジョ立ちに仰天した。

立ってるよ!
でもジョジョっぽさということで言えば、ローマの方がもっとジョジョ五部!って感じだった。他の街ではあんまり思わなかったんだけど、ローマではじめてああこの街ならブチャラティとか居るかもしんない、と思った。あの歴史性と都会性とが混在している感じ、雑然としてるのにまとまってて力強い、そんな雰囲気はモロに五部って感じだった。ナポリはどうなんだろうなあ。
あと、どの街でもかなり落書きが多かったんだけど、しばしば見かけた○にAのマークがすごーく気になった。あれなに?

どう見てもアバマークです。
(なんて書いててヤバイものだったらどうしよう…
ワインについて。ワインは赤ばかり飲んでました。白は試飲とかプロセッコとかちょっと飲んだくらい。赤はハウスワインはおいしいのもイマイチなのもありました。キャンティクラシコなどキャンティ系はふつーに美味しかったですが、2003年は当たり年なんだそうですが、試飲させてもらったらまだちょっとエグい感じでした。寝かせるとよくなると言われて買ってきてしまいましたが(笑。あと、トスカーナのもう一つの有名銘柄だそうなモンタルチーノも二度ほど飲みましたが、高かった方なんてグラスで15ユーロですよ。2000円ちょっとか。へたなフルボトルよか高い。でもすごい重かったけど美味しかった~。試飲でスーパートスカーナのロガイオーロとかも飲ませてもらった。ヴィーノサンテは不思議~なかおりで、Sさんと「何かに似て…はッ、紹興酒!?」って言ってたんだけど、ビスコッティをすすめられてつけてみたらすんごいおいしかった!やっぱり甘いものに合うんだね。ビスコッティにつけると蒸留酒っぽいかおりになるのが面白かった。あと、スーパーで買うてきたアレ。

というわけで、グレコデトゥーフォ!(アバッキオのプロフィールで挙げられていた「好きなワイン」なんです。正確にはグレコ・ディ・トゥーフォーかも)フィレンツェでスーパーに寄った時に、今後買う時間がなかったらやだなと思ってワイン売り場へ寄ってみた。でもこうも簡単に見付かるとは正直思ってなかったけど(笑。見てみて結構ビックリした。安いし(7ユーロくらい、千円ちょっとか)!ラベルも何だか意外!そっか別にあの人(アバッキオ)はワインに超こだわってるとかではなくって、言うなれば「オレは久保田萬寿純米大吟醸しか飲まねえ」じゃなくって、その辺で「ワンカップじゃなくて上善買っとくか」とか、そういうニュアンスでこのワインを選んでんのねきっと、と思った(あら?何だか余計にわかんなくなったかも、笑。考えてみればハタチだものねえ。なんかアバッキオイメージがかわったよ。アバッキオ漫画描く前でよかったと思う。でもまだ飲んでないけど(笑。
(以下萌え話。
(アバッキオについて。わたしはまっとうな(?)アバッキオファンの方々とは温度差があるんだろうなって気がしてたんだけど、それは自分がもともとはブチャラティとジョルノのファンで、アバッキオ萌えはそれに付随して&周囲に触発されてきちゃったように思うから、そのせいなのかなと思っていたのね。で、まあそういう事情もあるんだとは思うんだけど、問題なのはたぶんその結果のほうで、結果わたしのアバッキオ萌えっていい悪いは別にしてキャラ萌えに近いんだなと思うのよ(だからこそ今回このワインにこだわっていた気がするのね)それもまた愛の一つの形、と思いたいけれど…(笑。
とりあえず思い出したことまで。