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[ 雑感/日常 ]

文楽『義経千本桜』

 また文楽に連れていっていただきました。『義経千本桜』の初段堀川御所の段から、二段目渡海屋・大物浦の段まで。筋をざっと確認していっただけだったので、むしろリアルに楽しめました(笑。いやはや、こんな話だったとは。

 不勉強な国文科なので、恥ずかしいことに『義経千本桜』自体が全くはじめてだったのですが、この台本自体がかなり面白くて衝撃的でした!!知盛、維盛、能登殿が生きていた、って設定は、なんだかとってもあたし好み(笑、歴史いじりはやるのも見るのも読むのも大好きです。更に(こんな超有名台本なので、書いちゃうけれど)安徳天皇が入水しないんですね。しかも義経のおかげなのね。面白いなあ!すごい長い話らしいけど、この後どうなるんだろう???

 こないだもそうだったんだけど、イヤフォンガイドは借りないで、電光掲示板で流れる台本を見つつ筋を把握していたのですが、今日は前から二列目の席をいただいたので、終始キョロキョロしていて(笑、首が疲れた…。あまり億劫なので、なるべく耳だけで聞き取る努力もしてみたのですが、大夫によって聞き取りやすいひととわかりづらい人がいて、面白かった。
 で、首は疲れたけれど、二列目なので細かいところまでよく見えて、面白かった!席をとってくださった人形師さんも、かなり大きな役で出てらしたので、まじまじ見つめてました(笑。

 絵的には卿の君の自害とか、伏見稲荷の段でいきなり狐が出てくるところとか、面白かった。勿論、碇知盛の場面も!隣りの方に「あれ、どっちの方向に入水するのかと考えませんでした?」と聴かれて、やっぱりそう思いますよね!なんてゆってました。あと弁慶が一々面白くって、出てくるたびについついニラニラしてしまいました。他の人形よりやけにデカいし(笑、気のせいかなあ。台本的にもすごいバカなので可笑しい。冒頭で、亀井や駿河が弁慶の悪口を言っていて、「そもそも七つ道具とかジャマだし!」とかゆってるところで、もうとってもウケてしまいました。

 まああれです、とりあえず仕事が片づいたら速攻で、古典文学大系です!(笑

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