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[ 雑感/日常 ]

2012年!

 というのも、実はピロウズのノーサレンダーなのです。
 正直あの曲はアルバムで聴いたときには微妙かなと思ってて、ライブではわりと盛り上がる曲だったけどあたしはいまいち好きではなかったし、正直後々アンセムにはならないだろうという気もしていて、ただ、聞き続けるうちに次第に慣れてきては、いました。
 でも昨年あの四月のAXで、さわおが現状を歌うことはしないと言ったうえで、ノーサレのMCで「どんなに悲しくても」という歌詞を「どんなに絶望的なことがあったとしても」と表現しなおした時に、ああこの曲が「巻きなおし」されたのだとあたしは感じ、それからノーサレは本当に大好きな曲になりました。歌い続けることの意味、更新の可能性を初めて実感したと言ってもいいと思うのです。
 そんなさわおの心意気にならい、あたしも同じテクストを読んで、同じことを書き続けて、同じことを言い続けて、そうすることでつねに自分の考えや萌えを更新していこう、と思ったのですよ。

 そんなわけで、今年のマヨイガのサブタイトルは、ご覧のように『存在の耐えられない軽さ』冒頭の一節「一度だけ起こることは、一度も起こらなかったようなものだ」からです。もとはドイツのことわざだそうだけれど。とまれ、一度は数のうちに入らない――いやはや、こうして改変してみると、この言葉の厳しさが身に沁みます(笑。でもさわおを見てると、軽い軽いあたし達の一回性の生の中で、同じことを書き続けることにはやっぱり意味があるのかも、と思うのですよ。ノーサレンダー!

 今年も、マヨイガとクロエをどうぞ宜しくお願いいたしますv

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