コミックランキング更新。
『西洋骨董洋菓子店』…夏コミで同人誌の総集編を購入したこともあって、数年ぶりに読み返してふたたびすごくハマってしまった。面白すぎます!おケーキさまさまとか超懐かしい!改めて思うに、よしながふみの文法って(少なくともわたしには)すごくわかりやすい気がする。それもあって、千影は小野の浮気とか橘への気持ちとか全部気づいているんじゃないかなと思う(あ、同人の方ね、というか同人の千影は本編より冴えてる気もするが。少なくとも、たとえ「そう」でも、それでいいと思ってるんだろうな…あぁちーちゃん、切ない…。こういうイノセントなキャラってずるい気もするけれどやはりいいよなぁ。しかしほんとこの後どうなるのだろう、気になって仕方がない。
『ジョジョの奇妙な冒険』…つまりSBRのことですよ、えへへ(嬉しがり。ジョジョ第七部。
『氷の魔物の物語』…もう色々書いたけれど、やはり王道っていいよなぁと。ちょっとときどき恥ずかしくなりつつだがそれがよい。
『DOG STYLE』…テルミキラブラブが楽しみ。四ヶ月先だけど…。
『三村家の息子』…明治カナ子は大好きだ。しかし今回はSMがなかったなぁ…いや別にそれはわたしの嗜好にかかわることではなくって(笑)明治カナ子の持ち味がいちばん発揮される分野だからそう思うわけで。でもそれがない分、カラスとか、他の描写が面白かった。あと雨どいの壊れている話は精神的にはちょっとSMか。
『SILVER DIAMOND』…はやく続きが読みたい。
『誰がおまえを好きだと言った』…ユギたんは久々のコミックスであたふた?してしまったけど、ユギたんのクオリティが高いのはまぁ驚くべきことでもなかったか。
『月とサンダル』…アンティークといっしょに読み返した。懐かしいなぁ。学部の頃を思い出すよ。
『八雲百夜』…存在自体がどうなるんだろう。てゆうか、あれ、あれ?五号で終わりじゃなかったっけ?新現実。まだ買ってないけど。ということで今号もまだ未読なんだけど。
『お金がないっ』…いや最近色々考えちゃったよ。リンクスでの連載を見てて、綾瀬が次第に言いたいことを言えるようになっていく、というモチーフの描かれ方が、(BLにこだわらず)超王道だなぁと思ったんだけど、そういった変化には狩納の影響が少なからずある、ってことがしばしば強調されているわけで、その場合狩納の非道さとか横暴さって、どう処理すんのかなと。しないのかな?それと、今号特に思ったんだけど、そういうふうに成長してきた綾瀬だけれど、やはり危機一髪が訪れて、やはり狩納が登場しちゃうんだよね(ジョジョ三部だったら絶対ありえない展開。それって綾瀬の成長描写的に問題は残らないのかなって思うんだけど、でもやはり狩納との恋愛をきちんと描くにはそういう展開も必要なのかも。要するに、綾瀬の成長物語の表象/狩納の(これも成長?)物語の表象/ふたりの恋愛物語の表象、がなんっか三すくみみたいな相克関係にあるわけで、なのに全部進めなきゃならないって制約が、もしかしたら『お金』の破綻を生むのかもしれないし、でも何かがどうかしてこの三つが上手くまわってくれたら、すごく面白くなるだろうなと思う。この作品は基本的にベタだし、興味深い素材だ。
最近金欠なのでボーイズを厳選して買うようになったためか、ハズレが少なくなった気がするなぁ。いいのやらわるいのやら。