"雑感/日常"のアーカイブへ


[ 雑感/日常 ]

映画『シン・ゴジラ』

 またテンション下がり気味でしたが少し戻ってきています。プラマイゼロのような気もしますが…。
 などと書き始めておいたところで、今日は「シン・ゴジラ」を観てきました。正直あまり観に行くつもりはなかったのだけれど観てきて、そして観て本当によかったと思った。近年稀にみる衝撃、すっごく面白かった!かなり情報を抑えられていたようで、確かにネタばれ見ずに観た方が絶対いいと思う。

 とはいえネタばれもある感想になってしまうけれど^^;

 まあ、ごちゃごちゃ書く前にとりあえず、とにかく、問答無用に面白い。
 かなりエヴァエヴァしいのもファンにはたまらない^^小ネタはいっぱいあるし、音楽も鷲巣さん、エンドロールに磨砂雪さんの名前も見えたり。
 CGはちゃちに見えるところもあるけれど、また、俳優さんも演技が微妙なところもあったけれど、それらも観ているうちに次第に気にならなくなってくる。展開や画がアニメっぽいせいもあるかも。アニメっぽいと書いたけれど、なんというか、それでも実写で作っているからこそ「ゴジラ」であるという印象もある(「ゴジラ」は無印と先年のハリウッド版しか観ていないので、あまり「ゴジラ」とは…という語り方はできないけれども)。「ゴジラ」であり、アニメ的でもあるからか、展開がトンデモでも気にならない(と思う)。
 どちらが先というのでもなく、「ゴジラ」であることと、エヴァを背負ったアニメ性が相乗効果でうまく影響しあっている感じ。音楽が象徴的で、伊福部ゴジラの曲を印象的に使いつつ、鷲巣さんの曲に、エヴァを想起させるだけでなくその後さまざまなところで引用されている「DECISIVE BATTLE」まで入っている。ゴジラからシン・ゴジラへ、こっそりエヴァ、という感じ。ラストバトルもエヴァを彷彿とさせる面白い作戦でよかった。あと、話のテーマについて深く考察したり議論してもいいけれど、そういう受け取り方をしなくても表面がきちんと面白い、というところもエヴァっぽいかもしれない。公開前にエヴァカラーリングのゴジラとか出ていた時には興ざめに思っていたけれど、あれも実は外れすぎてはいない商品だったかなあ。
 俳優さん方は、いろんな意味でその人ではなくてもいい、でもその人が面白味を出してくれている、という感じがした。難点は石原さとみのキャラ設定というか…そういう設定なら、英語を話せる人をつかってほしかった^^;

 ともあれ、正直展開はマンガチックだし、演出はアニメ的なところもある、そしてそういうありえなさ、キッチュさ、荒唐無稽さ、すべてを怒涛の勢いで押し流すほどの凄みがあって、素晴らしい映画になっていると思う。

with Ajax Amazon

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mayoiga.s6.xrea.com/x/mt-tb.cgi/2779

with Ajax Amazon