映画『変態村』
今年に入ってからのオンライン関係での不運続きに、ついに先日神田明神でITお守りを買ってきてしまいました。結構高かった…御利益があるといいなあ…しかしなんかペラいんですが…高かったのに…。
今日はどう考えても地雷映画だろうと思いながらも、予定が変わって時間が出来たような気がしたので、ついつい『変態村』を見に行ってしまいました。
ライズエックスって初めて行った。アンダーグラウンドだった。
原題は『受難』なんだって。『変態村』って邦題、なんだかサンスポのとばしみたいなタイトルだよねえ。
で、そういう意味ではやっぱり地雷で、変態村というよりは狂気の村という感じでした。既知外村でもニュアンスが違うと思う(これはどうせコードにひっかかるから無理なんだけど。
内容は俳優の演技がいまいちなのと、なんとなくよくわからんのとで、これまた微妙な。さんざあおられてる所謂「変態」シーンも総計20秒くらいだったし、いや別にそういうシーンが見たかった訳じゃあ勿論ないんだけど、もっとはっちゃけてもよかったんじゃないかなあとは思う。全体をみっつに分けると、最初の導入なんかはもうちょっと切りつめてよかった気がするし、中間の狂気に入っていく部分は描写不足というかなんだか物足りない。主人公はよくあれで生きてるなあとは思ったけど(笑。最後の方なんかは絵的には面白かったし、ラストもどうなんのかと思ってたらまあまあ面白かった。
泣いてばかり居る主人公はちょっとキモい(笑)けど、魔性なんですね。俳優自体はすっごい美形というわけではなかったけど(笑)でもだからこそ魔性って設定が活きる気もする。もっと活かせた気もするが。しかしとりあえず宣伝文句に主人公のことを「美形」って書いた人は、この辺理解できてないんじゃないかと…。タイトルもとばしっぽいし、やっぱどうも売り方に違和感を感じるなあ。それを予想しながら見に行ったわたしもわたしだが。
そんなわけで、全体としてやはり不満が残った。あーやっぱ『キス・キス,バン・バン』にしておくべきだったかなあ…。