「中島敦展―ツシタラの夢―」
こないだは、神奈川近代文学館で「中島敦展―ツシタラの夢―」を見てきました。生誕100年記念なのだそうです。松本清張とか太宰治とかと同期なのだそうでちょっとビックリです。
しかし基本的に夭折している作家なので、あんまりいろいろなものがある感じでもなく。
でも蔵書の紹介とかでは、新事実に気づいてちょっとびっくりしたこともあった。タネ本のこととか、中国もの以外ではあんまり研究されていない気がするので、誰かやってくれないかしらと他力本願なことを考えた。
南洋関係では、現地の人々をさげすむ官吏たちに対して失望する敦…という展示には違和感をおぼえないこともなかったけれど、でもまあ展覧会で作家を批判することってあんまりないんだろうし、仕方ないとも思う。
今回は中文の方と一緒だったこともあり、帰りに中華街に寄りました。飲茶の食べ放題で食べ過ぎて、また太る。