広島に行ってきました。
というわけで、先日は広島方面にいちきました。
行き先を決めたのがあまりにぎりぎりで飛行機の予約が間に合わず、初日の宿と往復の新幹線しか決まっていない状態という無計画極まりない旅行でしたが、それなりにいろいろまわってきました。
初日は昼前に広島市内に入り、市電の一日カードを買って、すべてをさておきお好み焼き屋さんへ。そして誘惑に抗しきれずに昼から生ビール。お好み焼きは元気のいいお姉さんが焼いてくれて、鉄板の上で切って食べるのがめんどいけれど楽しかったしおいしかった。
そして銀山町近くのホテルで荷物をおいて、市内観光へ。原爆ドームはいろんな意味で見るのがしんどかった。勿論ふつうにしんどいのだけれど、あまりに物語化されてしまっているための妙な当たり前さとでもいうべき感じがあって、そういう意味でもしんどい気がした(こういう言語化はわたしがひよっこであってもいちおう文学研究者だからなのだと思う。抽象的すぎだけど、これ以上詳しくは書かない。
そのあとまぁいろいろあって(後述、夕方広島城、縮景園へ。少し前からSさんは妙に城が見たいと言っていたのだけれど、どうやら見たいのは内部らしいことが判明。広島城もそうなんだけど、確かに大概の城の内部は展示場になってしまっていて残っていないんだよね。内部も残っている城もどこかにあるのかな?
![広島城](http://mayoiga.s6.xrea.com/img/20050811-1.jpg)
まぁ、わざわざ市電にゆられて訪ねた民族資料館が休館日だったとか、広島城から夕立に降られただとか、そういうことはSさんとの旅行においてはごくごく初歩的な不運なので想定の範囲内。
観光後とりあえず翌日の宿どころか宿泊地すら決まっていなかったので、駅前でコーヒーを飲みつつ思案し、宮島泊を決定。その後ふたたび夜の原爆ドームへ。内側からライトアップされていて、内部がよく見えた。
夕食は久々に暑い中を歩き回ってあまいものを飲みすぎたせいかヘタレたわたしのせいで、てきとーな居酒屋へ。馬は汗をかくかどうかについて大激論。世界中どこへ行ってもこの二人で居酒屋にいくと確実に関係ないわけのわからん話が始まるのはなぜなんだ。
翌日はセオリーどおりにアクシデントから始まってしまい、近隣にあったレトロな眼科へSさんがかかった後、市電でのんびり宮島口に向かって船で宮島へ。十一時前には宮島につき、早速厳島神社へ行こうと参道を歩きつつ、拝観もまだだというのにふらふらと焼き蛎のにおいにつられて購入。しかもビールつき。厳島神社では、水の上の廊下をぺたぺた歩いて超よいね!と感動しつつ、絵馬を書いたりおみくじをひいたりぼーっと見学。しかし、超よかったのもそのはずで、後から考えるとちょうど満潮の時刻だったのですな。無計画かつ不運なわたしたちにしては順調すぎる展開にしあわせな気分になってしまった。夕刻も偶然(笑)干潮を鑑賞できたし。
![厳島満潮](http://mayoiga.s6.xrea.com/img/20050811-2.jpg)
![厳島干潮](http://mayoiga.s6.xrea.com/img/20050811-3.jpg)
(左・満潮の厳島神社/右・干潮の鳥居とゆずり)
厳島神社拝観のあとは近隣でお昼を食べてからロープウェイに乗り、弥山山上へ。弘法大師の時代からあるというきえずの霊火を楽しみにしていたのだけれど、この五月に建物が火災で焼失したそうな…。そんな状況で、もう何のために登るのかよくわからなかったけど、とりあえず山道を更に山頂方面へ。暑かった。疲れた。
その後厳島神社へ戻り、ホテルへチェックインしたのだけれど、なぜか従業員が皆良く言えばオールラウンダーで(同じ人が送迎もするしフロントもするし、という)若い男性ばかりで不可思議だった。夕刻は海水浴場へ。波が低くて瀬戸内海だなぁと感心した。
この日の夕食はホテルで、ビールを飲んで大いに堕落した。
翌日は舟で本土に戻り、もみじまんじゅうソフトを食べてから(まずかった…)山陽本線で岩国へ。日本三大橋の錦帯橋や白蛇、岩国城を見学。
![錦帯橋](http://mayoiga.s6.xrea.com/img/20050811-4.jpg)
お昼に岩国寿司というのを食べたのだけれど、これは正直いかにも名物、という印象だった…。お昼を食べている最中にまたしても雨が降り始め、止みそうな気もしなかったのでとりあえずバスで駅へ。案の定降りはどんどん強くなり、雷までなる始末。雨を逃れてほっとしつつ山陽本線で広島へ。
広島についても雨が降っており、動き回る気力もなかったので近隣のマッサージルームへ。それでもまだ時間があったので、駅ビルの名店街のお好み焼きロードでお好み焼きを半分こ。かなり混む店らしく、注文確認が飛び交いつぎつぎとお好み焼きが焼かれていく鉄板上が熱かった。しかし、お好み焼きを箸で食べるのは大変なんだなと気づいた。
帰りは駅弁を購入して新幹線に。次はプラハとかクロアチアとかに行こうと妄想をふくらませつつ、一路東京へ。おつかれさまでした。