武田すん『世界の果てで愛ましょう』3
新刊結構楽しみにしてたつもりだったのに、出てたの気づいてなかった…(汗。
ものすごくベタ展開だけれど、アリシア→弟とか面白い。今後の展開もあるのかな。あと後付感まんさいなメガネをとったらイケメンな涼馬の友人とか、やっぱり面白い。そろそろ王子がもうちょっとだけ報われてもいい気がする(笑
新刊結構楽しみにしてたつもりだったのに、出てたの気づいてなかった…(汗。
ものすごくベタ展開だけれど、アリシア→弟とか面白い。今後の展開もあるのかな。あと後付感まんさいなメガネをとったらイケメンな涼馬の友人とか、やっぱり面白い。そろそろ王子がもうちょっとだけ報われてもいい気がする(笑
風呂ネタは尽きてしまうのでは…と思っていたら、意外とまだまだ風呂で引っ張っていた(笑。でもローマの歴史的な話も一巻より増えてきたような。このあたりの人名っておぼえづらくてややこしい…マルクス少年はマルクス・アウレリウス・アントニヌスか、カワイイなあ。
絵もお話も、どんどん個性的な雰囲気が増してきていていい感じ。画集とか出るみたいだし、売れてるから好きに書かせてもらえるんだろうな。ただ、セリフまわしとか展開のさせ方がいまいち微妙だったりして、もったいない感じのところも結構ある。そのあたりはもうちょっと編集さんが介入してもいいんではないか。
あとまだあんまし絵柄とかも定まりきってないのか、なんか巻ごとに雰囲気が違うというか、コミカルなギャグ顔ってこれまでこんなにあったっけ、という感じもした。
お話はいちおう進んでいて、なんか詩郎のいた組織の話が面白げになってきたけど、これはベタというかよくあるネタになりつつもある感じ。
えーと…。
なんか展開もゆっくりで、作戦…どんなんだったっけ?状態なので、今どのあたりまで話が進んでいるのかもわからなくなってしまった…。完結したら一気読みするのが楽しみですが(笑。
今回気になったのは、特に表紙とか、ちょっと絵が雑になってきてしまってる気もするのだけれど、前回はどうだったっけか…。
あとファンタジー的な設定が、よくもわるくも素人っぽいとこがあると思う(個人的には、その微妙な手触りが魅力でもあると思っているんだけれど)けど、ホシノミコトの設定はちょっとダークファンタジーっぽくもあり面白い。うまく結末で活きるといいなーというか、ホシノミコトを活かせるかどうかも、このお話の評価も、チグサの扱いにゆだねられてる気もする。
ずっとダヴィンチ読んでたのであれなんだけど、六花ちゃんの棄権が気の毒…な巻。コミックスは次の巻で終わりかな?
ていうか本誌の話になってしまうけれど、ダヴィンチの最終回って、第二部最終回のことだと思っていたのに…。第三部、コリオグラファー六花と天才プリマ空美による新プロとか、ケントもしくは拓人と六花の恋愛(大地はなかろうが…)とか、そういう予定ないの?ほんとに?
作者はここで終わる予定だったのかなあ…なんだかとっても中途半端。でも、打ち切りというのも考えにくいし…。
出張にいちきましたー。
なんか結構面白くなってきた。
ツンデレ先輩が出てくる話がベタでいいー。生徒会の男子はなんか何考えてるのかよくわからないけれど、ツンデレちゃんのことすきなのか?っていうか、意図を知ってた、のだろうか?
あとツキとかメガネ男子とかの話もすすんでるのでよかったvソラを含めて(笑、男女関係っぽい話も出てきたね。
武器を集める話とか出てたけど、展開はすでに決まってるのかな。設定的に、いくらでも引き延ばせそうな話だけれど、あんましダラダラせずお話がすすんでくれるといいなあ。
騎士(ナイト)になってお姫様を救いたい女子高生・ソラが、ある日突然超エリート学校への編入をゆるされたのですが、なんかその学校というのが超男尊女卑をむねとしてまして、女の子は男子の道具扱いなのです。具体的には、エグザクランというバーチャルリアリティな決闘ゲームがありまして、男子は所有物の女子から武器を取り出して戦い、負けると相手に武器=女子をとられてしまう、ということが行われてるのです。いちおう道具なので、男子は所有物の女子を「守ってやる」というのですが、ソラはそんなのちがーう!といって、なぜか送られてきた制服にまぎれていた手袋=エグザクランに参加するためのツールをつかって、女の子を本当の意味で守ろうと孤軍奮闘をはじめまして。
いやー、うん、男尊女卑の世界を徹底的に戯画化して描くと男性蔑視になってしまうんだな、ということがよくわかる、その意味でとても興味深いテクストだなあと思った。
徹底した男尊女卑の世界において、虐げられてる女を救うのも女で、男はすべからく女をモノ扱いしてなんとも思わないような悪人ばかりなんだもの(かよわいメガネ男子も一応いるにはけれど、今のところほとんど意味をなしてないみたいだし)。なんというか、道を間違えたフェミニズムが男性差別をするような、マイノリティの代弁をしようとして逆差別になってしまうような、そんな構図の戯画化に見えなくもない。
でも多分作者は、行き過ぎたフェミであるだとか、逆にフェミ批判をしたい人なのだとか、そういうわけではないだろうと思うので、むしろそこにノイズが生まれて面白くなる可能性がある気がする。さっきあげたメガネ男子みたいなキャラが、うまくノイズになったら面白いだろうなあ。
あと、女子をモノ扱いするというと、どう考えても性的搾取を連想してしまうし、実際この世界の中でもそういう側面もあるにはあるらしいのだけれど、そのあたりはごまかされてるような?気もしてちょっと不満も残る。でもモノ扱いという差別がイコールほんとにモノ、つまり武器である、というのは言葉遊びみたいで面白い。
ところで、ソラが僕は騎士になりたい!とか言い出したあたりで、ああウテナかーと自然に思ったのだけれど、なんかウテナのパクリだという批判もあるみたいで。あたしとしては、ウテナを連想するのは当たり前な気がしてたし、設定にはオリジナリティというかウテナとの差異があるように感じられたので、パクリというよりもインスパイアだと思っていたんだけれど、でも冷静になってみるとウテナも既に相当古い作品で、誰もが知っているってわけでもないんだよな~(笑。
あ、内容は普通にそこそこかなあという印象。ところどころ話運びがいまひとつな印象はあるし、たとえば親友のツキの所有者についてソラが気にしようとしないのはなんで?とか。キャラは…ソラが上述のように全く感情移入できない、アンドロイド的記号的なキャラなので、まあ気色はあんましよくないけど、個人的にはこれも上述のようにエクリチュールに焦点をおいて読みたい感じだったので、そんなに気にならなかった。あと時々頭身がすごく大きくなるけれど、でもまあそんなには気にならない。
「Tribute to Escher」(ソースは『- MISDIRECTION (ミスディレクション) -』さん)
バーチャルエッシャーの部屋。クーロンズ・ゲートの異世界の部屋を思い出すなー。
うーん、だんだん心理学から離れて行っている気がする…。あと、一巻のほうが絵が丁寧だった気がする。まあそこそこ面白いというか、のんびりぼんやり読む分にはこれくらいでいいのかもしれないけど。
櫻井春綺『セクシー番長』男子校のモテ番長の話のオムニバスっぽい感じなのだけれど、CP固定じゃないのが…。
とおやま香住『ゲームの恋人』愛人の子の受けは、ホテルとか経営してる立派な兄にうとまれて寂しく暮らしてる。そこに現れた行き倒れの外国人を助けたら、実は…という。攻めはなんか日常生活のダメっぷりがいまいちに好きになれなくて、あと兄があまりによすぎたので途中で読むのが面倒になってしまった。後編もパラパラ読んだけど、やはり攻めいまいち、兄カッコヨス、っぽかったし…。
松本トモキ『プラナス・ガール』1女装男子ものということで読んでみたのだが、女装子はただのかわいい女の子みたいだし、主人公が彼に惚れかけている葛藤がちょっと無神経でしんどかった。あと絵がニガテだった。
剛しいら『人のかたち』明治期の人形師と下働きの青年…の話かと思いきや、イギリス人の愛人に殺された陰間青年の人形をつくることになって、その二人の話がメインになったりで、途中からパラ読みしてしまった。なんかそこそこ面白いんだけれど、BLとしてはどちらのCPにせよもっとがっつりかいてほしかったし、ちょっと物足りないなあという感じ。
水原とほる『残花』危ないところを助けてくれたヤクザに惚れて一緒に暮らしはじめる…まではよかったのだけれど、ヤクザのとこの組長に目をつけられて受けを無理やり献上させらて、というあたりでいやな予感がし、あとはパラ読みしてしまった。これもまたイカれた組長が実は寂しい人間で、って感じっぽくて、攻めよりもアテウマのが魅力的になってしまいそうで…。
遠野春日『嫉妬は黄薔薇に託して』前作の『告白は花束に託して』は大好きなのだけれど、この続編はちょっといやな予感がしていて、がっかりしたくないから読もうかどうしようか迷っていたのですが、結局買ってしまった。かなりざっと読んでしまったのだけれど…なんか、なんにも起こらない感じ?こんなにページ数必要なの?逆に、何も起こらないから、主役CPには悪い印象を持たずに済んだのでよかったのかもしれないけれど。うーん。
『幻月楼』3巻を買いに行って、ついでの奇縁と思って購入。
昭和初期、かわいい芸妓さんに惚れてたりする頼りない若旦那と、若旦那を助けた縁でくっついてたかってる幇間が、名通りのホームズというよりは、推理をする幇間=コナンと、その手柄を半ば押し付けられてる若旦那=小五郎みたいな、感じかな。
…なんでやおいじゃないんだ!
でも(?)面白かったvちょっと細野不二彦っぽい作風かなあという印象。