乃木坂太郎『医龍』16
…霧島!なんだよなあ、とにかく霧島。
加藤はなんか選挙の計算してるし、朝田は執刀してるのに影薄いし、霧島があまりに神々しすぎてアンバランス…だが、それがいい!霧島カッコいい…!加藤が今裏切るか今裏切るかとハラハラしながらうかがってるのに、ミスの告白をしたり野口に逆らったりする霧島がいちいちうつくしすぎて最早言葉もないです。
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今の本誌の展開もすごく面白いのだけれど、医龍はどうも展開ごとに神展開だなあという気がするのだがどうでしょう。
三例目のバチスタとか、霧島の手術とか、こんなにもりあげちゃってこのあとどうすんの…と思っていると、次には前回以上のクライマックスを提示されてしまって毎回ビックリです。展開の派手さや感動がインフレしてくというより、いろんなとこからドラマを書いてる感じなので、なるほどなあと制作面でも感心してしまいます。もっとも医療漫画はほとんど読まないから、別に医龍だけの特質ではないのかもしれないけれど。
でもこの漫画家は、医龍以前にはどんな作品を書いてたんでしょうね。出版物はないみたいだけど…。