羽海野チカ『ハチミツとクローバー』2
ちょーっと面白くなってきた気がする。
うーん、しかしこのマンガの売りというか世間的な萌えポイントってどこなんだろう?
どうにもわたしはこの個個のキャラたちがいまいち萌えきれないというか、あんまり好きになれないというか、奥行きや深みを感じないので、それが没入できない大きな理由なんだけど。そこが萌えポイントなのだとしたら、ちょっとわたしには合わないかもしれない。
ちょーっと面白くなってきた気がする。
うーん、しかしこのマンガの売りというか世間的な萌えポイントってどこなんだろう?
どうにもわたしはこの個個のキャラたちがいまいち萌えきれないというか、あんまり好きになれないというか、奥行きや深みを感じないので、それが没入できない大きな理由なんだけど。そこが萌えポイントなのだとしたら、ちょっとわたしには合わないかもしれない。
ちょっと変な経路で借りた。
んー、なんというか、…はっきり言うと、いまひとつ…。もしかしてほんとーにわたしの感性はさびついているのかもしれない…。二巻以降でドカンとくるのだろうか…読もうかどうしようか。
友達に借りた。しかもいきなり四巻を。
ちびまる子ちゃんみたいな感じと聞いていたけれど、確かにビッグコミックっぽいちびまる子ちゃん、ってかんじかも。こういうビッグコミック系ののどか漫画はキライでないしほのぼのするけれど、自分で購入するまでには至らないんだよねなかなか。
校長先生の話とかは単純にせつな面白かったし、幼馴染の女の子の話などはじーんときた。しかしなんといっても特筆すべきはたぶん、作品内作品みたいな連載漫画の話。秀逸で気に入った。
シルバーダイヤモンドと鳥人ヒロミと草間さかえをセレクトし、おぉ今日は大人っぽい買い物だ!と思ったけれど、外から見ればフツーにただBL三冊購入してるだけなんだな。
「…この世界をどうにかしたいのならといてごらん
それは『力』になる
『化物』と呼ばれるかもしれないが
羅漢は絶対捨てないから」
なんだか今回はまったりな展開だった。異世界の解説が主というか。「金隷=ヘンタイ」話のくだりとか、「身内に変態がいると大変だな」とか、まったりと面白かったけど(笑。ヘンタイがキイワードか(笑。
しかし、いまだにカズヒがどうにもあやしく見えて仕方なくて、いつ手のひらを返すのかとむやみにハラハラしてしまった(笑。結構ふつうの人だったらしい。しかし、チグサとおんなじタイプってほのめかされて、さらにはトウジの兄弟らしいし、意外と重要人物…というかこのひとの設定どうなってるんだ。まだよくわからない。
高校生の時に惚れ込んでいた浅田弘幸の『蓮華』の読みきりが月ジャンに掲載されていて、雑誌表紙の蓮華を見た瞬間鳥肌しました。
内容的にはわたしが年をくったせいもあり、あのときほどの衝撃は受けなかったけれど、もう続編はないだろなと思っていたので、「蓮華」の短編のためだけに『Crazy Kouzu BC』まで購入していたわたしとしては新作が読めただけでとてもうれしい。やはり絵も構図もダンチガイに上手くなってるし。蓮華の右手の書き込みなど非常によくなってる。
以下、参考リンク。
もう、新しい回や新刊を読むたびに、本当にそのたびに、この漫画こんなに面白かったっけ!と本気で自問してますよ。お安い幸せな人間だなぁわたしは(笑。まぁとにかく、メロメロなのです。
それはさておき、とりあえず読み終わるのに通常のコミックスの五倍の時間がかかったことにまず仰天した。ネームが多いせいもあるんだけど、あぁ線が走ってても、こんな雑に線引いても美しいんだなぁ、とかかなり楽しんだなぁ…(笑。
展開に関しては、今回はかなりアラの多い巻だったんだけど(過去最高かもしれない)まぁいいや!(笑。すみませんね、批評以前どころか感想以前の段階ですね、以前、それもかなり前。
いやー、あんまり面白いからどうしようかと思ったくらい面白かった。
テレプシ、最初の頃の空美(クミ)ちゃんが出張ってたころもそれはそれで面白かったんだけど、空美千花(チカ)の天才対決を見守る六花(ユキ)、という構図から、ここ二三冊で六花中心のお話になってみたらすっごく面白くなってきてる。学校だけでも坂口系統の話とダンス部の話があり、研究所の方でも発表会にくるみと盛りだくさんだ。千花ちゃんのケガも長引きそうで気になるけど、現在テレプシを描いている山岸凉子は日出処の天子は勿論のこととして負の暗示やら天人唐草やらをこなした後の山岸凉子なのだからして、千花ちゃんがこのまま復帰できないとかそういうオチになってしまったらどうしよう(でもアラベスクもけっこうむごい結果は多かったかも。
続きが気になるよー。
おばさんはこのテンションについていけそうにないよ…。
うまいのかうまくないのかよくわからん絵とハイテンションな展開ですごく疲れた。設定にもかかわることだけれど、知識が深いんだか半端なんだか浅いんだかよくわからん。泣いた赤鬼と舞の鬼面を同列に語っていいのか。いや本人がいいならいいんだが。全体としてどこまでが狙ってやっている部分なのかよくわからん。というか一体どういう読者をターゲットにしているんだか疑問。
でもまぁ逆に言えば勢いがあるし、不確定な要素は多いけれど自分世界をつくりあげようとしている点には好感が持てるかも。
丁度新刊が目に付き、しかもウルジャンのコミックスだったので、こうてみた。これから毎月ウルジャンを買うのだからして、すこしいろいろ読んで見ようかと思っているところだったので丁度よいと。
タイトルと表紙の虎!からパラレル日本で戦争ifのトンデモものを期待したのだけれど、もっとファンタジックだった。
最初の方は読みづらかった。軍国モノにありがちなセリフの読みづらさはジャンルの問題でもあるので慣れればなんとかなりそうだけれど、状況説明の仕方が分かりやすいんだか分かりにくいんだか分からない。あと絵が、割と好みの絵柄なんだけれど、そしてちゃんと描き分けられているのに、なぜか誰が誰だが判らない。たぶん原因は登場人物の名前がよくわからないまま進んでいくせいだろう。なんだろう。一巻から登場人物紹介が載っているからヘンだなとは思ったんだけど、第一話も唐突だったし、第一巻なのに長いお話の途中から読ませられているような印象で、分かりづらい上に一歩引いて読んでしまう。戦術とかトラ類の使い方の半端さも若干気になる。うーん。これらの多くは原作に起因する問題だと思うので、言ってもしょーがない面もあるけど。
いずれにしても、コミックスで読む分にはいいけど、雑誌で読むのはしんどそうだなぁ…。
こんなに時間が経っているがとうぜん既に初回限定版で購入してた(だって限定版には同人誌がついていたのだからしょうがない。というか…限定版の同人誌、そろそろ力尽きてやめるんではないかと思ってたんだけど…、頑張るなぁ。その頑張りの意味は本編を読んでみて理解したのだけれど。
ということで、まず本編から。いや、こんなに読まないで放置していたのは、本誌を立ち読みしてた折に毎号10Pとかしか載せてなかったひどい時代の辺りが収録されてる巻だと思っていたためで(それは4巻だったみたい?若干絵が荒れてた)もうそういう部分は抜け出ていて(いや書き足しもあったみたいだけれど)とにかくすっごいおもしろかった!
というか清明、清明とそれにまつわる人々が、すごい…(笑。とくに草灯。いや草灯はいつもすごいというか、とにかく最低なんだけど(耳ないし、笑)今回はほんとにつくづくこいつ最低だなぁ~と思った。例えば
「だけど一ミリも揺らがない信頼なんてそれだけで狂気だ」
てあなた、それあんなに必死に清明とそしてあなたを信じようとしている立夏のことじゃあないか。そして更にメンヘラーな立夏母に対するドギツイ批判、しかも投げつける相手は母にすがってしか生きられない立夏という…。草灯は確かに立夏に対してなんらかの気持ちを抱いているんだろうけれど、草灯の愛情表現だって十分狂的だ。だって立夏が一番イタい思いをしてる。さんざん立夏に服従を誓いつつ何にもしてくれない、どころか立夏を一番傷つけるって、わりと斬新だ。SMで主導権を握るのはM、というのとも若干違うのだけれど、でもそんな絶対君主というか蝶ド級にワガママな草灯がしかしわたしは好きなのだ。
ともあれ、ラブレスの売りはとにかく吾妻草灯がサイテーだということだと思うので(笑「でも草灯は立夏のことラブだからついああいうこと言っちゃうんだよ!」とは絶対思いたくない)草灯にはこれからも頑張って最低ロードをつきすすんでもらって、そんでいつかは立夏と幸せになってほしいですね。
ちなみに清明もどうやら生きていて、どうやら意外と最低そうなキャラなのでまた面白くなりそうだな~(笑。あと、立夏にもきちんと戦闘機が居るようで、それも楽しみだ。
いやしかし話を戻すと、連載のアレっぷりを見ていて「あ、ラブレスももうダメかな…」と正直かなり不安に思っていたので、今巻を見てすごいイキイキとしているので安心したというか持ち直したことにビックリした。わたしは高河ゆんを読み始めたのはつい最近のことで、ラブレス以前はほとんど連載を追っかけたことがなかったから、今回初めてイタイ目を見るのかと思っていたけれど(まだ)大丈夫みたいだ。しかも連載が持ち直したのってもしかして初めてだろうか。その意味でもラブレスはやはり今までの作品となにかが違うような気がする。アニメも始まるそうだし(多分見ないけど。でも今回でかなり絵がかわったなぁと思った。若返り続けるなぁ高河ゆん。
そんなわけで、そういう勢いが限定版同人誌にも波及したようで、今回は同人誌もすごかった。漫画の分量が多い。そして、その内容もなんというか誠意あふれる感じ(笑。読んでしまえばわりあいありがちなネタかもしれないけれど(コロンブスの卵だ)ラブレスにすごく合っていたし、魅せ方もよかった。
立夏の誕生日ネタというのが個人的にいろいろ感慨というかなんというかがあった。自分などと比べてしまうのは非常におこがましいのだが、丁度裏ジョジョで誕生日ネタを準備したところだったので、似たようなネタがこんなふうに料理されているのを見てただもう参りましたと言うより他にない。
というわけで、ラブレス、若い子さん達によるコスやキャラ萌えも勿論結構なのだけれど、お話もきちんと面白いので(や、戦闘シーンとか笑ってまうけれど)古きよき高河ゆんファンにも読んでほしいなぁと思うのだ。