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[ 読書/一般コミック ]

高河ゆん『LOVELESS』6

 本年もマヨイガをどうぞ宜しくお願い申し上げます。

「はしたないおねだりなんかしたら捨てるよ 二世
 ごめんなさいは?」

 すげー。清明すげー(笑。
 清明の最低っぷりはかなりかっこよさも意識して描かれてる気がするんだけど、一方二世の最低さはかなり下司に同情できない感じに書かれている気がする。そして二世の登場により、草灯の受け度がかなりヒートアップしてきてますが、わたし草灯ヘタレ攻めでも全然オッケーだなあ(笑。

 思うんだけど、瞳先生の描写とかって、かなり高河ゆんらしくって面白い。脇キャラである瞳先生の俗っぽさとかあまっちょろい正義感(この『俗さ』とか『あまっちょろさ』がかなり重要、たんなる正義ではない)を一回草灯が切り捨てて、それでも瞳先生の正義志向とかその論理は結局否定しないで、きちんと回収すんの。こういう瞳先生みたいなキャラって高河ゆん作品のなかではあんまり主役にはなんないタイプなんだけど、でも脇で自分の論理を信じて頑張ってる限り、主人公側の論理によっても絶対に否定はされないように思う。
 高河ゆんらしさと言えば、渚先生と7が定食食べにいったらお子様ランチなとことか、瑶二たちが全然平気草灯とかキライだし、とか言ってる後に落ち込んでんのとか、なんか懐かしいよね、アーシアンの頃みたいな雰囲気。
 あとそういった脇キャラが使い捨てされずにちょこちょこ出てくるのが好き。弥生さんとか。「俗だよ青柳くん俗だよ!!」って、弥生さんほんとに小学生ですか?(笑。かわいいわ。

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