三浦追儺・大羽隆廣『天空侵犯』1~16
よく考えたら自分は結構デスゲーム系の話好きなんだなあと思いました。
なんかそういうの好きっていうのに少々抵抗があったのかも。
ということで、素直になろうと気になっていた作品を読んでみた。
異世界・高層ビル・謎の仮面の襲撃、という荒唐無稽な設定なのにしっかり世界が出来ている(出来ていく)感じがあり、かなり好き。
しかし後半は能力バトルっぽくなり、さらに能力覚醒ラッシュ(一応覚醒のための設定はあるけれど)で、評価が割れるのもわかるような気がする。というか、前半がかなり面白いだけに、という感じかも。
主人公が人情型猪突猛進型のゆりっ子なのだけれど、そんなに嫌味な感じがないのがよい。ニセちゃんは名前がこうなのでどうなっちゃうんだろうとハラハラしたがただのゆりっ子になっている…。