梶川卓郎・西村ミツル『信長のシェフ』
現代の料理人がタイムスリップして信長に出会い、という燃えそうな設定の漫画なのですが、
…なんで主人公は記憶喪失なの?(笑
うーん、この設定必要なのかなあ。調理方法や自分が平成の人間だってことは覚えてて、信長とかの人となりや同時代知識はもってるんだけど、っていう感じ
あと、なんかいまいち反応がうすいし、無感情キャラなのかなーと思ってたらそうでもないらしく、時折喜怒哀楽をみせるが逆にキャラ迷子の印象もある。冷静に料理のことやこの時代のことを考えつつ、いきなりビビってる描写になったり、なんかちぐはぐ。
まあそんな感じの主人公なので、なんかいまいちタイムスリップによる異化効果がうすいというか、タイムスリップ設定がもったいない印象。もっと信長に出会ってウワー!な感じとか、現代の知識でつくった料理にみんなが度肝を抜かれてどやっ!って感じの主人公のがよかったんではなかろうか。
まあでも、この記憶喪失設定もそのうち活きてくるのかなあ。
そんな不満はありつつも、基本的には面白かったのでたぶん続刊も読んでみますv