森山絵凪『この愛は、異端。』1
以前から絵がきれいで気になっていた作者さん。
悪魔に狙われる美しい魂の女の子と、彼女と契約したベリアルの話。
正直、想像以上にエロティックだったので、少々びっくりしたのです。掲載誌がヤングアニマルだったのね。でも面白い!ベタ展開ながらそれがいい。ベリアルの元の姿設定とか、ベタだしわりと少女漫画っぽい気がする。でもエロティックさは男性向け、というアンバランスさがかえって斬新なのかも。続きが気になる。
なぜベリアルの呼び名がバアルなのか、作中でも別の悪魔の名前だと言われているのに、なんでなのか、なにか理由があるのかな。
絵はカラーの感じとはちょっと違うような印象があるのは、内容が結構コミカルな部分もあるせいかも。主人公が第一話から恐怖で失禁、嘔吐するし、そういう意味で(エロティックだという以外で)も意外と描写は大胆かも。綺麗で、カラーの印象よりも少々クラシカルな感じもする気がする。