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[ 読書/一般コミック ]

山岸凉子『舞姫(テレプシコーラ)』9

 今年もまた、ちっとも夏休みにならないようです…。

 海賊ってこんな衣装だったっけ。

 なんかもう本編は、先を知ってしまったのでつらい…千花ちゃんが…いい子すぎて…。
 しかし六花のクララ本番は面白かった。ほんと周りに迷惑かけまくりなのも面白かった。しかしどうなんだろう、こういう六花って。読者的には別に六花を嫌いになるまではいかないかもしれないけれど、でも千花があまりによくできた姉なので、調和はとれていないとも思う。このお話って明確な主人公がいないけれど、やはり一応六花がメインだという感じもするし、なのにこれでは読者は六花よりも千花びいきになってしまうんじゃないかなあとも思うんだけど…。六花が暫定主人公だとしたら、いい子且つイヤミもそつもない、読者の同情も自然とひいてしまうであろう千花という存在が強すぎるように思うんだけど、でもそれもまた面白い(だって作者は山岸さんなのだから、こんなのワザとにきまってる!

 舞台もただ成功しただけではなく、マイムの辺りの先生方の評価や無心での踊りとかが、六花の進路の暗喩っぽくて、これからが楽しみだ。勿論、これからというのは六花がすべて乗り越えて立ち直ってから後の話になるんだろうけれど…というか次号どうなるんだろう(涙。どこから再開、なのかなあ…あの直後の話かな…時間飛んだりして…。

 あとこの辺り、六花への富樫先生の執心ぶりには特筆すべきものがあるんだけど、富樫先生の顔が本っ当にいいかげんに書かれていて、もはやどう転んでもユーリ・ミロノフではないなあと思った(笑、まあ六花もノンナではないんだけど。しかし、テレプシのキャラって、ほぼ全員顔はテキトーだからなあ…茜ちゃんなんて南極から来た人みたいだ…。
 金子先生の六花びいきっぽいのも、少し理由付けが出てきて面白かった。
 大地と拓人ももっと六花と絡んでほしい。拓人は育ったら大地以上のイケメンになってしまったりして、ビックリさせてほしいなあ(笑、いやしかし、『青青の時代』のシビの結末を考えると、拓人もこのままの雰囲気でメインキャラになりそうだなあ…。
 (あ、お気づきでしょうが、上でなんだかんだ書きつつ、わたしすごーく六花びいきです。千花も好きですが…涙。

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コメント

おひさしBRICSな大八木でございます。まったくの私信なのですが、わたくし来月より、書籍担当を離れ、文房具担当として働くことになってしまいますた。
ということで
原稿用紙、漫画ご執筆用のペン類などをご用命の際は、ぜひぜひ弊社S宿店をご利用くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします(苦笑)!

>Kえもんさん
お元気ですか~?
文具担当とはビックリです。新○店ってふたつあるようですが、京○の中の方でしょうか。

>文具担当とはビックリです。新○店ってふたつあるようですが、京○の中の方でしょうか。

まさにその通りでございます!
「研修バッチ」でお待ち申し上げております(笑)。

>Kえもんさん
では、本当に今度伺います(笑。

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