青池保子『エロイカより愛をこめて』32
いつもどおり面白かった、んだけど。
流石にそろそろネタがかぶりだしてきたかなという印象。テロ、放射性物質の流出、他国エージェントとのいざこざなど、もう何度も出てきているネタなので、やや食傷気味。しかし、そうか、だから前巻の心理テストとかがすごく面白く思えたのか。現代設定でスパイ漫画を描くのはやっぱり大変だろうなとは思うんだけど…しかし正直やはり冷戦時代設定の頃のほうが格段に面白かったよなぁ。あの頃は絵もすごくよかったし…これも正直なところ、少佐たちの頭身が低くなって面長すぎになってしまったのは、やっぱりかなしいのだ。