杉浦志保『SILVER DIAMOND』9、10
9巻のことをごたごたしていて書きそびれていたので、いっしょに。
歌支の一族の話とか。名前と地名がリンクして、ラカンの蒔くタネやお話もそれにからんでいると気付いたのは、結構最近だったりした(笑。灯野のあたり?(笑
カラクはいかにも杉浦志保なキャラだけれど、鳥が木にとまってエンドな辺りも杉浦志保らしく軽くてよかった。
9巻末からこっちの世界がちょっと出てきてて、以前からこっちの世界を話に活かしてほしいと思っていたのでよかった。でも結構あっさりしてたので、もっと長めに使っても良かったのではという気も。
ただそのカラミで、チグサの成長物語とか過去とかもいろいろ書かれて面白かった。チグサは天然装った故意犯だが、でもこういうかわいそう描写(笑)が時々入り、その落差が杉浦志保的だなあと思う。
杉浦志保的というのはベタでけっこうあざとい描写のことなので、ニガテなひとも結構いるのではないかと思うが、ハマると気持ちよいのだろうと思う。個人的にはときどき鼻につくとも思うのだけれど嫌いではない。
次巻予告を見てるとアヤメの皇子もキンレイに切られそうな感じも。ラカンが皇子を更生させる展開が来そうな気も(笑。というか、それを期待…でもチグサが妬きそうだね…(笑