山口美由紀『タッジー・マッジー』
タッジーマッジーはまだコミックスを持ってるし、文庫はいつか近くない将来に買えばいいやーと思っていたんだけれど、なんと三巻には書き下ろしが入っているという事実を遅まきながら知って、ドキドキしながら買うた。読んだ。
少女漫画はこうでなくては。
ロッテの本当にささやかな愛情表現というか、もう愛情表現未満というか、なんというか。なんてかわいらしいんだ!こうでなくては、だ。
シルヴィは今見てもかっこいいなあ。シルヴィって「フィーメンニン」のシルヴィと全然違う印象なので、同じ人と言われてもびっくりなのだけれど、わたしは「タッジーマッジー」を先に読んだので、わたしにとってはこのいじわるでむっつりですごく優しいシルヴィがデフォルトです。
しかし昔はかっこいいなあ、だけだったシルヴィ、今見るとかわいいなあ、って感もあって、自分も年をとったなあ、と…。
しかし今回の書き下ろしのシルヴィは、本編最後の場面と同じ服なので、たぶん妖精界ではあまり時間がたってないんだよね、しかしそうすると、あのTシャツはド派手な蛍光ピンクのはずなんで…(笑、なんだかな(笑
リヒトやチコリやカロリーネも懐かしいなあ。マリーンがいないのがすごく残念。あの子というか、ロッテにからむマリーンが好きなのに。リヒトといちゃいちゃのマリーンなんてのも見たかった。
ご本人も後書きで書かれているように、続編って夢が壊されてしまうことが多いのでビミョウだけれど、こんな後日談だったらもっといっぱい読みたかった。わずか5ページだなんて少なすぎる…。
本編は読まないようにした。もう何度も読んだので、流石にしっかりはっきりストーリ覚えてるし。もっと時間たってからじっくり再読したいので、まだとっておきたい。
でも、四分の一の部分は書き下ろしイラストなので、ぱらぱら確認した…かわいー!かわいー!一二巻も欲しくなってきた…この四分の一のためだけに(笑
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しかしあの頃の花とゆめはよかったなあ。
花ゆめかわなくなって、メロディもやめて、山口さんの漫画も読まなくなってしまったんだった。