青池保子『エロイカより愛をこめて』31
表紙がさすがにちょっとコワイ。伯爵のくすり指のリングはいったい…!?
番外編3篇という構成で肩肘張らずに読めた(だって最近、つづきものは前の巻から読み直さないとストーリーがわかんなくなっていたから…。
中でも目玉は、少佐が心理実験の被験者になってケーキ屋さんをやるという長めのお話。マスクとゴーグルをして手術用手袋をはめ、定規や分度器を駆使してケーキをつくる少佐は笑わずに読めなかった。かわいいなぁ。あと、他の被験者将校との会話があって、久々に少佐がふつーの人っぽい会話を出来ているのもよい。
いずれにしても、オマケの一話的なオモシロさということで満足。