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[ 読書/一般コミック ]

乃木坂太郎『医龍』11~13


 おお、11巻12巻について書くのを忘れていました。11、12辺りのメインは三例目のバチスタ終了と国立ですかね。そういえば最近本誌ではバチスタが出てこないですね。国立は最近すっかりヒールっぽくなってきてしまいましたが、この後どう動くのか興味津々です。

 13巻は、なんだかやっぱり、加藤がぼろぼろでかわいそうですな。ここからどう立ち直るんだろう。朝田のUCLA話はやさしくない喝だと思うし、みんなが戻ってきて立ち直るのではなくて、加藤自身が一人で立ち直ることになると思うんだけれど、そんなふうにダントツに強くあることを求められてしまう加藤はちょっとかわいそう。まあでも、それくらいでなければ教授にはなれないのでしょうけど。

 朝田は伊集院に何を求めているのか、そろそろはっきりしてほしい(笑。自分のことを嫌っている研修医を育てるというのは、朝田にとってどういう意味がある行為なんだろう。考えてみると、この漫画って朝田がすごい勢いで空白で、あんまり考えとかが言語化されてなくって、周囲の視点から朝田という人間を描き出していく感じなんだよね。たまに語ったかと思えば、人を切るのが面白い、だし…(笑

 …で、その伊集院が、霧島にとっては朝田との絆になっていくってのがほんとやおいだなあ、って感じですが…(笑。
 最近本誌で、主人公のような菩薩のような顔の霧島しか見ていなかったので(笑、そういえば霧島こそヒールなんだった…!とようやっと思い出しました。藤吉が、伊集院が加藤の元にもどることが「正しい選択」だと表現してるのを見て、そう言えば朝田落しいれ&患者見殺しのほかにも、無用なバチスタ切ったり内臓逆位の赤ちゃん追い返したり、してたんだよなあ、と…。そんな霧島を、伊集院はどうやって受け入れるのか、これまた楽しみですね。

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