和山やま『夢中さ、きみに。』
BLではない…のかな。
話題になっただけあり、すごく面白いと同時に絵や雰囲気も素敵。
話題になってた後ろの二階堂シリーズは、学校中に恐れられて、二階堂と話すとはげるとか数々の都市伝説をもつキモコワ同級生の話。ほんと最高なので、もっと続きがよみたい…。
BLではない…のかな。
話題になっただけあり、すごく面白いと同時に絵や雰囲気も素敵。
話題になってた後ろの二階堂シリーズは、学校中に恐れられて、二階堂と話すとはげるとか数々の都市伝説をもつキモコワ同級生の話。ほんと最高なので、もっと続きがよみたい…。
Kindle Ultimated、単話版1~6話。
三人組アイドルのハルくんのおっかけというかストーカーをしているダサ眼鏡リーマンが、ネコだったハルくんに次第に認知されキモがられながら次第に親しくなって。
すごく面白かった。攻めの顔を覚えずキモがる受けが容赦なく、しかし助けられたりして受け入れてからはキモいといいつつしっかり恋人扱いしていくのがさっぱりしていて素直でとてもいい。そしていつまでも下僕体質な攻めもいいし、イメージプレイをさせられてなんとかドSの演技をしたりするのもいい。メガネをはずすとイケメンぽいのに、受けがその素顔にこだわらないのも愛を感じる。もっと続きを読みたいなあ。
長らく人間との契約にありつけず金欠な悪魔が、久々の召喚にとびついたら、最高に気持ち良い体験がしたい、しかも君と、とかいう最低な人間で、一生懸命ご奉仕するけどなかなか最高、とまではいかずにどうしよう。
なんかすっごいツボにはまって好きです。なんだろう…微妙なゆるさとかがいいのかなあ、わからないけどすごいツボです。
攻めは魂の値段がクリームパン一個程度に落ち込んでしまう最低野郎で、その理由もだいたいわかるんだけど、最低っぷりがもうちょっと書かれていてもよかったかも。攻めが気づいた最高の定義とか、受けに言おうとしたこととか、結構はっきり書かれていない部分もあって、書いてほしくもあるけど余韻にもなっている。
受けは、絵としてはあんまりかわいくないんだけど(笑、雰囲気と性格がとてもかわいい。
受けの兄もいい奴だしかわいくて、友人とのお話があったのはよかった。
攻めの友人とかももう少し出てきてほしかった。
後日談の過去話もよかった。
というわけで、普通に面白いとは思うんだけどどこがどう、という感じではなく、個人的にツボなんだろうという感じもするので、万人向けなのかはわからないけど私は好きです。
番長代理の美人が、北から各地の番長を倒しながらやってきた転校生にキスされまして。
絵が綺麗でお話も面白く、シュールギャグっぽさもあり素晴らしい。二人プラス美人の憧れの番長など、皆魅力的だし三角関係的な恋愛もしっかり書かれている。
緊縛が続く。
イケメンを縛って犯されるのが好きな縄師のところに、付き合いのある組長さんから訳ありのヤクザを預かって欲しいと言われ、めちゃくちゃ好みで困る。
面白かった!安定の筋先生。ヤクザの過去とかかわいそう。でも縄師が幸せにしてくれるはず。縄があんまし活きてないかなあというのは少々あった。
Kindle Ultimated、単話版1~10話。
その人の精神を具現化したような鳥が見えるリーマン、その能力で営業で大活躍だけど疲れるし罪悪感もある。その様子をみた仲の良い同僚に長髪オネエのイケメン縄師を紹介されて、縛られて開放されることを知り、また大人になっても鳥が雛のままの自分と同じように縄師の鳥も雛であることに興味をもつ。
すごく面白かった!設定もいいし、展開もいい。絵がレトロなので好みは分かれるだろうけれど個人的にはすごく好き。縄師の元カレの話はもうちょっと救いがあるとよかったとは思う。あと、縄師の髪は残念…!
父親が経営しているボクシングジムのトレーナーをしているゲイの受けが、道端でロシア系のチンピラの喧嘩に巻き込まれ、その才能に一目惚れ。
とにかく絵もお話も素晴らしい。この作家さんはほんとストーリーテラーで絵もうまいしいいですね。
お話はすごく特色があるとかではないけれど、設定や描き方がしっかりしていていて骨太。攻めが巻き込まれた団体が少々わかりにくかったのと、兄の感情とかもわかりづらくてメンバーの描写がもうちょっと欲しかったけど、でもあまり書き込まれると辛かったかも。攻めが地下闘技場に行ったときはもうカタギに戻れないのかなと思ってたけど、最終的にはトップの判断だけで動いている感じの団体だったってことなのかな。
キャラもみんないい。受けは凛々しく可愛く、けれど弱い部分もあって普通の人なんだけどいい。攻めは数奇な運命をたどっているのに地に足がついている感じがするし、攻めの内心を描くための、テレビゲームをプレイしているちび天使とちび悪魔という発想がすばらしい。そしてかわいい。どうやら理性=機械的判断=天使、感情=無駄なもの=悪魔という分担をしてきているようで、だから悪魔のほうが人間味があってかわいいというのもいい。いや天使もかわいいけど。
Kindle Ultimated。
三十歳までに死にたいと思っている男が彼女にフラレて落ち込んでいたら、団地で隣に住んでいるゲイカップルに巻き込まれ。
結構ジェットコースター。カップルの無口男とパリピはこの作家らしいキャラで、パリピは常にラリってるみたいなテンションだなあと思っていたら本当に薬をやっていた。受けが良くも悪くも普通の人なのでなぜ二人が執着するのかなと思ってたけど、二人にはつなぎが必要で、受けは受け入れてくれる人で、とか、いろいろな結構厳しい条件をくぐり抜けていたんだなあと思った。受けが社会に出て結構うまくやれているのもなんだか分かる気がする。
オメガバース、アルファの双子に拾われた借金持ちのオメガ。
面白かったというか、実は3Pものが好きかもしれないと最近思い始めました。難しい設定なので、面白い3Pものは貴重だとも思う。やっぱりフィクションなので、現実にはよろしくない設定も面白いと思う。
執着し合う双子と受けに対する温度差の昇華や、その中にうまく居場所をみつけていく受けが、とても面白かった。
眷属をつけて怪異を解決する一族で、頑張って試験に受かったのに眷属が子狸になってしまった受け。以前からセクハラしてくる白狐つきの当主次男に笑われつつ、やはり試験に受かった兄が、眷属のはずの大蛇に憑依されてしまって。
もー素晴らしい。超いい。面白かったし萌えもあった。
特に、性格に難ありで受けを馬鹿にしまくり見下しまくりなのに執着している攻めが素晴らしい。夜光さんは正直文章に難があるのだけれど、この攻めのセリフ回しみたいな独特のキャラはすごくいいなと思う。
受けはおバカだけれど、子狸はかわいいし、これから成長してくれるはず…。
笠井あゆみの絵はあまりこのお話には合っていないけれど、きれいなのでいいんです。