扇ゆずは『澪つくし』
萌えすぎる!!
なんかの目的のために手段を選ばず人を人とも思わない、一見の人当たりだけいい政治家の秘書✕そのオーラに惚れて尽くしまくりなスーパーハッカー受け。
みをちゃんはなんか今までにない感じのかわいそう受けな気がする。さんざん尽くして、ぼろぼろになって、報われない感じ。でも南雲はみをちゃんのこと気になってるよね…。南雲はなんでテイラーなのか。本名が服部とかなのかなあ。
ともあれ、萌え過ぎて単行本未収録分のために本誌のバックナンバーを大人買いした。
萌えすぎる!!
なんかの目的のために手段を選ばず人を人とも思わない、一見の人当たりだけいい政治家の秘書✕そのオーラに惚れて尽くしまくりなスーパーハッカー受け。
みをちゃんはなんか今までにない感じのかわいそう受けな気がする。さんざん尽くして、ぼろぼろになって、報われない感じ。でも南雲はみをちゃんのこと気になってるよね…。南雲はなんでテイラーなのか。本名が服部とかなのかなあ。
ともあれ、萌え過ぎて単行本未収録分のために本誌のバックナンバーを大人買いした。
非常にamazonでの評価が高いので読んでみた。
アーミッシュの攻めが成人前に外界を経験する「ラムスプリンガ」で、元ダンサーで売りもしてる受けに出会い云々。
素直でピュアで、恋愛にも素直すぎる攻めも、いろいろ抱えて堕落しきらない受けも、とてもいい。ストーリーは作者もあとがきで書いているとおりオーソドックスすぎるくらいにオーソドックスだけど、それもいい。80年代アメリカっぽい感じも、個人的に今すっごく好きなテイストだしとってもいい。そんなお話なので、美しく少々物足りないラストさえもふさわしくてとてもいい。でも後日談も読みたいな(笑。
ドM変態教師がクラスの問題児にいたぶられて喜ぶ話。
一人称が「先生」な先生はあまり好きではないのだが、工藤先生はそういう些末なことを超越したド変態でかなり面白かった。ド変態というか、工藤先生のほうが問題児というか。絵も綺麗だし、もう少し続きとかも読んでみたい。
一般じゃないか。18禁か。18禁歴史パロディ。
小ネタオムニバスのような感じで、総じて面白かった。やっぱり綱吉とかが好き。
BL、阿仁谷ユイジ、時間操作と、私の好きな要素ばっかりでうれしい。
でも続きが早く読みたい…!
まさか私屋カヲルを再び読むことになるなんて、しかも自分で購入してまでなんて、そして何よりこんなところ(=BL)で再会するなんて、とさまざまな意味で驚いた。
もうすこし詳しく書くと、デビュー作の頃、友人が購入してたので借りて読んでいた…という程度の認識だった作家さんが、もうキャリアもかなり長くてらっしゃるのに、まさか今更BLを描かれるなんて、という、喜びもあるけど衝撃が大きすぎた(笑。
そして、その衝撃も吹き飛ばすくらい、内容がまたよかった。
わんこ系(?)インキュバス×生真面目奥手警官。…あれ、最近わんこ総攻めばかりのような?
絵もきれいだし、お話もベタでありつつ人外BL誌掲載や、作者の来歴などからくるのであろう部分がよいスパイスになっている感じ。
続編も楽しみ。
わんこ系(?)カサノヴァ×堅物髭司法官。
引き続き、素晴らしすぎる。
あまりの素晴らしさに、博愛攻めとかヒゲ受けとかの苦手な要素もなんのそので読める(笑。
ねたばれあります。
少し読んだらかなり愛がなさそうだったりしたこともあり、随分積んでいた。やっと読む気になり読み始めたら一気に読んでしまった。いやー、久々に木原音瀬作品を読んで打ちのめされた…。
そうとは明確に書かれていないが、ハッサンも人間的に問題ある人なんだろうなあと思った。ラージンに仕えて非道なことをしてしまうから、というだけではなく、ハッサンはファウジの気持ちを全然わからないのに弟のアントンはファウジが嫌いでも感情は理解していたあたり、ハッサンとの違いが示されている。
ラージンはなんだったんだろう。もう少し奥行きのあるキャラかと思ったけれど、フェイドアウトしてしまった…同人で書かれているらしい?
ファウジはみんなにめたくそに言われていて、確かに性格は悪いだろうけど、ファウジ自身も言うとおり、ラージンにあそこまでされるほど罪深いようには思えなかった。そもそも最初は父の乱行をちょっと覗いてただけ、みたいに書かれていたのが、他の人の視点ではファウジも奴隷に冷たかったと書かれているので、よくわからなくなった。まあ双方に認識の違いはあって当たり前なのかもしれないけど、ファウジにはちょっと同情してしまった。
ラストでは、さんざん世話になったアリーを殺そうとしたファウジにブチ切れるハッサン、が、しかし、ファウジの行動は自分への愛のためだったと知った瞬間に、アリーという男と自分自身との違いを確認できて、つまりファウジがアリーを殺そうとしたために、ハッサンがたんに世話を焼いたからファウジが自分になついたのではないという証拠を遂に得られてしまう、という構造がすごいなーと思った。あ、なんか言葉にすると陳腐かな…でもすごいんですよ。そこに至るまでの延々と続く徒労(ハッサンも、ファウジも)あってこそだね。
しかしまあ、二人がやっと向き合えるのが最後の数ページだけというのも、木原音瀬らしいというか。そこだけ再読してしまう。
笠井あゆみのイラストも素晴らしかった。小説の価値を更に押し上げるイラストレーターさんであるように思う。
「遠い未来、僕らは宝石になった。」
作者のみならず、この惹句を考えた人も天才なのではなかろうか。時制のみだれがキラキラしている。
宝石の国は、本の装丁から発想、設定、物語、キャラクター、すべてがキラキラしていて素敵で魅力的で儚くて凛々しい。
アホの子のフォスも大きくなったフォスも面白い。ボルツとアンタークが好きなので武闘派が好きなのかも。でもダイヤも好き。
超高性能なコンピュータで必ず当たる予言者ピッピのお話。
とんでもない話、凄みがある。
しかし、二巻が出てから随分経っているようで、続刊の見込みが薄いようだ…続き読みたいよー。