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2007年07月17日

セバスチャン・フィツェック『治療島』

 メディアでも人気の精神科医。原因不明の病気の娘をアレルギー専門医に見せようとしたら、待合室から突如消えてしまいました。
 様々な手段で懸命に捜すも娘は見付からず、四年後に精神科医は島にある別荘で自分の気持ちを見つめなおすためにインタビュー原稿にとりかかっていた。ハリケーンが近づく中、奇妙な女性が現れる。自分は統合失調症だと主張する彼女は、セラピーをもとめて精神科医にまとわりつく。

 アマゾンの紹介とかがなんかすごかったし、オビにもダンブラウンを超えた!とか書かれていまして、ちょっと却って及び腰で&多重人格オチだったら焚書、と思いながら読みました。で、まあ、確かに一日で読んでしまいましたが…。

 冒頭近くから、思わせぶりな謎を振りまきすぎで、読むのに疲れた。章立てがものすごい細かくて、二ページで改章とかも結構あるんだけど、その各章で思わせぶりな引きがあるような感じ(実際そこまでではないかもしれないがそんな印象。出てくる時点ではそれが何を表わしてるのか全然わかんないのに、いちいち謎を覚えておくのがしんどい。
 オチにかんしてはまあ予測の範囲内だけど、まあそうかな、というか(どんなんだ。一応単純なオチではないので、よかった。ただ、なんだかクライマックスの描写があんまりうまくなかったというか、もっとドラマチックにならなかったかなあ、とも思った。この話は、雰囲気は確かにヨーロッパなのだが、展開はハリウッド的なので、もっと派手な文体の方があってるのに、と思った。なんというか、ジェットコースターなストーリー、とかいううたい文句だったけど、結局一番驚いたのは精神科医と村長のノートパソコンがバイオだったってあたりが…(笑。やっぱりもうちょっと派手さがほしかったかと。

 あと、原題が知りたい。



2007年06月08日

伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』

 映画化されるそうですが、映像化は不可能だと言われていた云々、という宣伝文句はなんだか使い古されてるなあ…と思っていました。でも読んでみて、これは無理だろ!と思いました。どう映像化したんだろう???気になるー。

 そんなわけで、トリックはまあ古典的ですが、でも面白かったです。

 物語の内容に関しては、特には…視点人物の男子主人公と女子主人公、そしてその周囲の人々、という感じなのですが、殆どの登場人物が若気の至り、という印象。特に女子の視点人物は独善的な印象で、好きになれなかった。
 視点人物の男子がずっと蚊帳の外、というところとか、あざといなあと思った。あざとい上にあまり意味を見いだせないというか。なんかそういう、技巧優先というか、何かが描きたいために技巧を使うのではなくってとりあえず使っておくって印象っていうか。
 そういう技巧優先に見えちゃうとことか、ブータンやボブディランやコインロッカーなどのモチーフがどうもうまくつながんない印象なこととか、村上春樹的なふんいきとか、底が浅いなあって印象だった。

 しかし、あまりにアホな感想ですが、正直に書きますと、厚さのわりにかなり短時間かつストレスもなく読めたので、話題作をちゃんと読んだぞワーイ!という無駄な満足感は、ありました。だからそれなりに読んで損はしてないかな?という気も。

 アレ?この作者、陽気なギャングが地球を回すの人か。



2007年03月25日

三崎亜記『となり町戦争』

 作者は男性だったのか、と驚いた(笑。自分ばかだなあ。

 内容はつまらない。つまらなかった。
 町の振興策としての戦争にかかわることになった男が、戦争がどこで行われているのか一見全然わからないお、と思い続けるお話。
 見えない戦争というモチーフは面白いと言えば面白いし、それを一人称で書こうとすれば何にもわからないお、状態になってしまうのもむべなるかななのだけれど、やっぱり煙に撒かれた感じがする。見えない戦争が最後まで見えませんでした、ってだけに終わっている印象で、小説の(広い意味での)面白さよりも見えない戦争という現象を指摘することを追究したいのではないか、と思えてしまう。わざわざ小説という形をとる意味はあるのだろうか。たんなるプロパガンダ以上の意味は。
 そしてあまりに言葉や表現が直截的で、どうもこの文体が好きになれない。感情や動静をすべて書いてしまっているように感じる。直截的で、よく言えば素直で、悪く言えば鈍感、な印象。
 あと、わたしは「町」という行政単位になじみがないので、この言葉にすごく違和感があった。単純に「市」くらいの感じで考えていいのかなあ。その違和感が余計にこの物語をあざとく感じる要因になった気もする。

 ところで香西さんはある意味萌えキャラだと思った。いわゆる〈綾波レイ系統〉の女性という印象。小説で書かれると、漫画やアニメで見る以上に空疎なキャラだなあと思った。

 香西さんといえばところで、これを読む前には、主人公が戦争中のとなり町の女性と恋に落ちる話だと思っていたのでした。



2007年03月20日

森見登美彦『太陽の塔』

 京大農学部生が一年前のクリスマスにふられた彼女に「研究」と称してつきまとう、というお話。
 ファルス志向かつ意図的にか無意識的にかわからないスノッブな文体、という印象をうけました。

 京都のほかの大学に通っている高校時代の友人が、
「京都の女子大生は京大生が奪って行く」
 と言ったとき、私は愕然としたほどだ。
 いくら目を皿のようにして周囲を見回しても、私の身辺には他大学の女子大生を略奪してくるような豪の者は一人もおらず、私も含めてどいつもこいつも、奪われる心配もない純潔を後生大事に守り通しているように見えた。松明を振りかざし、「女子大生はいねがー」と叫びながら、他大学まで女子大生を狩りに行くと一般的に言われている恐ろしい京大生はどこにいるのだ。今でも私はあれを一種の都市伝説と考えたい。

 と、こんな感じ。ちょっとネット文体っぽい気もする。

 しかし梗概に出ている元彼女へのストーキングは冒頭にしか出てこなくて、いろいろな人とものがリゾーム的に出てくる感じだし、物語としてのまとまりはあまりない(リゾームとしての一体感はある。あとあんまりファンタジー的には面白くない。太陽の塔や末尾の「ええじゃないか事件」がファンタジー部分にあたるのだろうが、モチーフも展開もいまひとつ凡庸な気がする。
 あとあたりまえだけどすごく京都という町の描写が多く、それはいいのだけれど太陽の塔がトポス的に唐突な印象。関東在住のわたしには、京大近辺から阪急だかにのって万博記念公園まで、という道のりがイメージできないし、何でこんなに京都のリゾームを描いておいて大阪にある太陽の塔に回収しようとするのか、がいまいちわからないというか伝わってこない(太陽の塔は元カノがらみのモチフなのだけれど、上述のように恋愛物語がうまく機能しているとは思えないので、やはり唐突。でも京都の人なら違和感なく読めるのかな。

 ただ、こういう文体が好きな人が手軽に読むにはいいと思う。わたしは結構好きなのでそこそこ楽しく読んだ。



2007年03月07日

マイケル・グレゴリオ『純粋理性批判殺人事件』

 カレンダーが動作してませんね…。


 久々にあたまにきたというか、ダメな作品をちんたら読み続けてしまったことに腹が立つ。つまらないので読みさして、時折思い出してはどっかにいってしまったのをまた探し出して読んで、たぶん二、三ヶ月は読み続けてしまったのである。

 設定はものすごくあたし好み。晩年のイマヌエル・カントといっしょに殺人事件に取り組もう!なんて、ものすごく面白そう。そして、全く面白くないわけでもない。ヤッハマンやフィヒテの使い方も面白いし、大まかにナポレオンの時代という社会状況もさし色として面白い。

 しかしあまりに描写がダメというか、いやもしかしたら翻訳がダメなのか…。読んでてしんどい。
 そして、時代性もうまく活かせていないというか、殺人事件を論理的に解決するというカントやハノの方法が、これまでの捜査方法とどうちがうのか、がよくわからない。しかしこれはあたしが作者と文化を共有できてないからニュアンスがわかんないってことなのかなあ…。
 また、事件の結末のつけ方もつまらないというかなんというか、隣りの家に塀が出来たって、へー。って感じ。ハノの弟にまつわる昔の事件のほうもなんだかな。
 他にもいろいろ言いたいことはあるのだが、もういいや。
 総じて材料はよいのになあ、という感じで正直オススメしない。



2006年10月13日

太田光・中沢新一『憲法九条を世界遺産に』

 『The Ruby』が出ましたが…、フジミ、わたしのすごくニガテな感じの番外編で…した…。タクミはなんか異様に文字が大きかった。

 詳しく批評しようかとも思ったけどめんどくなったというかバカバカしくなったので、感想だけにします。

 とりあえずこのタイトルは太田のジョークのつもりらしい。ので、ちょっと安心したんだけれど(笑、しかし、こうしたタイトルも含めた自分のディスクールを、「新書」という形態で世に問うことの意味までしっかり考えてるとはとても思えないジョークだと思う。内容に関してもやはりあまりに幼い思想もあり、目配りの足りてない部分も多く、総じて甘いとは思ったけれど、結構色々なものを読んでるなあと思った。自分の妻に政治的な言動を批判されてることとかも書いてるし、結構柔軟な人なんかなあとも思った。
 ただ、一応反論への目配りもしてますよー、柔軟に考えますよーという留保は、言い訳がましいというか、信頼しづらい部分もある。自分は自己批判できてるから大丈夫、と思っちゃう人って、案外死角に気づかない気がする。無知の知を得たつもりになって満足してしまうというか。まだ知へたどり着いてないかもしれないのに。
 失礼な物言いだけど、この人がまだ学生くらいの年齢だったらこれからすごく期待できただろうなあと思う。
 んで、逆に言えば、中沢新一は…いいや、もう(笑。

 ってかこれを読んだのは、宮沢賢治に随分言及してるからだったんだけど、国柱会に共鳴しちゃう宮沢賢治のアブナサを看過すべきではない/けれど『宮沢賢治殺人事件』とかも違う、って目配りしてあなたはどこへ行くのか、希少生物とかいうラベリングして新しい神話を立ち上げてるだけじゃん、と思ったところで、ああこれは研究業界でも自己反省すべき点だよなあ、って思ったり…。
 ちなみにこの流れは主軸の憲法論にほぼまんまなので、まあそういう内容なわけですよ。実りはないですね。



2006年08月10日

『ダ・ヴィンチ』9月号

 昨日の日記はなんだったのでしょうか。
 呆れて二の句も継げません。

 ヤオイ特集だったので購入。
 読んだことないヤオイ小説がいっぱい紹介されてるから、読んでみようと思って。

 まだきちんと記事よんでないのだけど、しかしBL芥川賞とかって取り上げられてるのが今市子、西田東、藤たまきって…なんというかモロに文学趣味的(あんまり良くない意味でね)だなと思ったけど、妥当でもある、かな。よいヤオイを選ぶという枠の中で、これが一般誌という状況も加味して、最大公約数を選んでるなという印象。
 なのだが、なんで『楽園まで』?なんで『恋をしましょう』?理解できない。今なら『大人の問題』でいいじゃん。西田なら『彼の肖像』でいいじゃん。最新作を出してるのかなとも思ったけど、藤たまきは『ジムナスティック』だし…よくわからない。

 テレプシコーラは微妙な均衡と嵐をかかえた篠原家がしんどいね。六花ちゃんがんばれ。
 次回で第一部が終わるらしいけれど、第二部っていつからはじまるのかなあ。



2006年06月27日

六月に読んだものから。

 うーん。小説も個別エントリーにしようかなあ。と思っています。

 最近粗製濫造なプラムシリーズだけど、今回はまあまあ面白かった。
 唐突にコニーとラスベガスに行く辺りとか、ルーラの肉だけ食べるダイエットとか、相変わらず無茶苦茶で面白い。レンジャーの仲間が次々とステフのせいでリタイアしていくのはかわいそうだったけど、ヴァレリーの出産で非道い目にあってた人はおかしかった。
 三角関係の発展はなし。いつも、絶対レンジャーのほうがいいのに、と思うんだけど、…モレリもいいよね(笑。ステフの一人称で、モレリと呼んだりジョーと呼んだりするのがいわくありげで気になった。まああんまり意味はないんだろう(笑。
 あと前から思ってたんだけど、マフィアの家系で超美女のテリー・ギルマンって、もう名前だけで参りました、って感じだよね。ほとんど名前しか出てこないことが多いけど、やっぱ出てきたらギャグになっちゃうからかな。

 関係ないけど、クリスマスって最後どうなったんだっけ?と思って『お騒がせなクリスマス』を確認したら、モレリがステフに指輪をあげて友情のしるしだ、と言ってるとこがなんだかよかった。

 最初のあたり、特に冗長だった。あとホラーもので事件にまきこまれた男女が恋愛関係に陥ってしまうのはなんだか興ざめなものである。最後がいまいちよくわからなかった…結局この人が原因だった、ってことなんだろうけど、隣人との接点とかよくわからない…ような。
 しかし各章ごとにオチがついて、それなのに全体の物語は終わらないというスタイルが物語のテーマとも通底していていいなと思った。



2006年06月06日

五月に読んだものから。

 なんかBLノベルとか色々読んだ。
 最近新書の劣化がどこのレーベルでも急激だね。ゲンナリする。漫画買った方がマシだったなあと思ってしまう。

 デビュー作だということでの甘い評価はしたくないし、たとえ甘く評価するにしても、このミス2位って価値があるとは思えなかった。

 後半から末尾は面白くなくはないけど、前半の冗長さに見合うだけの面白さはない。
 挿話の時間軸の使い方なんかは珍しくはないのだろうけど面白いし、それに気づいたときには(気づくのが結構遅かった)おおっとも思ったけど。
 末尾の意外性が喧伝されてたけど、展開も最終的な結末もぜんぜん予測できちゃう範囲内だった。結末までハラハラドキドキという意味だったら『13階段』とか、結末の記述の妙だったら『マーチ博士と四人の息子』とか、もっと面白い作品っていくらでもあると思う。
 あとトリックがなあ…。食傷すぎで地味。トリックそれ自体が食傷ものの上、描写にも目新しい見るべきものはなかった。それ以外でも、ロザリンドとか使い切れてないと思うし、飛蝗も活かせてると思えない。スティーブンはなんで飛蝗嫌いなの?飛蝗の農場ってわざわざタイトルにする意味がつかめない。

 でもまあ分厚かったし、しばらく楽しんだのでまあいいか。



2006年04月14日

四月に読んだものから。



 ちゃんと面白かったけど、なんでそんなに売れたんでしょう、とも思う。売れるのわかるけど、あの話題性はちょっと尋常じゃないように思える。
 文体もいまいちうまくない(映画的すぎる)し、展開もごまかしているような部分(クリプテックスのオチとかよくわからない)とかうまく機能してない部分(主人公以外の動きに整合性が在るのかあやしいし、オチも弱いように思う)が目につく。特にオチ。フランスオチもイングランドオチもエーという感じだった。オチだけで言えば、『フランチェスコの暗号』の方が好きかな。

 キリスト教圏で売れたのはなんとなくわかるというか、原始キリスト教ブームの一環として考えれば納得出来るんだけど。つまり小説としての評価でヒットしたんではないのかなともちょっと思う(勿論、そういう話題性も含めた<小説>としてヒットしたんだってことはわかってるつもりだし、こういう評言の仕方をしちゃうと<文学>のキャノナイゼーションに荷担してしまうような気もするんだが、便宜上こういう言い方しか出来ない。

 ちょっと評価厳しいかもしれないけど、要するにフツーに面白かったけど、かなりの期待をして読み始めちゃったので、ちょっと拍子抜けしたなあってところ。あと作者の調査量にはただもう脱帽。個人的にはその部分だけでも充分面白かった。

 ところでイエスとマリアマグダレーナの子が云々という話、よくある…よねえ?なんだかものすごい既視感があって、というか内容よりもその説明部分の文章そのものに既視感があったんだけど…はて。寿たらこか?(笑

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もくじ

辻村七子「宝石商リチャード氏の謎鑑定」1~10
リロ氏『リロ氏のソロキャンレシピ』
綾辻行人『時計館の殺人』上・下
綾辻行人『人形館の殺人』
綾辻行人『水車館の殺人』
倉知淳『星降り山荘の殺人』
綾辻行人『迷路館の殺人』
貴志祐介『鍵のかかった部屋』
貴志祐介『狐火の家』
貴志祐介『硝子のハンマー』
貴志祐介『ミステリークロック』
筒井康隆『薬菜飯店』
テッド・チャン『あなたの人生の物語』
ティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』上・下
伊坂幸太郎『マリアビートル』
奥泉光『神器―軍艦「橿原」殺人事件』上・下
伊坂幸太郎『グラスホッパー』
野崎まど『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』
東野圭吾『仮面山荘殺人事件』
筒井康隆『旅のラゴス』
清水義範『迷宮』
パンティ田村『偉人ブログ』
高野和明『ジェノサイド』
上遠野浩平・荒木飛呂彦『恥知らずのパープルヘイズ』
筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』
エリザベス・ムーン『くらやみの速さはどれくらい』
森見登美彦『有頂天家族』
綾辻行人『十角館の殺人』
西尾維新『化物語』上・下
アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』
伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』
宮部みゆき『ステップファザー・ステップ』
架神恭介・辰巳一世『よいこの君主論』
薬丸岳『天使のナイフ』
恩田陸『ネクロポリス』上、下
今野緒雪『お釈迦様もみてる―紅か白か』
川端康成『伊豆の踊子』
乙一・荒木飛呂彦『The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day』
乙一『The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day』
放り投げ本。
セバスチャン・フィツェック『治療島』
伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』
三崎亜記『となり町戦争』
森見登美彦『太陽の塔』
マイケル・グレゴリオ『純粋理性批判殺人事件』
太田光・中沢新一『憲法九条を世界遺産に』
『ダ・ヴィンチ』9月号
六月に読んだものから。
五月に読んだものから。
四月に読んだものから。
三月下半期に読んだものから。
三月上半期に読んだものから。
一月にに読んだものから。
畠中恵『ぬしさまへ』
有栖川有栖『マジックミラー』
『日本の童話名作選―明治・大正篇』
六月に読んだものから。
十一月に読んだものから。
『飛行艇時代【増補改訂版】』
十月下半期に読んだものから。
十月上半期に読んだものから。
with Ajax Amazon
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