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2017年10月21日

貴志祐介『ミステリークロック』

 なんとなく買ってみた。
 気づかなかったのだがシリーズものらしく、最初はキャラ説明があまりなかったりで少々とまどった。
 表題作はややこしすぎてよくわからない…。
 でもミステリーを読みたい気分が高まってきた。



2016年11月20日

筒井康隆『薬菜飯店』

 こういう本をさっと買って読める気楽さはKindleならではだなあと思う。



2016年11月17日

テッド・チャン『あなたの人生の物語』

 どこかで「理解」評を読んでずっと気になっていた作家。
 けれども表題作が、タイトルから既に完璧すぎて素晴らしすぎて、もうなんとも言えない。虚構の、言葉の力を存分にふるい、そして虚構と言葉の力と可能性そのものが物語の主題という、これだけ衝撃をもたらしてくれた作品は久々だ。天才といって差し支えないと思う。この作品は映画化されるそうだけど、この作品を表現するのは小説でなければ難しいのではなかろうか。
 「理解」は逆に、言葉で表現するのが難しい世界だった気がする。
 他の短編もそれぞれ考えさせられる。「72文字」など難解だけれど魅力的。 
 寡作な作家さんだそうだけれど、じっくり描いているのがわかるし、じっくり読みたい。



2016年09月05日

ティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』上・下

 これは少し前に読んだ。
 面白かったけど、考えさせられる部分もあったけど、そんなに騒がれるほどなのかなあ…と感じてしまうのは、欧州の人々の感覚が肌身ではわからないからかもしれないのと、日本ではあるある設定だからなのかなあなどと思う。総統さまが目覚めたら2012年でしたよ!?みたいなのは、欧米でもあるあるなのかどうか。



2016年09月01日

伊坂幸太郎『マリアビートル』

 グラスホッパーにつづいてマリアビートル。面白かった!カタルシスがすごい。新幹線で読みたい一冊。



2016年08月31日

奥泉光『神器―軍艦「橿原」殺人事件』上・下

 そんなわけで、二回ほど読むのを挫折して積ん読してたのを昨冬に読んだ。面白かったので下巻を買おうとしたらどこにも売ってなかったのだけれど、職場の図書館に入っていた^^
 しかしなー、面白かったけど、という感じ。構成が雑というか、たとえば上巻前半の饒舌で冗長な石目の語りや身振りは後半から少なくなるし、あまり意味があったようにも思えない。幼馴染は伏線にはなっていたけれど、自らの性格についてなどいらなかった情報が多い。あと、下巻後半からはよくわからないというか説明しきらない部分が多くて消化不良。少なくとも途中までは、探偵小説的な面白さ(殺人事件)も、サスペンス的な面白さ(宗教的なあれこれ)も両立してあったのに、それがファルスやカオスに(悪くいえば)ごまかされてしまった感じ。ねずみの話も異なる時空間とつながるあたり面白かったけど、消化不良。末尾もそうでしょうねえ…という感じ。
 でも、時間つぶしの目的としてはかなり楽しめた。それだけになんだかもったいないなあ…と思う。



2016年08月30日

伊坂幸太郎『グラスホッパー』

 魔王コミカライズで興味を持ったのでグラスホッパー。面白かった!



2016年08月28日

野崎まど『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』

 どこかのサイトで将棋の話の紹介を読んで購入。面白かった。



2012年12月09日

東野圭吾『仮面山荘殺人事件』

 すこし前に読んだ。
 婚約者を事故で失った男が、元婚約者の家族に招かれて山荘に遊びに行き、実は彼女は殺されたのでは?という話題も出つつなんか銀行強盗に人質にされ立てこもられつつ、殺人事件が、という。

 片一方の犯人はわりとすぐ予想がついたんだけど、それがどう露見するのか、あとオチは、というのが予測がつかず、そして結構意外な結末だった。…しかし無茶というか、結構トンデモというか、まあフィクションだなあという感じ。そこそこ面白かったけど、読後感はあまりよくなかったかも。



2012年12月03日

筒井康隆『旅のラゴス』

 忙しかった…(涙。

 文明を失った代わりに人々が超常能力を身につけはじめた世界で、ラゴスという旅人が、苦難にあったり目的を達成したり祭り上げられたりする話。

 面白いというか、読んでてそこそこ雰囲気を楽しめた。でも…。
 …筒井康隆なので、なんかどんでんがえしというか、こう、ガラっと作品世界が一変するような展開が出てくんのかな、と期待して読んでたら、ある意味では淡々と終わってしまった…。展開もそんなに予想を超えてくる感じではないし、ほんとにふつーにSFファンタジー放浪記、という印象だった。
 超常能力が存在する世界、ではなくて、超常能力をもつ者が生まれはじめた世界、というのも面白いし、過去の文明を失った理由やそれに触れられるという設定も面白いのに、のに~。それは(私の主観では)活きずに終わってしまったな~という感じだった。
 や、つまらなくはなかったけどね。でもなんか、作家的にも諸設定的にも、もう一段階層があるんではと期待してしまったし、そうだったらもっと面白かったかもなあ、と思う。

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もくじ

辻村七子「宝石商リチャード氏の謎鑑定」1~10
リロ氏『リロ氏のソロキャンレシピ』
綾辻行人『時計館の殺人』上・下
綾辻行人『人形館の殺人』
綾辻行人『水車館の殺人』
倉知淳『星降り山荘の殺人』
綾辻行人『迷路館の殺人』
貴志祐介『鍵のかかった部屋』
貴志祐介『狐火の家』
貴志祐介『硝子のハンマー』
貴志祐介『ミステリークロック』
筒井康隆『薬菜飯店』
テッド・チャン『あなたの人生の物語』
ティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』上・下
伊坂幸太郎『マリアビートル』
奥泉光『神器―軍艦「橿原」殺人事件』上・下
伊坂幸太郎『グラスホッパー』
野崎まど『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』
東野圭吾『仮面山荘殺人事件』
筒井康隆『旅のラゴス』
清水義範『迷宮』
パンティ田村『偉人ブログ』
高野和明『ジェノサイド』
上遠野浩平・荒木飛呂彦『恥知らずのパープルヘイズ』
筒井康隆『ダンシング・ヴァニティ』
エリザベス・ムーン『くらやみの速さはどれくらい』
森見登美彦『有頂天家族』
綾辻行人『十角館の殺人』
西尾維新『化物語』上・下
アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』
伊坂幸太郎『フィッシュストーリー』
宮部みゆき『ステップファザー・ステップ』
架神恭介・辰巳一世『よいこの君主論』
薬丸岳『天使のナイフ』
恩田陸『ネクロポリス』上、下
今野緒雪『お釈迦様もみてる―紅か白か』
川端康成『伊豆の踊子』
乙一・荒木飛呂彦『The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day』
乙一『The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day』
放り投げ本。
セバスチャン・フィツェック『治療島』
伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』
三崎亜記『となり町戦争』
森見登美彦『太陽の塔』
マイケル・グレゴリオ『純粋理性批判殺人事件』
太田光・中沢新一『憲法九条を世界遺産に』
『ダ・ヴィンチ』9月号
六月に読んだものから。
五月に読んだものから。
四月に読んだものから。
三月下半期に読んだものから。
三月上半期に読んだものから。
一月にに読んだものから。
畠中恵『ぬしさまへ』
有栖川有栖『マジックミラー』
『日本の童話名作選―明治・大正篇』
六月に読んだものから。
十一月に読んだものから。
『飛行艇時代【増補改訂版】』
十月下半期に読んだものから。
十月上半期に読んだものから。
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