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2011年12月26日

ジョルアバについて@ピロウズ、その3。

 更新がとまっており、すみませんでした。冬コミ原稿がちょっと、いえかなり、厳しくって忙殺されておりました。仕事も忙しかったー。漫画も読めてないから、感想も書けなかったし。
 そして実は、今も特に書けることもないのですが…。
 ということで仕方が無いのでとりあえず、以前書いておいてアップしそこなっていた駄文をアップ。
 来月はー、もうニューアルバムが出る!

 誰も覚えていないその2のつづき。

 さて、なんか前回はかなしい話になってしまったので、フリービーハニー「最終回を図にのって、録り直してるんだ。Maybe I'm gonna be a free bee now、今がそうなんだ」新規まき直し!

 悲恋すぎるジョルアバなジョニーストロボ「永遠じゃなくたって価値がある夜、カーニバルみたいな光を放つ」から、「二人同時に、夢で見たのさ。生まれ変わった時代、虹のかかった未来。キミとキスして泣いてしまった。待ってたんだ 、キミと出会う日を」と、カーニバルに還ってくるとよいと思うのですvカーニバルは結構希望の歌だと思う。

 そして、ノーバディノウズ・ホワットブルームスは、アバッキオが帰ってくる歌ということでどうだろうか!(単にこの歌がすきなだけという気もするけど、笑。
「夜も決して目を閉じないのは、僕と魚だけ。夢が地上に落ちる瞬間を見続けてるんだ」夢=アバッキオの帰還ということで、「現実でも拷問でも、それは同じで。無限の宇宙覗いてる途中、覚醒したんだ」ほら、「拷問」とかギャングっぽいし、「覚醒」なんて言葉はさわおっぽくないし(笑、やっぱアバッキオが戻ってくるという暗示ってことで!
「シンデレラよりも時間が無い、不自由な世代の愛は皮膚の下まで浸透。突き抜けていった~」ここずっとなんて言ってるのかわかんなかったんだよね~(笑。
「We start to seed.Nobody knows what blooms」ゴールドエクスペリエンスが種を巻いて、誰も見たことのないアバッキオという花が咲くのですよ!「後1ミリで 後1秒でって、期待していたい。止める事も急かす事も出来ない、未来を見てる」

 そういえばねえ、このために最近はじめてノーバディノウズの歌詞を見たんだけど、これ夜の歌なんじゃないか!(笑、今更ドヤ顔で。ずっと青空のイメージだったのになー(笑、でも夜空のノーバディノウズもいいね!ライブの暗い空間ともつうじるとこあるし。



2011年10月16日

ジョルアバについて@ピロウズ、その2。

 そんなわけでつづき。
 きのう再度マリィさんとカラオケに行き、レディバの二番はアバッキオ死後なのではないか?という話に。
「夢を見ている。目を開けたまま見ている、キミとの距離がゼロになる夢を。ここで待ってる、耳を澄まして待ってる。キミの足音 近づく瞬間を、今か今かと。Is this love?This is love!キミに会いたいな。胸が痛くて泣きそうなのは、キミのせいなんだ」アバッキオが帰ってくるのを待っているジョルノ…せつなすぎ!!!

 しかし、やっぱジョニーストロボがジョルアバすぎてせつなすぎて…これは一体どういうことだ。
「今出会った。未来を擦り減らして、出会えたんだ、戻れない旅の途中」ジョルノに出会って、まさしくアバッキオの未来は磨り減ったわけで、そしてバスに乗って戻れない旅へと行ってしまうアバッキオ…。「ターミナルはきっと別だとしても」、行き先がべつべつなんだろうなあ、という感じで淋しい…。でも「永遠じゃなくたって価値がある夜、カーニバルみたいな光を放つ」ってことは、あの数日間の間になんかあったんですか、このひとたち(笑。
 あと、ジョルノは「苦手だった、優しく振る舞うなんて。嘘をついた後の気分、逃げ出したい」というのはすごく想像できる(笑。でも、「キミはちょっと僕を油断させる術を身にまとった猫のよう」もすごくそんな感じだと思うんだけど、カーラディヴォルペでは油断しちゃだめだったのに~、って…(涙。
 アバッキオがいなくなってしまって、「傷になって治らないままの、愛の深さなんてわからない」、ゴールド・エクスペリエンスでもとりもどせない傷をかかえていくなかで、「そっと寄り添って聞こえたんだ、声無き声」といなくなったひとを幻視し続ける感じで、「手と手を伸ばして合わせたんだ。ギュッと握ってみたい」って、いつか手と手が届いたら、いいなあ、と思う。
 でも「偶然が重なって、運命の人」であり、「一瞬で燃え尽きる流れ星でも、何かを照らしたんだ。ストロボのように」であり、他の仲間とくらべてもごく短い期間のつきあいでしかないし、本人たち同士も相当不本意な、けれど運命の相手、というのはすごくもえる!!!というあたしの相当ピンポイントなツボがはんめいしたのでした…。いいんちょと不良転校生が、実は相当価値観近かったり同じ目標もってたみたいな(笑、何でお前なんかと…という相互ツンデレ、でも相当お似合い。

 あとバックシートドッグは死後のアバッキオが生者をみつめる感じでせつない。
「最終回だけ見逃してる半端な幕切れ、キミに会いたい。'もしかして'なんて罪な夢は心をかきまぜる、脇役の恋。今になって思い知ったんだ、キミはまだ あの季節を思い出せるかい。痛い程眩しかったな」やっぱりジョルノは相当眩しい存在だといい。けどけど、「僕はまだ キミの庭に繋がれてるんだ。犬の様に吠えるだけさ」だとしたら、そう!(ナカカズ123。まだつながれているのなら、再会できる、のかもしれないわけで。

 そんなわけで、このままでは淋しいし、幸せなジョルアバソング@ピロウズを探してみることにします(笑



2011年10月05日

ジョルアバについて@ピロウズ、その1。

 もうぜんぜん忙しいので書きためてある分を出しておく!
 しかしまあ、ソングフィックというのは同人黎明期からすでにかなりイタい行動だったんではないかと思うのですが、でも考えてる間は相当楽しい。見逃してくれー。

 というわけであらためて、
 カーニバルはやっぱり、ジョルアバどっちの視点でも解釈できちゃう。
「観覧車に独りで暮らしてる。大嫌いな世界を見下ろして」ジョルノもアバッキオもそれぞれひとりで、ままならない大嫌いな世界で生きていて、「手をのばしても、報われない時代。救われない未来」という閉塞の中、「待ってたんだ キミと出会う日を」「待ってたんだ ここでこうなる日を」青天の霹靂的に、出会ってしまう。まあ、「こうなる」というのはアバ茶なわけですが…。
「去っていった連中の足跡に、効き目のない呪文で祝福を。軽くなった頭でうたいたい」ジョルノをいじめた奴らやろくでもない母と父、アバッキオが別れざるをえなかった同僚やおそらく家族は、もう過去の存在で、でもだから身軽になって、そして「たった一人、キミは僕の味方」といえる相手に出会って、「二人同時に 、夢で見たのさ。生まれ変わった時代、虹のかかった未来」何かが見えるとよいね。

 あと、こないだマリィさんとカラオケしたときに、レディバードガールがまさにジョルノじゃないか、とかいまさらに気づいて二人で大受けしてたんだけど、「初めてキミと出会ったときの場面を再放送中」なんて、ジョルノ変態すぎ(笑。
「寝ぼけた風に、何度目くばせしてんだ。彼女の髪を もう一度揺らしてくれ、スローモーションで」髪長いからね!「‘大人みたいな子供'みたいな瞳で、どこを見てたの 」大人気ないからね!いやしかしこれはジョルノの方か?「どんどんすべり出して、自分じゃないみたい。だんだん不安になって、今夜も又眠れない」あのジョルノがちょっと自分を見失ってくれたらいいね!
 でも「Is this love?This is love!」なんていうセリフとかかわゆいギターとか、この曲のキラッキラした部分もなんだかジョルノっぽい、気がする。あとあのジョルノが「理由がなくちゃすぐ会えないなら何か考えなきゃ」みたいなちょっとカッコわるいなさけない恋をしててくれたら、しかもアバッキオに、それはとってもかわゆいなって。「古いスタンドで、新しい生き物、又作ったんだよ~」(笑。

 後半につづく!



2011年10月01日

ジョルアバについて@ついった。

 なんかこのところ仕事がキツイのです。
 で、書くこともないし愚痴はあんまし書きたくないので妄想するよ!

 それはさておき、このエントリーのタイトル、なんだかいまさら過ぎて、逆に腰が引けてためらう感じで(笑、けどジョルアバについてはまだまだ全然考えたりてなかったなあって、ウェザアナのこと考えてて気付かされた感じ。
 とりあえず、こないだ、といっても結構前についったで考えてたことのログから、ちょっと説明(#)をくわえて再掲しておく。

6月26日
中身の入れ替わりについて。前にも話題になってた気もするが、アバッキオの外見でジョルノの中身=凶悪すぎだし、ジョルノの外見でアバッキオの中身=ツンデレなお花ちゃん、どっちも萌える。
基本入れ替わりは、いけすかないアイツの意外な面を知ってドキドキ、だと思うので、アバッキオをキライなジョルノ(#が、入れ替わってアバッキオに惚れる展開)がよい、と思って気づいたのだが、そういうジョルノ書いたことない気がしてきた!まだまだ奥深いなジョルアバ…
あと若草物語。長女=ブチャラティ、次女=アバッキオ、三女=ミスタ?フーゴ?、四女=ジョルノ。特に意味はない。三女ジョルノで四女ナランチャかなあ…四人は中途半端か…。
ブチャ、アバ、ジョルの兄弟設定がいいなあ、と(#だから別に三兄弟でいいのね)。長男に反抗する次男と、手のかからない三男、しかし裏では熾烈なる長男の取り合いが。

6月27日
きのうのジョルアバのつづき。つまり、なんだかんだありつつも、(#今まで描いてたジョルアバは)両思いか、それが視野に入った状態ばかりであったのだ。だからそれを崩すのだ。
ブチャラティはガチノンケ。彼にどん底から救われたアバッキオは忠誠だか行き過ぎた好意だかよくわからないがとにかく絶望的な片思い。
新参もののジョルノはそんなアバッキオの絶望的な状態(いろんな意味で)を一歩引いて見てて、どう利用しようか考案中。というところへ、
犬猿の仲、というよりはもうちょっと悪い、アバッキオはブチャラティ以外の何にも興味がないし、ジョルノも自分の目標以外に目がいかないし。
そんな閉塞状態へ、大嫌いな世界を見下ろして、待ってたんだ、キミと出会う日を、な感じ。たったひとり、キミは僕の味方、な感じ(ピロウズ「カーニバル」)。
(#勝手に引用:jolyne0501 棘草マリイ@chloesmurmur 見下ろして、ってゆってるのはどっちなんでしょう?!僕の見方、ってゆうのは。)
@jolyne0501 わーお付き合いくださってありがとうございますv両方ともどちらも、で考えてますー。ふたりとも世界にはじかれた気分でいて、そして全く予期しなかった、不本意な味方を得るといいなあ、と。

6月29日
妄想のちょっと続き。アバッキオ…ブチャラティが連れてきたってことでいじめるも、基本ジョルノ眼中になし。任務で助けられても(@犬の床絵)あんまし感銘もうけず。
ジョルノ…ブチャラティには心酔してるらしいけどなんか世界と乖離してるアバッキオは、このままではきっと薄命の運命だろうなと客観的にそう考える。利用できるならするつもり。
そんな閉塞のなかで、アバッキオは「大嫌いな世界を変革したい」ジョルノに気づき、また自分が「待ってた」のはブチャラティではなくジョルノだと、気づくのよ。何かがあって。たぶん。
好きでも嫌いでもなかったはずの、どうでもいい相手同士が、たったひとりキミは僕の味方、だと気づく過程のお話になるのだ。…とか書いてて気づいたんだけど、こういうのあたしのツボなんだろうなあ多分…やはり萌えって奥深いなあ…。
あっそうか、ジョルノがキライな世界(弱いものが踏みつけられる世界?)は、アバッキオが逃げたい世界(自分が悪事に手をそめてしまった世界)でもあるのだろう…もう寝よう。



2010年10月14日

本仁戻と耽美とボーイズラブ。

 こないだ、といってももう結構前だけれど、華族×ドイツ人執事の「ロマンティック」(『耽美主義』所収)を読んだときに、なんというか本仁戻のMAX値がぐんっと上がったなあ、という印象を持っていたんだけれど、今回の「黒のヴァルハラ」(『b-Boy HONEY』6掲載)でそれがまた更に上がってしまった感じ。

 というわけで、「黒のヴァルハラ」。某国の二本の槍と称される二人の騎士、エトムントとイグナーツ。エトムントは領主の姪を殺したという罪をきせられ逃亡、六年後、彼を捜し続けていたイグナーツは姪の父すなわち領主の弟のもとにたどりつく。エトムントは「黒のヴァルハラ」という牢獄の最下層に囚われていることがわかったのだが、云々。

 それにつけても、いちおうBLのつもりで読んでいたので、いろいろとギョっとした。BLのつもりで、というのは、二人をCPとして見ていたってことと、どこかでハッピーエンドを期待してたって二点を指しているので、あたしのBLの定義はやはりこの二点なのかな。
 CPではない、ということにかんして、エトムントとイグナーツはそれぞれ妻がいて、互いを親友としてたりするのだけれど、けれどその関係性がかえって最後の昇華を導き寄せている感じ。なんとなく、二人が恋人だったら、あのような終わり方をしてたかなー、と考えさせられてしまうから。まあ、最後の結果はかわんないとは思うんだけど。いずれにしても、恋人ではなく親友という定義のほうが彼らには相応しい気がするし、そしてこの作品の場合は親友といったほうがより耽美な気もする。
 あとハッピーエンドでない、ということにかんして、ハッピーエンドだと耽美になんないのかも…と思った(笑。「ロマンティック」のカタストロフもかんがみつつ。(しかしそうだとすると、「飼育係・リカ」の結末は、一体どうなるのか…あれもアンハッピーエンドが予定されているのだろうか…ていうかリカは耽美なのか…いや、こういうあれこれの前に、まず結末まで書かれる必要があるのだけれど…。

 なんだかそんなこんなで、耽美の定義、をしたいわけではないのだけれど、ついついあれこれ言及して、そうして結局耽美と言いたくなってしまう(笑。それはやっぱり、耽美というのはBLとはずれるのかなあ、と思うからなんだけれど(だから同時にBLの定義についても考えてしまうのだけれど)、実はあたしがBLを読むようになったきっかけは、本仁戻なので、だからいろいろ気になってしまうのだと思う。
 BLを読み始めた頃のことはさすがにあんまし判然とは覚えていなくて、でもたしか『エンジェル・エンジン』(非BL)を読んでこの作家自体が気になって、『怪物王子』とかを読み、『飼育係・リカ』でガツンとやられた、のだったような気がする。
 でも上述したように、やっぱり「リカ」も今あたしがイメージしているようなBL、とはちょっと違うような気もするし、ここからBL読み出したってのもなんだか今考えると不思議だ。

 しかし今回、エロはおろか主人公二人のキスすらなく、エロなしCPとしての明確な描写なしで作品書けるってのは、本仁戻はリブレで評価されているってことなのかなあ、と思って正直ちょっと意外な気もした。本仁戻って、あんまし一般的に人気がある作家には思えないし…でもゴールドでの連載長いし、やっぱりリブレ評価は高い気もする。
 出版社が評価していようといなかろうと、あたしは本仁戻作品がすきだしそれはいいんだけど、ただ出版社が評価するってことは作品の発表機会も増えるってことだろうし、それに作家のすきなように書ける度合いも広がるんじゃないかなと思うので、気になるのです。
 リブレと言えば、「ロマンティック」→「グランギニョール」の連載化はちょっとハテナだったんだけれど、あれも自由に書かせてもらえてるってことなんだろうな…たぶん連載もアンハッピーエンドだよね(笑。や、でもラストまでは書かないのかな。



2010年02月06日

DVD『生徒会長に忠告』第一話

 誰かのちょっと待ってなんて知らない~。
 オザケンはオザケンとか呼ばれるの嫌いらしいってことだけは覚えてる。

 『生徒会長に忠告』 のアニメ版。
 初めてBLアニメを購入した…見た…なんか、あたしには向いてないかも…や、BLアニメがニガテというよりは、クオリティ低すぎないか?と感じたと言った方が正確なのかな。
 声優さんは、声よりも話し方とか間とかに違和感があるなあ。場のつなぎも、むりに漫画通りだったり再構成したりモノローグ再現したり、というのがなんかうまくない。絵も雑だし動画も少ない気がする(これは外注だからってのも関係あるのかなあ。
 そんな感じで、お話も絵も声も、アニメとしてあんまし出来がよいようには思えなかったので、いまいちだった。あんまりアニメ見ないのでわかんないんだけど、セルDVDでも普通クオリティはこんなもんなんだろうか…そんなことないよなあ…。



2009年10月24日

J.GARDENに参加します。

 というわけで明日は【J.GARDEN】 創作JUNE系同人誌即売会に参加します。

 サークル名:マヨイガ
 スペースナンバー:B05a

 新刊はありませんが、前回タクミくんスペースでこっそり置いてた「パランプセスト」を歴史(歴史なのか??)スペースで頒布します。
 オリジナルBLでのサークル参加は初めてなので、どきどきしています…。全然見ていただけなかったらどうしよう…。
 でもまあ、のんびり参加したいと思います。参加される方がいらっしゃいましたら、お声をお掛けいただけるとうれしいです。



2009年07月05日

2009上半期・マヨイガオススメBL小説コミック

 ちょっとなんだか忙しいのとなんだかんだで疲れております。あとちょっとで仕事も一段落つくので、夏祭りの原稿とか頑張らなきゃなのです。

 そんなこともあり、半期に一度のマヨイガの一人遊び・BLベスト10について、今回の上半期は簡単にオススメ作品列挙のみにしてみます。順位はつけないけど、でもやっぱり上から順にオススメです。
 どれも責任もって(自信をもって、ではなく)オススメできる作品ばかりです。ただ、好みもあるとは思うので、リンク先のマヨイガの感想をご覧いただいて、相性をご確認の上、ご興味をもたれましたらぜひぜひ読んでみてくださいv面白くなかったら責任はとりますよ!
 一部まだ感想を記載してないものもありますが、近日中にリンクをします。たぶん。あとタグも貼る予定…暇になったらね。

BL小説:
六青みつみ『寄せては返す波のように』…不器用攻め、片恋
凪良ゆう『初恋姫』…王侯貴族華族、片恋
樋口美沙緒『愚か者の最後の恋人』…王侯貴族華族、ツンデレ受、身分違い、片恋
遠野春日『茅島氏の優雅な生活1』…王侯貴族華族、身分違い、変人受、不器用受
いとう由貴『哀しみは雪のように』…傲慢攻、恋愛不感症、マフィア、可哀相受
高遠琉加『唇にキス 舌の上に愛』…不器用受、可哀相受、ツンデレ受、レストラン
高尾理一『二十六年目の恋人』…チェリー、変人受
水瀬結月『恋花火』…アンドロイド、トンデモ設定
西江彩夏『ナルシストの憂鬱』…変人攻、ノンケ攻
月宮零時『眼鏡屋と探偵』…メガネ攻、変態受、トンデモ設定

BLコミック:
遠野春日・麻々原絵里依『茅島氏の優雅な生活』…王侯貴族華族、身分違い、変人受、不器用受
日高ショーコ『憂鬱な朝』1…王侯貴族華族、身分違い、ツンデレ受
本仁戻『耽美主義』…メガネ受、メガネ攻
池玲文『銀閣博士とモルモット』…変人攻、変態攻、トンデモ設定
明治カナ子『惑溺趣味』…年の差、不思議
門地かおり『生徒会長に忠告』4…メガネ攻、天然受



2009年05月31日

お兄さんについて。

 更新が遅れておりすみません。初恋姫としのぶれどのことは、倒れていなければ来週ゆっくり書きます。

 今号の『モーニング・ツー』に、お兄さんのパロディの戦隊ものマンガが封入されてるそうで、買ってみようかなあとは思っているんですが、そのパロディについて「イエスとブッダが戦隊を組む漫画が海外オタクにバカ受け」という記事を発見して、すごく興味深く読んだのでした。海外のキリスト教徒にもかなりウケてるらしいのと、偶像崇拝厳禁の人々の反応と、さまざまですが、ただ世界はあたしが思っていたよりかはずっとフリーダムなのだなあとは思いました。まあ、日本のフリーダムさは突出してるのかなあとは思いますが。

 しかしなんでこの話をBL雑感カテゴリにいれているのかというと、そんなことを思っていたら、同じブログの別件でこの「初音ミクが歌うイスラエル国歌が海外で波紋」という記事を読んだからなのです。
 本題はおいといて、本文末尾では、イスラエルでもオタク趣味がひろまりつつある状況を紹介してくださってるのですが、兵役の関係で男子は脱オタしがちで、女子は軍でも裏方だったりしてオタ趣味をつづける、ということらしい。以下引用。「結局イスラエルのオタク社会の将来はユダヤ腐女子の肩にかかっている。ちなみに聖書ネタのやおい同人誌がやたらに多いのがイスラエルの特徴。「イエス×ユダ」で痴情のもつれからユダが裏切るとか「ダビデ×ヨナタン」の超濃厚カップルとかぶっとんだ内容である。私も噂に聞いているだけなのでぜひ実物を見てみたい。見たいぞ!」

 …え?
 世界はもっとずっとフリーダムだったのですね…。
 あたしも読んでみたい…。



2009年03月05日

またパランプセストのこと。

 入稿しました。
 明明後日にははやくも本が出来るとは、どんな南蛮魔法なのかしら。

 J庭新刊、芥川龍之介×夏目漱石
 「パランプセスト -palimpsestes-」
 オンデマンド印刷56P、頒価未定

 明治36年、英国留学から戻った夏目金之助は、陸軍軍医監の森林太郎からある任務を任される。困惑する金之助のもとに、中国服の不可思議な青年が現われるのだが云々。

 BLで、ファンタジーです。
 芥川漱石のほかに、鴎外とか子規(故人)とか出てきます。
 ほんとは漱石一人称語りにして、一人称は「余」にしようと思ったのですが、誰も(あたしも)萌えそうになかったので思いとどまりました。

 いや、最近これのことしか書くことなくてね。



2009年02月26日

パランプセストのこと。

 もきー。
 しごとは半分くらい終わったけれど、つまりまだ半分くらい残ってる。
 あと家探しもしてる。

 そんなわけで、間に合うのかしら、と思いつつ新刊に向けて作業中です。

 今書いてる不敬罪(ところでこの言葉はマリィさんに倣っている)のお話は、昔書いた文学者FT(もちろん健全な)の焼き直しなのです。しかしこれがまた今思い返しても顔から火が出るようなトンデモないFT設定なのですが、それをまた書きなおすあたりあたしもどうかしてます。
 しかもそのお話では、帝大教授の漱石+チャイナ服少女の芥川という、トンデモが自乗になるかのような設定だったのでございます。わー。わーわー。
 今回オリジナルなお話を書こうと思ったときに、ひきだしをのぞいたらこのお話が出てきたので、BLとして焼き直すことにしたのですが、もうもうなんというか、トンデモの三乗だ。

 でもそんなわけで、最初はあんましBLぽくない感じで書き始めたのですが、ふとアレ?これ誰が読んでくれるの??こんなトンデモFTあたしだったら読むのごめんだぞ??とハッとして、FTがグダグダなら、せめてしっかりBLにするのが読んでくださる方への礼儀なのでは?とかわけのわからないことを言い出したあたりです、今。

 うん、芥川+漱石とか予告してるけど、J庭で頒布するのだから、失礼のないようにしっかり萌えを装填しなくては。

 ということで、芥川→漱石→子規(故人)な感じにおちつきそうです。

 今、便覧や教科書の作家像を思い出してウヘェと思った方のために、参考画像を。とりあえず小畑絵補正で想像おねがいします。

こころ (集英社文庫) (集英社文庫)地獄変 (集英社文庫) (集英社文庫)


 何でもいいから早く作業に戻るんだ!



2009年02月08日

リンクありがとうございましたv

 そういえば昨日街で、どう控えめに聴いてもピロウズのadviceのサビパクリだよね?というガールポップを聴いたのだけれど…や、ニルヴァーナ→adviceってノリではなく、サビのメロディがそのまんまだったんだけれど。I want to see...のとこから、Everyone told me...のメロまで、そのまんま。もしかして、むしろリメイクかも。あれ誰の歌だったんだろう。

 萌えプレさんの「2008年ボーイズラブ総括記事リンク集&ちょっぴり集計」で、2008上半期・BLコミックベスト102008下半期・BLコミックベスト102008・BL小説ベスト10にリンクしていただきました。ありがとうございました!

 各所のベストを集計してくださっているのが、とっても興味深いのです。
 『明日も愛してる』『きみがいなけりゃ息もできない』は積んでる…どこにいったんだろう…。『きみが』は評価高いみたいね。コミカライズはいまいちだったけれど、原作のが面白いのかな。
 『薔薇色の人生』は何度か手に取ろうとしたけれど、どうしても無理だったんだけれど…なんとかして読みたい…。『交渉人は疑わない』も読むべきなのか…。『デコイ』はすごいね。読んでみたいですね。

 コミックのほうは、大和名瀬はもうちょっとは評価されてもいいんじゃあ…と思いました(笑
 一位になっている『どうしても触れたくない』は違う作家と勘違いしてて読んでなかったので、ぜひ読んでみようと思います。



2009年01月26日

「パランプセスト」

 相変わらず忙しいのです。
 ということで、次回のJ.GARDENで、オリジ?BLの新刊を出しますよ。

 ということで、以下BLかつ不敬につき注意。

 …ご注意は致しましたよ!

続きを読む "「パランプセスト」" »



2008年06月10日

黄金聖闘士について。

 忙しいのでメモから。
 マヨイガが更新できないと淋しくて仕方がないのですが、あまりに忙しくてもうにっちもさっちもいきません。
 仕事もたいがいいそがしいですが、そこに修羅場を投入したので、ぜんぶあたしがわるいんです。それでも最後の機会なので、もう一冊…意地でもつくる!マリィさん、道連れにしてごめんなさいぃ。

 そのマリィさんといえば、星矢の二次創作では黄金聖闘士の存在感がスゴイというか、むしろ主人公たちはどっかにおいといて黄金だけに萌えているひとがおおくてね、とか話してたときに、つまり黄金=五部の暗殺チームのようなものか、と問われたことがあった。と思う。
 それで考えてたのだが、むしろ青銅たち=ジョルノで黄金たち=ブチャラティという感じかと思った。黄金は人気があるだけではなく、主役どっちだったっけ?となるくらいの凄みがあるのだ。暗チはむしろスペクターか。スペクター萌えのひとも多いようだし。あたしはラダマンティスは好きだが、冥界編の途中でコミクス読むのをやめちゃったので、あとの人らはよく知らない。

 ていうか、それでなんで星矢を途中で読むのやめたのかやっと思い出したのですよ。
 冥界十二宮編で、主人公たる青銅が全然出てこないのがスゴイというか、そこで大活躍な黄金のようすはやっぱり五部ラスト近辺のブチャラティの活躍っぷりによく似てるのだが、冥界行のあたりの強烈展開のあと、青銅達が主役に戻ってきたときのあんまりの地味さに、ああぁやっぱ最終的には青銅が闘うんだよな、けどアレの後じゃあもう、ちょう地味だな…と、急速に興ざめてしまった、のだったような気がするのです。うん。

 そうしてマリィさんには星矢もののうつくしいおじょうさんがたをご紹介いただいたのだが、ほんとにかわいいおじょうさんたちで驚いた、というのもあるのだけれど、それよりなにより…ジャンルにびっくりしました…星矢ジャンルの多様っぷりにはほんとにしゃっぽを脱ぐ思いです。



2008年05月26日

倫理違反について。

 話は若干前回につづきます。

 ところで星矢については、リアルタイムで見てたときはやおいとかぜんぜん考えずにキグナスカコイイーとかつみのない(当社比)ことを言ってたんですが、そんなクロエが星矢に再燃というかやおい的な意味ではまってしまったのは、某ブログさまのおかげでごさいました。そのブログさまのリアサガがあまりにステキだったのが、今にして思えばすべて(破滅とか)のはじまりだったのでごさいます。しかしリアサガに萌えつつ、カノサガとか他キャラ×サガにはあんまし萌えないので、この時点ではあたしはリアサガオンリーなのかな、とのんきに思っていました。

 平行して、ちょう素敵なデス/シュラアフロサイトさまにめぐりあい、これがまたちょう笑わせて且つ感動させてくれるステキサイトさまだったのですが、やはりここでもデスアフロにはとっても萌えるのですが、シュラアフロには萌えないというか、むしろシュラなぞデスのライバル、と思っていました。

 さて、こうして星矢ヤオイにしだいにそまっていき、サーチとかも利用するようになりますと、順列組み合わせによる無数のCPを知ることになりました。さいしょはリアサガやデスアフロを探索していたのですが、やがてさまざまな化学反応がおこります。
 デスマスク関連のコンテンツを探しているうちに、シュラデスやサガニというのを知り、さいしょはデス受け?ありえないでしょ、とか思っていたのですが、やがてなんかデスが愛されててしあわせそうなのでいいかなと思いはじめました。ていうかそもそも、アフロ関連ではなくデス関連のCPを探していたことがおかしいのです。そしてこれまたアイオリア関連のコンテンツを探しているうちに、なんかシュラリアとかロスリアもいいなあと思い始めました。ていうか、そもそもリアサガってサガリアでもいいかもしれないんです。

 つまりあたしは、デスとかリアとかがすきなんですかね、と。
 しかしそうすると、あたしはすきなCP(デスアフロ、リアサガ)のどちらかといえば攻めキャラ(デス、リア)がすきで、しかしてその攻めキャラが総受け風味というのも、倫理(なんだろう、同人倫理?)的にいかがなものでしょう、と。なんかあたしの嗜好ってわかんねえ、と。

 でも、デスとリアだったら、やっぱりデスリアなんだろうと思います。リアデスよりも。つまり結論として、あたしの最萌えはリアなんですかね…?(自分でもよくわからない。

 結論ていうか、何が言いたいのか自分でもよくわからなくなてきた。



2008年05月22日

タンホイザー序曲について

 フジミオンリーイベント「六月祭」が、今回で終了だそうなのです。一冊くらいフジミ本つくりたかったんだけど、無理っぽいなあ…。一時期、オペラ座の怪人ネタと、オケ大会ネタをかなりまじめに考えていたのですが。

 そんなわけで、ではありませんが、タンホイザーはもちろんフジミの第一話のあれです。いつもちゃかしてしまいますが、多少は真面目に考えてみようと思います。

 あの場面、通称タンホイザー事件、は、あたしは実は小説ではなくドラマCDで初体験という奇妙な体験をした(つまり、あのセリフと悠季一人称の語りを、まさしくタンホイザーをBGMに聞いた)せいもあるのですが、とまれかくまれ『あれはありえない』という感想を初っぱなから抱いており、その印象はもちろん漫画版小説版を読み直したときにもかわらず、今にいたるまで常に『ありえない』としか言えないし、違和感は増す一方なのでございます。タンホイザー。

 しかし一体何がありえないのか。指揮者の確信的な勘違いがありえない?ワーグナーでもワグナーでもなくヴァーグナーなのがありえない?コンマスを犯すのにBGMをかける指揮者の変態ぶりがありえない?それとも選曲がよりにもよってタンホイザーなのがありえない?うん、なんもかもありえないんですけどね。

 それはさておき、やはりあたし的に一番ありえないのは、選曲である気がします。
 その後の桐ノ院圭のキャラ造形を考えると、あそこでワグナーはない気がします。やっぱりのちの展開を考えても、あそこはベト7(この曲が個人的に好きなせいもあるのですけどね)か、せめてベートーベン曲が適切な気がします(それこそ後づけ設定なんでしょうけれど。
 また、タンホイザー自体にもちょっと特殊な曲という印象があるのです。これはどうでもいいことですが、タンホイザー序曲って常にニュルンベルクのマイスタージンガーとごっちゃになって、どっちがどっち、となってしまうのです。そこで二曲の違いを考えていたのですが、タンホイザーは、メインテーマを管が担当してて(たぶん)四分の三拍子(たぶん)なのです。しかし実はこれらの要素って、これまた個人的にですが、変拍子な印象なのです。頭の固い人間なせいか、メインテーマを弦というかバイオリンが弾くのがオーソドックスなクラシック音楽だと感じてしまうのだと思います。しかし個人的な印象はともかくとして、悠季がコンマスということを考えても、やはりあの場面では弦メインの曲のが適切なんではないかという気がするのです。
 あと、四分の三拍子でつくるワグナー的な『壮大さ』って、あんましああいう場面と結びつかない気もします。まだマイスタのほうが…いや、マイスタだったらだったで、大笑いしただろうけど…うーん、でもやはり、タンホイザーのあの管がメインテーマのときの弦の対旋律っぽい部分、この場面には合わないよなあ。なんか観念的というか。や、それはそれでいい…のか?ベト7も観念的かもだし…いやしかし…。

 まあそんなわけで、やっぱりタンホイザーにはとりわけ違和感があるのです。でもその違和感が気になって気になって、あまり好きじゃなかった曲なのにむしろ好きになってきました。こういう興味の持ち方はとってもやっかいな気がしますが。



2008年04月10日

CP表記について。

 なんかスゲーたいへん。
 というわけで、メモ帳から。

 CP表記ってとっても大事だよね。

 デスアフロとか。
 だって、ついこないだまでデスアフロ…?デスマスク×アフロディーテ?つながりあったっけ??つーか変な表記wwwとか思ってたら、気付いたら萌えてた。
 あとサガニ。サガニ…サガニ?サガ蟹?サガ×デスマスクかよwわかんないっつーかありえないww、とか思ってたら、気付いたら萌えてた。
 イズタクとか書いてもきっと誰もわからないのだが、泉×託生(でも泉タクじゃ作曲家みたいだもんなあ)なんですが、イズタクってイズミハみたい…泉(おお振りの方のね)カコイイよなあ、とか思ってたら、気付いたら萌えてた。
 リゾアバ。リゾラバみたいwとかいってひとりでもりあがり相方に引かれ、冷静に考えてみてもギャング×警官なのでやっぱり盛り上がってしまったり。

 つまりですな、表記のゴロがいいって、言葉の力があるってことなんだなあ、と思う。うまい略称ができると、言霊のちからでCPもうまくいくのだ。たぶん。

 ということはですよ、総受けっこはどんな接頭略称、にもついていける略称がのぞましいのですよ。
 ○○ミハとかたいがいオッケーでしょ?アベミハ、カノミハ、タジミハ、イズミハ、ハナミハ、ハルミハ、ハマミハ…ほらねー!
 でも三橋と並んで総受けの双璧(あたしの中で)たるタクミは実は結構難しい。章タク三洲タクが超基本なのは、ゴロがいいせいもあるのだと思う。
 真タクとか尚タクとかじゃあ、わかりづらいしいいづらいもんなあ。麻生とか、アサタクじゃわかんないし、かといって圭タクとか言っても麻生のファーストネームなんかあたしだってこないだ知ったばかりなのだ。
 あれだな、たぶんタクミを総受けとか思っているのは、あたしみたいなただれたごく少数の人々で、一般的にはギイタクしかないから、だから○○タクってつくりづらいんだ。逆説的に。

 というふうに、CP略称が先にできて盛り上がったり、CP略称がうまくいかなくて挫折したり、するのです。
 ふしぎ!



2008年03月07日

実写について。

 基本的にはそういうものはすべてナシの方向で、おねがいします。という前提で、それでもぐちぐち書いてしまうのが非常に悪い癖である。

 『愛の言霊』が実写化されたときに、なんか受け攻めある感じで話されてる印象でよく理解できなくて、アレ?『愛の言霊』ってプラトニックていうかそういうのナシだったよね?とくびをかしげたのだが、映画ではどうなったんだろうね。

 タクミくんの映画はいそがしくって見に行けてないのだけれど、もう東京ではやってないみたい。どうしたものか。
 そして城田優はギイに似てると思ったのはうそではないのだが、しかしそういう恰好するとまったくもってDQ…あ、いえ、ギイではないなあ、と、なんかラフな写真見てて思ったりした。でも制服きてるとやっぱりすっごくギイだ。

 あと、こないだの『smart』の表紙が『吸血鬼と愉快な仲間たち』の高塚暁によくにている気がするとどっかで見て思った。
 

 いっそ『吸血鬼』は実写化したらおもしろいかもしれない…というのはしかし、きちんと愛情もってまじめにつくってくれたら、なんだよな。BLって映像化したらおもしろそうな作品いっぱいあるけど、ほんとに面白くなるにはいろいろ難関がありそうだ。



2008年02月22日

攻め志向について。

 全般的なおホモの話をするための新カテゴリをつくりましたということで、色々考えてみよう。あ、変化球はないんで、すべからく直球なんで、ニガテなかたはご注意ください。あと基本自己満足というか自分のための備忘なので、ニガテでないかたも読んで不快になったらすみません。


 というのは、すこしまえに蜂郎さんとマリィさんとなんかとてつもない話をいっぱいしてたときに、クロエは受けよりも攻めが好きなのではないかという推論がでた。
 BLって、受け視点で読むとか、虹だったら好きキャラがほぼ受けになるとかいう話もきくし、勿論あたしもそういう傾向はないでもなくて、タクミ総受けとか三橋総受けとかって大好きなわけなんですが、でもジョルアバの場合はわりとジョルノメインで考えてる(いやアバ総受け志向も実は若干あるんですけどね、ジョルノがとくにすきなので)のでそういうことになったのですが。

 あとこれもマリィさんとメールしてたときだったか、BLを作家の視点から見たときの性の問題についても考えさせられて、すごく単純化してしまうと作家の性が露出してしまうことに関する問題なんだろうけれど、それで気付いたのだがあたしは自分が虹創作するときには基本攻め視点で書きたいみたいなのですよ。今はジョルアバとタクミくんシリーズしか書いてないわけですが、受け視点で書いてるのはほとんどタクミくんの託生受けだけなのです。
 たぶんあたしは基本的に攻め視点で書くほうがすきで、それはあたしの性とはまったく無関係なとこで思考してる(つもりになれる)からなんではないかなという気がする。たぶん受け視点よりも無責任に書けるし、無責任にしか書けない。

 託生受けがなんとか書けるのは、そもそもタクミくんの世界が一種異質であって、あのぶっとんだエクリチュールに癒しとか触発とかをいろいろ求めてテキストを書き始めたようなところもあるので、託生視点というか、託生の要請するエクリチュールが他のキャラとは(勿論あたしのゼロの(誤用ですね)エクリチュールとも)ぜんぜんちがうから、あたしにも書くことがかろうじて可能(ある意味不可能でもあるんだろう)なので、書きたくなるのだろう。
 だから、逆説的に、ギイ=攻め視点のほうが、素で書いてしまえるんだよね。勿論素でというのは、自分をギイ=攻めに投影しているとかそういうことではないのだけれど、思考パターンとかをあんまり悩まずに構築してるというか。

 まあ、根拠なんてないけどね。
 ギイの暗い話を書きつつ、やはり自分は基本根暗なのだなと再確認しつつ、そんなことを考えたり。

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