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2009年02月26日

パランプセストのこと。

 もきー。
 しごとは半分くらい終わったけれど、つまりまだ半分くらい残ってる。
 あと家探しもしてる。

 そんなわけで、間に合うのかしら、と思いつつ新刊に向けて作業中です。

 今書いてる不敬罪(ところでこの言葉はマリィさんに倣っている)のお話は、昔書いた文学者FT(もちろん健全な)の焼き直しなのです。しかしこれがまた今思い返しても顔から火が出るようなトンデモないFT設定なのですが、それをまた書きなおすあたりあたしもどうかしてます。
 しかもそのお話では、帝大教授の漱石+チャイナ服少女の芥川という、トンデモが自乗になるかのような設定だったのでございます。わー。わーわー。
 今回オリジナルなお話を書こうと思ったときに、ひきだしをのぞいたらこのお話が出てきたので、BLとして焼き直すことにしたのですが、もうもうなんというか、トンデモの三乗だ。

 でもそんなわけで、最初はあんましBLぽくない感じで書き始めたのですが、ふとアレ?これ誰が読んでくれるの??こんなトンデモFTあたしだったら読むのごめんだぞ??とハッとして、FTがグダグダなら、せめてしっかりBLにするのが読んでくださる方への礼儀なのでは?とかわけのわからないことを言い出したあたりです、今。

 うん、芥川+漱石とか予告してるけど、J庭で頒布するのだから、失礼のないようにしっかり萌えを装填しなくては。

 ということで、芥川→漱石→子規(故人)な感じにおちつきそうです。

 今、便覧や教科書の作家像を思い出してウヘェと思った方のために、参考画像を。とりあえず小畑絵補正で想像おねがいします。

こころ (集英社文庫) (集英社文庫)地獄変 (集英社文庫) (集英社文庫)


 何でもいいから早く作業に戻るんだ!



2009年02月08日

リンクありがとうございましたv

 そういえば昨日街で、どう控えめに聴いてもピロウズのadviceのサビパクリだよね?というガールポップを聴いたのだけれど…や、ニルヴァーナ→adviceってノリではなく、サビのメロディがそのまんまだったんだけれど。I want to see...のとこから、Everyone told me...のメロまで、そのまんま。もしかして、むしろリメイクかも。あれ誰の歌だったんだろう。

 萌えプレさんの「2008年ボーイズラブ総括記事リンク集&ちょっぴり集計」で、2008上半期・BLコミックベスト102008下半期・BLコミックベスト102008・BL小説ベスト10にリンクしていただきました。ありがとうございました!

 各所のベストを集計してくださっているのが、とっても興味深いのです。
 『明日も愛してる』『きみがいなけりゃ息もできない』は積んでる…どこにいったんだろう…。『きみが』は評価高いみたいね。コミカライズはいまいちだったけれど、原作のが面白いのかな。
 『薔薇色の人生』は何度か手に取ろうとしたけれど、どうしても無理だったんだけれど…なんとかして読みたい…。『交渉人は疑わない』も読むべきなのか…。『デコイ』はすごいね。読んでみたいですね。

 コミックのほうは、大和名瀬はもうちょっとは評価されてもいいんじゃあ…と思いました(笑
 一位になっている『どうしても触れたくない』は違う作家と勘違いしてて読んでなかったので、ぜひ読んでみようと思います。



2009年01月26日

「パランプセスト」

 相変わらず忙しいのです。
 ということで、次回のJ.GARDENで、オリジ?BLの新刊を出しますよ。

 ということで、以下BLかつ不敬につき注意。

 …ご注意は致しましたよ!

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2008年06月10日

黄金聖闘士について。

 忙しいのでメモから。
 マヨイガが更新できないと淋しくて仕方がないのですが、あまりに忙しくてもうにっちもさっちもいきません。
 仕事もたいがいいそがしいですが、そこに修羅場を投入したので、ぜんぶあたしがわるいんです。それでも最後の機会なので、もう一冊…意地でもつくる!マリィさん、道連れにしてごめんなさいぃ。

 そのマリィさんといえば、星矢の二次創作では黄金聖闘士の存在感がスゴイというか、むしろ主人公たちはどっかにおいといて黄金だけに萌えているひとがおおくてね、とか話してたときに、つまり黄金=五部の暗殺チームのようなものか、と問われたことがあった。と思う。
 それで考えてたのだが、むしろ青銅たち=ジョルノで黄金たち=ブチャラティという感じかと思った。黄金は人気があるだけではなく、主役どっちだったっけ?となるくらいの凄みがあるのだ。暗チはむしろスペクターか。スペクター萌えのひとも多いようだし。あたしはラダマンティスは好きだが、冥界編の途中でコミクス読むのをやめちゃったので、あとの人らはよく知らない。

 ていうか、それでなんで星矢を途中で読むのやめたのかやっと思い出したのですよ。
 冥界十二宮編で、主人公たる青銅が全然出てこないのがスゴイというか、そこで大活躍な黄金のようすはやっぱり五部ラスト近辺のブチャラティの活躍っぷりによく似てるのだが、冥界行のあたりの強烈展開のあと、青銅達が主役に戻ってきたときのあんまりの地味さに、ああぁやっぱ最終的には青銅が闘うんだよな、けどアレの後じゃあもう、ちょう地味だな…と、急速に興ざめてしまった、のだったような気がするのです。うん。

 そうしてマリィさんには星矢もののうつくしいおじょうさんがたをご紹介いただいたのだが、ほんとにかわいいおじょうさんたちで驚いた、というのもあるのだけれど、それよりなにより…ジャンルにびっくりしました…星矢ジャンルの多様っぷりにはほんとにしゃっぽを脱ぐ思いです。



2008年05月26日

倫理違反について。

 話は若干前回につづきます。

 ところで星矢については、リアルタイムで見てたときはやおいとかぜんぜん考えずにキグナスカコイイーとかつみのない(当社比)ことを言ってたんですが、そんなクロエが星矢に再燃というかやおい的な意味ではまってしまったのは、某ブログさまのおかげでごさいました。そのブログさまのリアサガがあまりにステキだったのが、今にして思えばすべて(破滅とか)のはじまりだったのでごさいます。しかしリアサガに萌えつつ、カノサガとか他キャラ×サガにはあんまし萌えないので、この時点ではあたしはリアサガオンリーなのかな、とのんきに思っていました。

 平行して、ちょう素敵なデス/シュラアフロサイトさまにめぐりあい、これがまたちょう笑わせて且つ感動させてくれるステキサイトさまだったのですが、やはりここでもデスアフロにはとっても萌えるのですが、シュラアフロには萌えないというか、むしろシュラなぞデスのライバル、と思っていました。

 さて、こうして星矢ヤオイにしだいにそまっていき、サーチとかも利用するようになりますと、順列組み合わせによる無数のCPを知ることになりました。さいしょはリアサガやデスアフロを探索していたのですが、やがてさまざまな化学反応がおこります。
 デスマスク関連のコンテンツを探しているうちに、シュラデスやサガニというのを知り、さいしょはデス受け?ありえないでしょ、とか思っていたのですが、やがてなんかデスが愛されててしあわせそうなのでいいかなと思いはじめました。ていうかそもそも、アフロ関連ではなくデス関連のCPを探していたことがおかしいのです。そしてこれまたアイオリア関連のコンテンツを探しているうちに、なんかシュラリアとかロスリアもいいなあと思い始めました。ていうか、そもそもリアサガってサガリアでもいいかもしれないんです。

 つまりあたしは、デスとかリアとかがすきなんですかね、と。
 しかしそうすると、あたしはすきなCP(デスアフロ、リアサガ)のどちらかといえば攻めキャラ(デス、リア)がすきで、しかしてその攻めキャラが総受け風味というのも、倫理(なんだろう、同人倫理?)的にいかがなものでしょう、と。なんかあたしの嗜好ってわかんねえ、と。

 でも、デスとリアだったら、やっぱりデスリアなんだろうと思います。リアデスよりも。つまり結論として、あたしの最萌えはリアなんですかね…?(自分でもよくわからない。

 結論ていうか、何が言いたいのか自分でもよくわからなくなてきた。



2008年05月22日

タンホイザー序曲について

 フジミオンリーイベント「六月祭」が、今回で終了だそうなのです。一冊くらいフジミ本つくりたかったんだけど、無理っぽいなあ…。一時期、オペラ座の怪人ネタと、オケ大会ネタをかなりまじめに考えていたのですが。

 そんなわけで、ではありませんが、タンホイザーはもちろんフジミの第一話のあれです。いつもちゃかしてしまいますが、多少は真面目に考えてみようと思います。

 あの場面、通称タンホイザー事件、は、あたしは実は小説ではなくドラマCDで初体験という奇妙な体験をした(つまり、あのセリフと悠季一人称の語りを、まさしくタンホイザーをBGMに聞いた)せいもあるのですが、とまれかくまれ『あれはありえない』という感想を初っぱなから抱いており、その印象はもちろん漫画版小説版を読み直したときにもかわらず、今にいたるまで常に『ありえない』としか言えないし、違和感は増す一方なのでございます。タンホイザー。

 しかし一体何がありえないのか。指揮者の確信的な勘違いがありえない?ワーグナーでもワグナーでもなくヴァーグナーなのがありえない?コンマスを犯すのにBGMをかける指揮者の変態ぶりがありえない?それとも選曲がよりにもよってタンホイザーなのがありえない?うん、なんもかもありえないんですけどね。

 それはさておき、やはりあたし的に一番ありえないのは、選曲である気がします。
 その後の桐ノ院圭のキャラ造形を考えると、あそこでワグナーはない気がします。やっぱりのちの展開を考えても、あそこはベト7(この曲が個人的に好きなせいもあるのですけどね)か、せめてベートーベン曲が適切な気がします(それこそ後づけ設定なんでしょうけれど。
 また、タンホイザー自体にもちょっと特殊な曲という印象があるのです。これはどうでもいいことですが、タンホイザー序曲って常にニュルンベルクのマイスタージンガーとごっちゃになって、どっちがどっち、となってしまうのです。そこで二曲の違いを考えていたのですが、タンホイザーは、メインテーマを管が担当してて(たぶん)四分の三拍子(たぶん)なのです。しかし実はこれらの要素って、これまた個人的にですが、変拍子な印象なのです。頭の固い人間なせいか、メインテーマを弦というかバイオリンが弾くのがオーソドックスなクラシック音楽だと感じてしまうのだと思います。しかし個人的な印象はともかくとして、悠季がコンマスということを考えても、やはりあの場面では弦メインの曲のが適切なんではないかという気がするのです。
 あと、四分の三拍子でつくるワグナー的な『壮大さ』って、あんましああいう場面と結びつかない気もします。まだマイスタのほうが…いや、マイスタだったらだったで、大笑いしただろうけど…うーん、でもやはり、タンホイザーのあの管がメインテーマのときの弦の対旋律っぽい部分、この場面には合わないよなあ。なんか観念的というか。や、それはそれでいい…のか?ベト7も観念的かもだし…いやしかし…。

 まあそんなわけで、やっぱりタンホイザーにはとりわけ違和感があるのです。でもその違和感が気になって気になって、あまり好きじゃなかった曲なのにむしろ好きになってきました。こういう興味の持ち方はとってもやっかいな気がしますが。



2008年04月10日

CP表記について。

 なんかスゲーたいへん。
 というわけで、メモ帳から。

 CP表記ってとっても大事だよね。

 デスアフロとか。
 だって、ついこないだまでデスアフロ…?デスマスク×アフロディーテ?つながりあったっけ??つーか変な表記wwwとか思ってたら、気付いたら萌えてた。
 あとサガニ。サガニ…サガニ?サガ蟹?サガ×デスマスクかよwわかんないっつーかありえないww、とか思ってたら、気付いたら萌えてた。
 イズタクとか書いてもきっと誰もわからないのだが、泉×託生(でも泉タクじゃ作曲家みたいだもんなあ)なんですが、イズタクってイズミハみたい…泉(おお振りの方のね)カコイイよなあ、とか思ってたら、気付いたら萌えてた。
 リゾアバ。リゾラバみたいwとかいってひとりでもりあがり相方に引かれ、冷静に考えてみてもギャング×警官なのでやっぱり盛り上がってしまったり。

 つまりですな、表記のゴロがいいって、言葉の力があるってことなんだなあ、と思う。うまい略称ができると、言霊のちからでCPもうまくいくのだ。たぶん。

 ということはですよ、総受けっこはどんな接頭略称、にもついていける略称がのぞましいのですよ。
 ○○ミハとかたいがいオッケーでしょ?アベミハ、カノミハ、タジミハ、イズミハ、ハナミハ、ハルミハ、ハマミハ…ほらねー!
 でも三橋と並んで総受けの双璧(あたしの中で)たるタクミは実は結構難しい。章タク三洲タクが超基本なのは、ゴロがいいせいもあるのだと思う。
 真タクとか尚タクとかじゃあ、わかりづらいしいいづらいもんなあ。麻生とか、アサタクじゃわかんないし、かといって圭タクとか言っても麻生のファーストネームなんかあたしだってこないだ知ったばかりなのだ。
 あれだな、たぶんタクミを総受けとか思っているのは、あたしみたいなただれたごく少数の人々で、一般的にはギイタクしかないから、だから○○タクってつくりづらいんだ。逆説的に。

 というふうに、CP略称が先にできて盛り上がったり、CP略称がうまくいかなくて挫折したり、するのです。
 ふしぎ!



2008年03月07日

実写について。

 基本的にはそういうものはすべてナシの方向で、おねがいします。という前提で、それでもぐちぐち書いてしまうのが非常に悪い癖である。

 『愛の言霊』が実写化されたときに、なんか受け攻めある感じで話されてる印象でよく理解できなくて、アレ?『愛の言霊』ってプラトニックていうかそういうのナシだったよね?とくびをかしげたのだが、映画ではどうなったんだろうね。

 タクミくんの映画はいそがしくって見に行けてないのだけれど、もう東京ではやってないみたい。どうしたものか。
 そして城田優はギイに似てると思ったのはうそではないのだが、しかしそういう恰好するとまったくもってDQ…あ、いえ、ギイではないなあ、と、なんかラフな写真見てて思ったりした。でも制服きてるとやっぱりすっごくギイだ。

 あと、こないだの『smart』の表紙が『吸血鬼と愉快な仲間たち』の高塚暁によくにている気がするとどっかで見て思った。
 

 いっそ『吸血鬼』は実写化したらおもしろいかもしれない…というのはしかし、きちんと愛情もってまじめにつくってくれたら、なんだよな。BLって映像化したらおもしろそうな作品いっぱいあるけど、ほんとに面白くなるにはいろいろ難関がありそうだ。



2008年02月22日

攻め志向について。

 全般的なおホモの話をするための新カテゴリをつくりましたということで、色々考えてみよう。あ、変化球はないんで、すべからく直球なんで、ニガテなかたはご注意ください。あと基本自己満足というか自分のための備忘なので、ニガテでないかたも読んで不快になったらすみません。


 というのは、すこしまえに蜂郎さんとマリィさんとなんかとてつもない話をいっぱいしてたときに、クロエは受けよりも攻めが好きなのではないかという推論がでた。
 BLって、受け視点で読むとか、虹だったら好きキャラがほぼ受けになるとかいう話もきくし、勿論あたしもそういう傾向はないでもなくて、タクミ総受けとか三橋総受けとかって大好きなわけなんですが、でもジョルアバの場合はわりとジョルノメインで考えてる(いやアバ総受け志向も実は若干あるんですけどね、ジョルノがとくにすきなので)のでそういうことになったのですが。

 あとこれもマリィさんとメールしてたときだったか、BLを作家の視点から見たときの性の問題についても考えさせられて、すごく単純化してしまうと作家の性が露出してしまうことに関する問題なんだろうけれど、それで気付いたのだがあたしは自分が虹創作するときには基本攻め視点で書きたいみたいなのですよ。今はジョルアバとタクミくんシリーズしか書いてないわけですが、受け視点で書いてるのはほとんどタクミくんの託生受けだけなのです。
 たぶんあたしは基本的に攻め視点で書くほうがすきで、それはあたしの性とはまったく無関係なとこで思考してる(つもりになれる)からなんではないかなという気がする。たぶん受け視点よりも無責任に書けるし、無責任にしか書けない。

 託生受けがなんとか書けるのは、そもそもタクミくんの世界が一種異質であって、あのぶっとんだエクリチュールに癒しとか触発とかをいろいろ求めてテキストを書き始めたようなところもあるので、託生視点というか、託生の要請するエクリチュールが他のキャラとは(勿論あたしのゼロの(誤用ですね)エクリチュールとも)ぜんぜんちがうから、あたしにも書くことがかろうじて可能(ある意味不可能でもあるんだろう)なので、書きたくなるのだろう。
 だから、逆説的に、ギイ=攻め視点のほうが、素で書いてしまえるんだよね。勿論素でというのは、自分をギイ=攻めに投影しているとかそういうことではないのだけれど、思考パターンとかをあんまり悩まずに構築してるというか。

 まあ、根拠なんてないけどね。
 ギイの暗い話を書きつつ、やはり自分は基本根暗なのだなと再確認しつつ、そんなことを考えたり。

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